秋から春にかけてのキャンプは最高。
逃れようのない暑さがなく、虫の心配もないためです。
ウイスキーと一緒に過ごすキャンプで、マイペースに過ごすゆっくりとした時間を楽しむ方法を紹介します。
時計を見る必要もない、普段の慌ただしさを忘れさせてくれる空間でのんびりと過ごしてみてください。
キャンプ×ウイスキーの魅力とは?
キャンプに持って行くお酒はビールや焼酎、缶チューハイなど様々です。
しかしウイスキーには他のお酒にはない魅力が満載。
ウイスキー×キャンプならではの3つの魅力を紹介します。
魅力1.ウイスキーで持ち物減らしてお手軽キャンプ
車がキャンプサイトに乗り入れできないキャンプ場もあり、荷物が多ければ運ぶのが大変。
都内から徒歩でキャンプ場を目指す方にとってはなおさらです。
しかしウイスキーなら持ち物を減らせます。
ウイスキーは飲み物としてはもちろん、お肉を柔らかくするためにも使えますし、香りづけの調味料としても使えます。
ウイスキーは1本で3役こなせるため、キャンプに持って行くのにぴったりです。
魅力2.ウイスキーはキャンプの雰囲気をおしゃれに
SNSや動画サイトでは、おしゃれにキャンプを楽しむ様子がたくさん投稿されています。
しかし、キャンプ初心者にとっては道具を揃えるだけで精一杯。
おしゃれな雰囲気を演出するグッズを揃えるのはとても大変です。
そこで活躍するのがウイスキー。
テーブルの上にウイスキーとグラスを置くだけで雰囲気がおしゃれになります。
魅力3.冬キャンプもウイスキーで内側から温まる
夏のように不快な思いをさせる虫がいない反面、寒いのが秋・冬・春キャンプのネック。
ウイスキーは度数が高く、ストレートで飲むと喉がジリジリと焼けるような感覚を覚えます。
ロシア北部のアル中で手が震えているおじいちゃんのごとく飲むわけではありませんが、アルコール度数が高いウイスキーは体を内側から温めてくれます。
焚き火を楽しみながらウイスキーを飲んでいると、羽織っていたアウターを脱ぎたくなるほどに温まりますよ。
キャンプ×ウイスキーに必要な道具を紹介
筆者はキャンプ好きですので、テント・タープ・ハンモック・焚き火台・ローチェアなど様々な道具を持っています。
しかし、初心者のうちは必要最低限でキャンプに行っていました。
理由は簡単、全部を一度に揃えようとすると膨大なコストが必要なため。
初心者が揃えるべきキャンプ道具を紹介します。
ギア1.リーズナブルさと性能を兼ね備えた「テント」
フライシート(アウターカバー)とインナーテントに分かれていて、早朝の結露や突然の雨から守ってくれるソロ用テントです。
価格は高めですが、フライシートが付属しているのが大きなポイント。
ウイスキーと共に素敵な一夜を過ごせても、フライシートがなければ、早朝の結露でテント内が水浸しになっては雰囲気が台無し。
気持ちのいい朝を迎え、温かいコーヒーを楽しむためにも、テント選びは慎重にしましょう。
ギア2.コンパクトで運びやすい「チェア・テーブル」
チェアとテーブルがセットになり、コンパクトに収納できるため保管場所選びも簡単。
テーブルがソフトタイプで安定性に欠けるのがネックですが、キャンプ初心者のうちは十分です。
ハードタイプの焚き火台は、キャンプに何度も通うようになってからでも間に合います。
最初からハードタイプが欲しい方には、ユニフレームの焚き火テーブルがおすすめ。
軽量かつ設営簡単で、筆者も愛用中です。
ギア3.倒れにくく安全な「焚き火台」
コンパクトに折りたためる焚き火台は、安定性と使い勝手の良さがポイント。
上記の焚き火台は、売っている薪をそのまま使える使い勝手の良さと安定性の高さを両立しています。
側面に支柱がついており、鉄串にお肉や野菜を刺せばバーベキューも簡単にできます。
ケトルでお湯を沸かしたり、フライパンで調理したりできるのでおすすめです。
キャンプにおすすめ!美味しいウイスキーを紹介
筆者がキャンプに持って行くウイスキーは以下の通りです。
・穏やかな味わいが特徴のアイリッシュウイスキー
スモーキーな香りは焚き火との相性が良く、穏やかな味わいはアイリッシュ・コーヒーを楽しむのにぴったり。
筆者がキャンプによく持って行く、キャンプと相性抜群のウイスキーを紹介します。
設営前の1杯に最適!キャンプ飲みのスタート「ジョニーウォーカー ブラックラベル」
お手軽キャンプつまみと相性抜群!程よくスモーキー「ボウモア No.1」
キャンプでコーヒーと一緒に楽しむ「タラモアデュー」
ボトルデザインがキャンプで映える「ビッグピート」
キャンプの焚き火に負けないスモーキーさ「カリラ 12年」
ウイスキー1.設営前の1杯に最適!キャンプ飲みのスタート「ジョニーウォーカー ブラックラベル」
ジョニ黒とも呼ばれ、世界で最も売れている定番スコッチウイスキーです。
おすすめの飲み方はハイボール。
テントやタープ、テーブルなどの設営前にチェアだけを出して、まずは1杯楽しみましょう。
ふわりと香るスモーキーな香りと深みのある味わいは、キャンプ飲みのスタートを知らせてくれます。
オークションサイトやフリマサイトで販売されている「オールドボトル」を持って行くのもいいですね。
最低でも20年以上前に販売されたウイスキーをオールドボトルといい、角が取れたまろやかな味わいが特徴です。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
ウイスキー2.お手軽キャンプつまみと相性抜群!程よくスモーキー「ボウモア No.1」
キャンプの設営が完了した後に、簡単なおつまみと一緒に楽しむのに最適。
キャンプ場に向かう途中のコンビニで仕入れたおつまみで十分楽しめます。
スモーキーさと潮の風味が織り成すバランスのいい味わいは最強の癒し。
筆者はボウモア No.1を飲みながら、大自然の景色を眺めたり本を読んだりして過ごします。
ウイスキー3.キャンプでコーヒーと一緒に楽しむ「タラモアデュー」
ウイスキーばかり飲んでいると、早々に酔いが回ってしまいますのでコーヒーでひと休みしましょう。
ドリップコーヒーをカップにセットして、お湯をかけてじっくり蒸らします。
コーヒーが淹れ終わったらタラモアデューをキャップ1杯注ぎましょう。
タラモアデューが持つ大麦麦芽の芳醇な香りと、コーヒーの香りが混じり合い、ちょっと大人な味わいに。
酔いが覚めきらないうちにお昼寝をすれば設営の疲れも吹き飛びます。
ウイスキー4.ボトルデザインがキャンプで映える「ビッグピート」
日が落ちてきたら焚き火の準備です。
焚き火台をセットして、燃えやすいように薪をセットします。
焚き火の準備をすすめながら飲むのに最適なのはビッグピート。
スモーキーさと若干の土臭さがあり、ドライな味わいで作業がはかどります。
焚き火の準備が整ったら、ひと休みしながら撮影タイム。
一風変わったデザインのボトルと自然の風景は絵になりますし、SNSでもきっと映えます。
ウイスキー5.キャンプの焚き火に負けないスモーキーさ「カリラ 12年」
ビッグピートと同じようにスモーキーですが、カリラのほうが飲み口がまろやか。
焚き火を見つめながら、キャンプ飯と一緒に味わうウイスキーにぴったり。
肉料理や魚料理、食後のリラックスタイムまで長く楽しめます。
自宅で飲むとスモーキーさが強烈に感じられますが、焚き火の煙たさとのバランス感が程よいのが魅力。
グラスを傾け、唇についたカリラをなめとるようなイメージで飲んでみてください。
アルコールの刺激が少なく、スモーキーさの影にある甘みを堪能できます。
キャンプ場で時間を持て余す!?ウイスキー以外の時間の過ごし方とは
キャンプ場で時間を持て余してしまう方は、意外に多くいらっしゃいます。
日頃の忙しさに慣れてしまっていて、空いた時間の過ごし方がわからないためです。
「ゆっくりと過ごしたいのにどうしたらいいかわからない」と感じた方にキャンプ場での過ごし方を紹介します。
キャンプ場での過ごし方1.ウイスキーを早めに飲んでお昼寝
昼からウイスキーを飲んで、程よく酔いが回ったところでお昼寝。
日常では経験できない最高の贅沢です。
お昼寝をしておけば、夜は眠気に襲われにくく、焚き火を長く楽しめます。
キャンプ場で、お昼寝をより快適にするポイントは銀マット。
地面からの冷気を遮断して、ぬくぬくとお昼寝ができます。
キャンプ場での過ごし方2.ウイスキー片手に本を楽しむ
日中の時間帯なら本を読んで過ごしてみましょう。
本に親しみのない方でも、キャンプ場で本を読み始めると夢中になるから不思議。
長編を読むのに自身がない方には「5分後に意外な結末シリーズ」がおすすめ。
短編集となっていて、1話につき5分で読み終える手軽さと、まさかと思える意外性のあるストーリーが魅力。
「キャンプ場で、のんびりと本を読んで過ごしたい」と感じた方には「お探し物は図書館で」を読んでみてください。
短編集で1話を読み終えるまでの時間は30~45分程度。
それぞれの主人公が図書館の司書がすすめる本によって、人生の悩み解決の糸口を見つけて道を進んでいく様子に夢中になります。
ウイスキー片手に、ぜひ楽しんでみてください。
キャンプ場での過ごし方3.焚き火を眺めて「無」を楽しむ
日が落ちて辺りが暗くなれば焚き火タイム。
焚き火を見ながらぼーっとしてみてください。
何も考えず、ひたすら焚き火を見つめるうちに、気付けば1時間以上経っていることも。
筆者は焚き火を2時間近く見ていた経験もあります。
焚き火を見つめ続けた後は、とても穏やかな気持ちになり、焚き火の「1/fゆらぎ」による癒し効果を実感できます。
キャンプ×ウイスキーで過ごす時間は癒し効果抜群
キャンプ×ウイスキーは、いつも忙しい時間を過ごす自分への最高のご褒美です。
普段の生活にはない、ゆったりとした時間を過ごせば、穏やかな気持ちになれます。
まずは簡単な道具を揃えて、キャンプとウイスキーを楽しんでみてください。