キャンプに行く前に炭酸水を水筒に入れておけば、手軽かつ少ない荷物でキャンプを楽しめます。
今回は、キャンプにおすすめの炭酸水対応水筒を紹介します。
炭酸水に対応した水筒で荷物を減らせば、ザックに入れるお気に入りのギア選びにも幅がでますよ。
通常の水筒に炭酸水を入れてはダメ?炭酸水対応水筒との違いとは
炭酸水に対応していない水筒に炭酸水を入れた時のリスクの大きさをご存知でしょうか。
炭酸水に対応していない水筒に炭酸水を入れた結果、重大な事故につながるケースもあります。
炭酸水に対応している水筒を使う必要性について紹介します。
1.破裂するリスクがある
炭酸に対応していない水筒に炭酸水をいれると、栓の破損や水筒の破裂などのリスクがあります。
炭酸によって、水筒内の圧力が高まり、行き場を失った力が暴走してしまうためです。
キャンプには移動がつきものですし、移動時は炭酸水を入れた水筒もゆれます。
炭酸水に対応している水筒の中には、栓の部分にガス抜き穴がついている製品があります。
異常なまでに圧力が高まると、ガス抜き穴のバルブがゆるみ、自然に圧力を抜いてくれる仕組みです。
炭酸水対応の水筒は、安全にキャンプを楽しむための工夫が施されています。
2.金属の成分が炭酸水に溶け出す
炭酸水は酸性ですから、金属を溶かしてしまいます。
溶けた金属が体内に入ると、金属アレルギーを引き起こすリスクが高まります。
そのため炭酸水対応の水筒には、溶けにくいとされるチタンや、溶ける心配のないプラスチック素材が使用されています。
万が一、山奥のキャンプ場でアナフィラキシーショックのような強いアレルギー症状を引き起こしたら大変です。
キャンプで九死に一生の経験をしないよう、水筒に使用されている素材に注意しましょう。
キャンプに炭酸水入り水筒を持って行くメリットとは
1.炭酸水を水筒に入れてキャンプの荷物を減らせる
キャンプギアは小型であればあるほど、キャンプが楽になります。
徒歩・自転車・バイク・車など、キャンプ場までの移動手段は様々ですが、荷物が少ないほどに移動も設営もしやすくなるためです。
もちろん小型化ができない荷物もあります。
ビールや炭酸水のような飲料は、小型化が難しい荷物代表です。
飲料系はどうしてもかさばりますし、冷たさをキープするためにはクーラーボックスも必要になります。
しかし炭酸水を水筒に入れると、クーラーボックスの容量を減らせて移動が楽に。
移動で疲れた体も、キンキンの炭酸水があれば癒されますね。
2.暑い季節も炭酸系ジュースの保冷が可能
キャンプ場の自動販売機で冷たい炭酸飲料を買っても、ペットボトルや缶のままではぬるくなります。
飲み切れるサイズならいいですが、欲張って買ってしまった大容量サイズは飲み切るまで時間がかかります。
筆者は家族でキャンプに行きますが、子どもたちが飲み残したぬるい炭酸飲料の処理に苦労しています。
そこで便利なのが炭酸水対応の水筒です。
炭酸飲料を冷たいまま保管できて、好きなタイミングで喉をうるおせます。
炭酸水対応の水筒は、パークゴルフのようなアクティビティを併設したキャンプ場で、喉の渇きを気にせず楽しめるのが魅力です。
キャンプにおすすめ!炭酸水が入る水筒4選
炭酸水に対応したおすすめの水筒を紹介します。
今回は、安心感・使い勝手・デザインの3視点で厳選しました。
お気に入りの水筒とギアを持って、キャンプ場に出かけましょう。
安心感の高い国内メーカー品「タイガー 真空断熱炭酸ボトル」
ソーダストリームで直接注いで持ち運び「MATE OF STEEL」
おしゃれなデザインが人気「GLACIAL 真空断熱ステンレスボトル」
マットな質感で手に馴染む「REVOMAX2」
炭酸水対応水筒1.安心感の高い国内メーカー品「タイガー 真空断熱炭酸ボトル」
2種類の安全機構で、炭酸の吹き出しを防いでくれる水筒です。
炭酸ガス抜き機構が炭酸の噴き出しを防止し、安全弁機能が内圧を抑えてくれるため安心して使えます。
さらに、表面をなめらかにして炭酸の気化を抑制するスーパークリーンPlus加工によって、炭酸水のシュワシュワ感がなくなる心配もありません。
キャンプ場でテントやタープを設営しながら、ストレスフリーで炭酸を楽しめます。
自宅からキャンプ場まで距離がある場合も、真空二重構造なのでキンキンの炭酸水をキープ。
キャップを開けると、抗菌加工が施された飲み口から炭酸が弾ける音が聞こえます。
水筒の口径は4.8cmですので、ザックのサイドポケットに入れて持ち運べます。
炭酸水対応水筒2.ソーダストリームで直接注いで持ち運び「MATE OF STEEL」
人気の炭酸水メーカーソーダストリームに接続すると、直接炭酸水を注げる水筒です。
炭酸水を直接注げる水筒は、作った炭酸水の炭酸が抜けないのが最大のメリット。
炭酸が抜けないように移し替えるにはゆっくりと注ぐのがポイントですが、メタルオブスティールは気兼ねなく使用できます。
真空二重構造ですので、炎天下のもとでも炭酸がぬるくなりにくく、キンキンのハイボールをすぐに楽しめます。
サイトを決めたら、とりあえず冷たいハイボールで喉を潤してみましょう。
きっといつもよりも設営がスムーズになりますよ。
炭酸水対応水筒3.おしゃれなデザインが人気「GLACIAL 真空断熱ステンレスボトル」
ペットボトルがそのまま水筒になったかのような形と、豊富なデザインラインナップが魅力です。
キャンプ場に車で移動する方にとって、炭酸飲料の入ったペットボトルは結露でホルダーが濡れてしまうのがネック。
しかし保冷性の高い水筒は結露しません。
手も汚れず、ハンドルが水アカだらけになるのを防いでくれます。
キャンプ場に着く前に中身がなくなったらコンビニで補給しましょう。
支払いが済んだら、すぐに水筒に移してペットボトルはゴミ箱へ。
車内のゴミも増えず、キャンプと一緒に快適なドライブを楽しめます。
炭酸水対応水筒4.マットな質感で手に馴染む「REVOMAX2 592ml」
キャンプ設営中は手汗がにじみますが、REVOMAX2は手を滑らせて落とす心配が少なくすみます。
マットな質感が手にしっかりとフィットして、抜群の持ちやすさを発揮するためです。
キャップのねじ込みが不要で、ふたの開け閉めがワンタッチなのもポイント。
設営のかたわらに片手で扱えて、作業のさまたげになりません。
ビネガージュースを入れた状態で100時間経過してもパッキンや本体に異常がなかった実験結果にも安心できます。
酸性の炭酸水やビールを入れてもアレルギーの心配がなく、欲しいと思った瞬間に炭酸水やビールを楽しめます。
キャンプに便利な缶ごと入るタンブラー3選
炭酸水もいいですが、キャンプは大自然のなかでビールやチューハイなどのお酒を楽しむのも醍醐味の1つ。
缶に入ったお酒が手軽ですが、ぬるくなっては美味しさも半減してしまいます。
そこでおすすめなのが缶がまるごと入るタンブラーです。
缶を入れた状態でクーラーボックスに入れると収納場所も節約できますよ。
シンプルだから使いやすい「スノーピーク 缶クーラー350」
ホット缶にも対応!汎用性が高い「THERMOS 保冷缶ホルダー」
ジョッキ感覚で飲める真空タンブラー「STANLEY ビッググリップタンブラー 0.7L」
シンプルだから使いやすい「スノーピーク 缶クーラー350」
缶をタンブラーに押し込むと、内部の突起に缶がひっかかり、傾けても落ちてきません。
筆者は、酔って力加減を間違えた結果、タンブラーから缶だけが落ちてきました。
鼻や口の周囲が痛いやら、キンキンのビールで服がびしょびしょになるやらで大変でしたが、スノーピークの缶クーラーがあれば安心です。
シンプルデザインで、ほとんどのキャンプギアと相性がいいのもポイントです。
最近人気のコットンテントから定番のナイロン製テントまで、周囲の雰囲気を崩さずに使えます。
キャンプに持参するギアを選ぶ際の、デザインの統一がしやすくなるためおすすめです。
ホット缶にも対応!汎用性が高い「THERMOS 保冷缶ホルダー」
安定の保冷力で幅広い層に人気のサーモスが販売するタンブラーです。
カラーを選べるため、家族でキャンプに行った時もタンブラーを間違える心配がありません。
特にお子さんがいる場合、デザインやカラーが同じだと、どれが自分のタンブラーかわからずケンカになる場合も。
見た目で自分のタンブラーかどうかが分かれば、無駄なトラブルなく、家族水入らずのキャンプを思う存分楽しめます。
ジョッキ感覚で飲める真空タンブラー「STANLEY ビッググリップタンブラー 0.7L」
ビールやハイボールが好きな方におすすめのタンブラーです。
缶を入れたまま飲むのには不向きですが、500ml缶ビールの泡まですっぽりとおさまります。
30度以上ある炎天下のもとで筆者が保冷性能を試したところ、日なたで30分以上放置してもビールの温度は変わりませんでした。
キャンプでは持って行ける氷の量も限られますが、スタンレーのタンブラーがあれば必要最低限の氷ですみます。
ハイボールを作っても氷があまり溶けず、自然に節約できるためです。
のびのびとした雰囲気の中、お酒マン気分を味わいたい方にぴったりのタンブラーです。
炭酸水が入る水筒でキャンプスタイルの幅が広がる
炭酸水が入る水筒があれば、荷物の量はそのままにキャンプギアを増やすのも可能です。
さらに、キャンプ場に到着してからのお酒の楽しみ方も変わります。
炭酸水と一緒に氷を入れた水筒を持っていけば、到着してすぐにキンキンのハイボールも楽しめます。
炭酸水対応の水筒で、大自然の中で過ごす楽しいひと時をもっと豊かにしてみてください。