皆さんは今年のお正月、お餅をどのくらい食べられましたか?お餅つきはされましたか?
お正月が過ぎても、お鍋に入れたりぜんざいにしたりと、寒い間は活躍の機会が多いですよね。
そこで今回は、WEBで買えるちょっと変わったお餅や、様々なお餅料理とそれに合わせたいお酒をご紹介します。
お餅の形
お餅の形には、一般的に四角と丸がありますよね。
日本の東側と西側で形が異なり、その境目は岐阜県の関ケ原辺りと言われています。
私は中国地方の出身なので、お餅は丸いものだと思っていました。
今は京都に住んでおり、お雑煮は白味噌ベースに丸餅です。
しかし、以前東京に住んでいた際、地域のお餅つきに参加した時に驚いたんです。
ついたお餅を平らにのばし、それを包丁で切り分け四角に。
関東のお餅は四角なんだと。
関ケ原より東の都道県は角餅、西の府県は丸餅が一般的です。
境界線上にあたる、岐阜、石川、福井、三重、和歌山では、角・丸双方が食べられているところもあるのだとか。
一風変わったお餅たち
形だけでなく、様々な材料や調理法のお餅を手に入れることができます。
ゆず切り餅
「伊丹米 ゆず切り餅 杵つき餅」は、香り豊かな高知県産の柚子皮をブレンドしたお餅。
味噌や醤油ベースのお雑煮との相性はもちろんバッチリ。
大根おろしやぽん酢をかけてもおいしくいただけます。
とち餅
「栃の実」をご存じですか?
栃の実は栃の木になる実の中の厚い果皮の中にある種子のことです。
見た目は栗そっくり。
しかし味はまったく違い、茹でてもすぐには食べられません。
栃の実にはサポニンやアロイン、タンニン(ポリフェノールの一種)が多く含まれますが、強いあくがあり、あく抜き作業をしないと渋みや苦みでとても食べられたものではありません。
しかし、お餅や焼菓子に加工されるとナッツのような香ばしい味わいを醸し出し、クセになるおいしさです。
古代米入り
「佐渡の古代米入り玄米餅」は、黒米をたっぷり入れてついたお餅です。
滑らかなお餅の中に黒米の粒粒が感じられ、食べごたえがあります。
また、黒米にはブルーベリーと同程度のポリフェノール(アントシアニン、タンニン)や白米の約7倍の食物繊維が含まれており、健康にもうれしいお餅です。
いなりもち
次のお餅はちょっと変わった「いなりもち」です。
甘辛い京揚げとお餅がセットになっているんです!
いなり寿司ならぬいなりもちですね。
京揚げの中にお餅を入れてレンジで温めるだけで食べられるのもうれしいですね。
非常食としてのお餅
最後は「非常食 IZAMESHI(イザメシ) 黒みつきなこ餅」です。
こちらは、非常食用のお餅です。
もどし水がついているので、お水がない場所でもその場で乾燥餅を戻し、柔らかくなったらきなこと黒みつをかけて食べられる優れモノ!
いざと言う時に、またアウトドアシーンでも便利に使えそうですね。
様々なお餅料理のレシピとそれに合わせたいお酒
では次に、お餅のレシピとそれに合わせたいお酒をご紹介していきましょう!
①磯辺巻き
まずは王道です。
お餅に砂糖しょうゆをたっぷりとからめ、のりで巻く磯辺巻きは後を引くおいしさですよね。
こちら合わせたいのは、「田酒 特別純米酒」です。
お米でできているお餅にはやはりお米でできている日本酒を合わせたいもの。
青森市内唯一の酒蔵で、昔ながらの完全な手造りによる純米酒を造り、一貫した本物の酒造りに徹している1878年創業の西田酒造のお酒です。
青森県産酒造好適米「華吹雪」を使用した地酒の銘品で、辛口ながらコクがあり、飲み飽きしないすっきりした味。
爽やかでスッキリした味わいでありつつ、米の旨みが生きているので、お餅のお米のおいしさとバッチリシンクロしてくれます。
②もちグラタン
次は、マカロニの代わりにお餅を使うもちグラタンです。
コク深いホワイトソースの中でアツアツのお餅とチーズがとろ〜りと伸びてたまらない美味しさ!
明太子やキムチなど、好きな材料をトッピングするとまた違った味わいが発見できます。
こちらに合わせたいのは、「アリウェン・シャルドネ・レゼルヴァ 2018」です。
造り手であるウンドラーガは、1885年フランシスコ・ウンドラーガ氏により、マイポ・ヴァレーの中心地に設立された、チリ最古のワイナリー。
チリでも古くからプレミアムワインを生産している為、1960年代にはベルギー国王夫妻や、イスラエルの首相、そして、人類初の月面着陸に成功したアメリカのアームストロング船長もウンドラーガのワイナリーに訪れているのだとか。
銘醸産地クリコ・ヴァレーとマイポ・ヴァレー産のシャルドネを組み合わせ、樽熟成した濃密シャルドネは、白桃、バニラ、バターなどレゼルヴァ・クラスならではの濃厚な果実味と樽由来のアタックが豊か。
ボリューミーな果実の風味と熟成した樽の香りがチーズやクリームにぴったりで、特に、少しチーズが焦げた部分を食べたあとにワインを口に含むのが最高!
チーズ、ミルクの甘みとコクがあるホワイトソース、おもちのおいしさをワインの酸味と果実味が引き立ててくれます。
まだまだ続く寒い日々。
あったかいお餅とお酒のペアリングを楽しんでみてはいかがでしょう。