寒い外から帰宅したら、温かい飲み物が恋しくなるもの。
ホット系のお酒には血管拡張作用があって、冷え切った体を内側から温めるのに効果的です。
しかし、ホットで楽しめるお酒は様々で、どのお酒を選んでいいのか悩んでしまうことも。
今回はお酒の種類別にホット向けな逸品を紹介します。
寒い日を過ごした夜の一杯にどうぞ。
熱燗におすすめ!美味しい日本酒3選
平安時代から楽しまれている熱燗。
寒い季節に飲むお酒と言えば、ホカホカと湯気の立ち上る徳利とおちょこをイメージする方も多いのではないでしょうか。
初心者におすすめの熱燗向け日本酒を紹介します。
日本酒1.コスパ良好&熱燗でバランス感が光る「爛漫パック」
1升(1,800ml)入りで1,000円台とコスパ抜群の日本酒です。
最も大きな特徴は、冷やでも熱燗でも楽しめるバランスのいい味わい。
冷やではすっきりとした後味を楽しみやすく、熱燗にするとお米の豊かな風味を楽しめます。
コスパが良く、選ぶおつまみの幅が広いのもポイント。
安いおつまみを探さずとも、コンビニのプレミアム系おつまみを選べます。
料理酒としても活躍する1本ですので、常備しておいて損はありません。
日本酒2.熱燗で乳酸菌系の旨味炸裂「風の森 無濾過生原酒」
熱燗における最大のネック、日本酒独特のモタつくような甘みが苦手な方にぴったり。
フルーティさを感じられる味わいは、おつまみなしの熱燗だけでも楽しめるほどの飲みやすさ。
筆者も「これほどまでにライトな味わいの熱燗があるんだ」と日本酒の奥深さを思い知らされた逸品です。
おつまみは、いぶりがっこやきゅうりの浅漬けがよく合います。
無濾過ならではの、とろみを帯びた口当たりと共にフルーティな味わいをお楽しみください。
日本酒3.クセがなく初心者にぴったり「黒牛 純米酒」
調和のとれた味わいのポイントは酸味。
お米の甘みと程よい酸味がベストなバランスを醸す、お酒初心者にはぜひ一度試して頂きたい逸品です。
最初は日本酒を55度くらいに温め、おちょこでちびちび味わいましょう。
温度が下がるにつれて、日本酒の風味が少しずつ変わってきます。
自分のベストな温度が見つかれば、より楽しみやすくなるのがポイント。
100均の温度計でも構いませんので、温度を測りながら飲んでみるのがおすすめです。
お湯割りにおすすめ!うまい焼酎3選
「温かいお酒を飲みたいけれど、すっきりとした風味が好き」という方には焼酎のお湯割りがおすすめ。
焼酎は蒸留酒の1種で、すっきりとした後味が特徴なためです。
お湯割りにぴったりな焼酎を紹介します。
焼酎1.お湯割り専用芋焼酎「紅とんぼ」
芋焼酎の本場、鹿児島県で製造されるお湯割り用の芋焼酎です。
ロックやストレートでも楽しめますが、芋の風味が増長されるお湯割りが美味しい1品。
「ふー…ふー…」と冷ましながら飲むと芋の甘い香りが立ちこめて、いやがおうでも癒されてしまいます。
最強タッグと言えるおつまみはチーズ。
本格的なチーズでなく、手軽なベビーチーズで十分楽しめるのが嬉しいところ。
コスパ良く、いくらでも焼酎を楽しめます。
焼酎2.お湯割りがコスパ良く飲める「いいちこパック」
麦焼酎らしい軽やかかつクセのない味わい。
いいちこはお湯割りにすると、麦由来の甘みが引き立ちます。
ストレート・ロック・お湯割りと、気分に合わせて飲み方を変えられる万能さは、下町のナポレオンにふさわしい汎用性。
会社からの帰り道、おつまみを買いにお店に寄るのが面倒に感じても大丈夫です。
いいちこはクセがなく、どんなおつまみでも合うため、自宅にあるお漬物やスープで手軽に楽しめます。
麦の芳醇な香りと豊かな甘みをご堪能ください。
焼酎3.フルーティさがお湯割りで際立つ「博多の華」
すっきりとした味わいが特徴ですが、お湯割りにすると隠れていた華やかな香りがグッと際立ちます。
ペットボトル入りの大容量焼酎とは思えない、品格をまとっているような香りを楽しめるのは製造元のこだわりのおかげ。
厳選された大麦を使用し、伝統の技にこだわった製法によって、華やかな香りと大麦の旨味が閉じ込められています。
筆者は最初に「こんなに本格的な焼酎なのに、なぜペットボトル入り?」と疑問に感じました。
しかし飲み進めるとよく分かります。
華やかな香りは飲み飽きず、長時間飲み続けられてしまいます。
コスパの良さとプレミアムな味わいを両立させた麦焼酎。
きっと、家飲みで大活躍してくれます。
ホットワインにおすすめ!温まるワイン3選
おしゃれな雰囲気を楽しみたい時はワインがベスト。
ぶどうの芳醇な味わいと一緒に、自宅がレストランになったかのような感覚を楽しめます。
ホット用のワインを紹介します。
甘い香りが漂うホットワイン「シュミットゾーネ グリューワイン」
アウトドア向けホットワイン「ハニー・レモン・ジンジャー」
飲みやすさピカイチのホットワイン「ニッカ アップルワイン」
ワイン1.甘い香りが漂うホットワイン「シュミットゾーネ グリューワイン」
ワインを温めるだけで楽しめる初心者向けホットワインです。
バニラやシロップのような甘みに、オレンジに似た柑橘系の酸味が加わり、カシス系のドリンクを飲んでいるような感覚。
ドイツ産のホットワインなので、おつまみはハーブの効いたソーセージがおすすめ。
甘い味わいとハーブの相性が良く、あっという間に1本空いてしまいます。
ラストには冷たいバニラアイスを用意しておいてください。
ホットワインをかけるだけで、シメのデザート完成です。
大人限定、病みつき間違いなしの甘いひと時をお過ごしください。
ワイン2.アウトドア向けホットワイン「ハニー・レモン・ジンジャー」
ハニー×ジンジャーで体を内側から温めてくれます。
せっかくならキャンプで楽しんでみましょう。
焚き火で暖を取りながら楽しむホットワインは格別の美味しさ。
1~2杯飲んでいるうち、体がポカポカしてきます。
大自然の中でしか楽しめない澄み切った星空を眺め、ホットワインを楽しめば身も心もリフレッシュ。
非日常空間を目いっぱい楽しめます。
ワイン3.飲みやすさピカイチのホットワイン「ニッカ アップルワイン」
原料が果実のブランデーに国産りんごを加えた甘口ホットワインです。
ホットワインのほか、ジンジャー割りでも楽しめるのがポイント。
乾杯はジンジャー割り、食後はゆったりとホットワインを楽しめます。
甘い余韻が長く楽しめるのは、製造元がウイスキーメーカーでもあるニッカだからこそ。
飲み込んだ後は目をつむって余韻に浸りましょう。
時計の進みが遅くなったような、のんびりとした時間を楽しめます。
ホットウイスキーにおすすめ!飲みやすいウイスキー3選
アダルティで暖かい夜を過ごしたい方におすすめなのがウイスキー。
おつまみとウイスキー、グラスと一緒におつまみをテーブルにセットすれば雰囲気ばっちり。
ホットウイスキーにぴったりの銘柄を紹介します。
芳醇な香りをホットウイスキーで「サントリー 山崎」
スモーキーなホットウイスキー「ジョニーウォーカー ブラックラベル」
甘い味わいが人気のホットウイスキー「バッファロートレース」
ウイスキー1.芳醇な香りをホットウイスキーで「サントリー 山崎」
口当たりがまろやかで、奥行のある風味とわずかに甘い味わいが特徴です。
香りと味わいがしっかりしており、紙巻きタバコをたしなむ方にもぴったり。
おつまみはチーズとナッツの盛り合わせが好相性。
調理の手間がなく、盛り付けるだけなので手軽です。
人気が高く手に入りにくいのがネックですが、ハイボールでも楽しめるため初心者におすすめです。
ウイスキー2.スモーキーなホットウイスキー「ジョニーウォーカー ブラックラベル」
世界で最も売れているスコッチウイスキーです。
40種類ものウイスキーがブレンドされており、ホットウイスキーにすると複雑な風味を楽しみやすくなります。
最初に感じるのはスモーキーさ。
後から押し寄せるのは、わずかな苦味と甘み、柑橘系を思わせるフルーティな香り。
12年以上もの年月をかけて造られた奥行きのある味わいですが、コスパは良好です。
ウイスキーとお湯の比率は1:2を目安に自分好みの濃さを探りましょう。
濃さの調整は試飲とお湯を足す作業の繰り返しで単純。
無心でできる単純作業が、日々の疲れを癒してくれます。
ウイスキー3.甘い味わいが人気のホットウイスキー「バッファロートレース」
「ウイスキーってこんなに甘いんだ」と驚くウイスキーです。
甘さの理由は熟成に使う樽にあります。
内側が真っ黒になるほどに焦がしたアメリカンオーク材の樽は、ウイスキーの熟成がすすむにつれて、バニラやキャラメルのような甘みを付与。
自然に加わる甘みですので「甘すぎる」と感じずに、いつまでも飲み続けられます。
デザートと一緒に楽しむにはコーヒー×ウイスキーがおすすめ。
コーヒーにティースプーン1杯のウイスキーを垂らすと、それぞれの風味が際立ちます。
甘く、温かい夜をお過ごしください。
ホット系のお酒で温まる&癒しの時間を過ごそう♪
ホットに似合う日本酒・焼酎・ワイン・ウイスキーを紹介しました。
寒い季節に飲むホット系のお酒は格別。
アルコールと温もりでダブルのリラックス効果に期待できます。
様々な悩みやストレスを抱えがちな自分に、たまにはお酒というご褒美をどうぞ。
きっと「飲んでよかった」と思える癒しの時間を過ごせます。