大根の美味しい季節ですね。
おでんにふろふき大根、大根サラダなど、大根の素材のおいしさを活かしたお料理はお酒にもぴったり!
今回は、全国の色々なご当地大根をご紹介。
そしてその大根を使った大根料理やそれらと相性抜群のお酒をお伝えしていきます。
全国のご当地大根①姉崎だいこん
姉崎だいこんは、千葉県市原市姉崎地区などで生産されているブランド大根です。
最近メディアで取り上げられることも多く、注目度上昇中なんです。
姉崎地区は寒さが厳しい地域のため、大根自身が凍ってしまわないよう、糖度が増し甘味を甘みを蓄える特徴があるのだとか。
姉崎だいこんは、農作物の生育に適した黒ボク土の畑で育ちます。
秋は少し辛みがありますが、冬の霜に耐え甘みを増す時期は、甘み豊かでとみずみずしさがあり、煮崩れしない人気の高い大根です。
そんな姉崎だいこんを使ったおろしソース付のハンバーグ「千葉市原の姉崎だいこんおろしソースハンバーグ」も登場しています。
パティは岩手県産の鶏肉を100%使い、大根も混ぜ込まれ、ふわっとやさしい口当たりに仕上がっています。まさに大根を味わうためのハンバーグですね。
こちらに合わせたいのは、「千葉のめぐ実 梨スパークリングワイン」です。
鶏ひき肉の旨みが感じられつつも、大根おろしでみずみずしくさっぱりといただけるので、白ワインにも赤ワインにも好相性です。
マンズワインが造るこちらには、千葉県鎌ヶ谷産の豊水梨を100%使用。
和梨の優しい甘さと酸味、みずみずしさを感じられるワインで、和梨がやさしくふわりと香ります。
豊水梨の酸味とボリューム感が口いっぱいに広がる、爽やかでさっぱりとしたのどごしが魅力の美味しさです。
全国のご当地大根②聖護院大根
聖護院だいこんは、九条ねぎや加茂なすなどに並ぶ、伝統的な京野菜のひとつで、ブランド京野菜京都の伝統的野菜に認定されています。
京都の南部にある”淀(よど)”でも栽培されることから「淀大根」や「淀丸大根」とも呼ばれています。
江戸時代の後期に、金戒光明寺に奉納された尾張の国の長大根がとても立派で、当時聖護院(京都市)に住む農家がこの長大根をもらい栽培したのがその始まりなのだとか。
当時の京都の土地は、耕土が浅く、深く根を深く張れなかったため、太くて短い大根に変化していき、特徴的な丸形の「聖護院大根」になったといわれています。
聖護院大根は、青首大根と比べてとてもやわらかく、それでいて煮くずれをしない特徴があります。
大根特有のにおいや辛みが少なく甘みがあるため、煮るのに適した大根です。
また、さっぱりと楽しむなら、千枚漬けもGooです。
そして、千枚漬けに合わせるなら、ビールとのペアリングがおすすめです。
千枚漬けは甘酸っぱさが特徴的な漬物で、昆布が一緒に入っていて、トロミが非常に効いていることも。
千枚漬けにはない苦味の要素をビールが補ってくれ、非常にバランスのとれた味わいに変化します。
同じく京都生まれの「黄桜 悪魔のビール アメリカンブラックエール」がぴったりです。
「悪魔たちも美味しすぎてついつい飲みすぎてしまう」がコンセプトの、赤と黒の2種類のクラフトビール。
柑橘系の爽やかな香りが感じられる濃色系エールです。
アメリカンスタイルなのでホップ強めで割としっかり目の心地よい苦みが感じられます。
ビターチョコレートのような麦芽の香ばしさと、すっきりとした苦みでバランスの取れた味わいです。
全国のご当地大根③三浦大根
最後は三浦大根です。
三浦大根は、神奈川県の三浦半島で作られてきた白首系大根。
白首大根には三浦大根のほかに、練馬大根、美濃早生大根、大蔵大根があり、青首大根と比較して、辛みが強いのが特徴です。
肉質は全体に緻密で、首近くはやや硬く締まっており、かりっとした歯ごたえがあります。
首下から先端にかけては水分が多く柔らかい食感あり、先の方はやや辛味が強めです。
食感が軟らかいのですが、煮崩れし辛く味も染みやすいので、おでんなどの煮物に適しています。
おでんと合わせるなら、おでんの出汁には醤油やみりん、酒、塩が入っているため、旨味のある焼酎がぴったり。
「だいこん焼酎 三浦」のお湯割りをおすすめします。
三浦大根から作られた焼酎で、瑞々しく自然な甘さと独特の苦み・辛みの調和が絶妙です。
大根おろしのような香りがあり、大根特有のみずみずしい甘さと旨味が舌先に広がります。
焼酎の甘み・旨味がおでんのコクを深め、より美味しく食べることができます。
大根はカロリーや糖質が低く、食物繊維も含まれているので便秘改善効果が期待できます。
また、ビタミンCのコラーゲン合成による美肌効果や、カリウムによるむくみ解消作用など、特に女性にとってうれしい効果も期待できます。
調理方法も工夫しながら、栄養満点の大根をたくさん食べて、元気に冬を乗り切りましょう!