春野菜を使ったおかずとペアリングしたいお酒のご紹介

春野菜を使ったおかずとペアリングしたいお酒のご紹介

あたたかい日が増えてきて、段々と春の足おとが聞えてきましたね。

今回は、春の訪れを告げる春野菜を使ったおかずとそれらにペアリングしたいお酒をご紹介します。

春野菜とは?

春野菜とは春の野菜の総称です。

春は冬が終わりあたたかくなって、様々な生命の芽吹きの季節であることから、おいしい旬の食材が多く出回ります。

一年中流通している野菜であっても、新玉葱や春キャベツなど「新」や「春」といった言葉を頭につけて呼ばれるものがあります。

通年出回るものと比べて、みずみずしく柔らかくて甘みがあり、サラダなどの生食にも適しています。

また、春野菜特有のクセになる苦味も特徴の1つです。

春野菜には苦み成分(植物性アルカロイド)が含まれるものが多くあります。

これは害虫から身を守るためなのだとか。

この苦み成分は、老廃物の排出や新陳代謝の促進に効果的と言われています。

では、代表的な春野菜とおすすめの調理法を見ていきましょう!

春キャベツ

春キャベツは新キャベツとも呼ばれ、秋に種をまき春から初夏にかけて収穫される品種です。

巻きが緩めで葉が柔らかくみずみずしいという特徴があります。

葉の色は緑が強く、中の方まで色がついています。

葉が柔らかいので、サラダなど生食にもぴったりです。

熱を加える場合は、キャベツの色とサクサク感を活かしたいものです。

おすすめのレシピは、「春キャベツのナムル」です。

千切りにしたキャベツをレンジで加熱して少ししんなりさせ、ごま油・すりおろしにんにく・塩コショウ・すりごまと一緒に混ぜるだけで完成!

シンプルで簡単なのにコクのある美味しさで、驚くほどたくさんのキャベツが食べられてしまいます。

にんにく&ごま油とくれば、ビールが欲しくなります!

「地ビール独歩 ピルスナー」は、岡山の宮下酒造が造る本格派下面発酵地ビール。

岡山の穏やかな気候と美味しい水に、麦芽(モルト)、ホップ、ビール酵母などすべてドイツの最高級の原材料を用意し、ブラウマイスター(醸造技師)であるウォルフガング・ライアール氏の技術指導により醸造されています。

しっかりとしたホップ香と苦味を楽しむことができます。

新じゃがいも

新じゃがいもは、冬に植えたものを春に収穫してすぐに出荷されるじゃがいもです。

貯蔵期間がほぼないので、みずみずしい食感と甘みがあり、皮が薄いのも特徴。

マグネシウム・カリウム・ビタミンCなどの栄養素も含まれています。

皮の近くの栄養が豊富なため、皮ごと調理すると栄養をもれなく摂取することができます。

おすすめのレシピは「新じゃがの醤油バター風味」です。

皮ごと半分にカットした新じゃがを茹でて、醤油・バター・砂糖・みりんを加熱したお鍋に入れて絡めるだけ!

皮ごとなので、栄養そのままにいただけ、甘みのあるバター醤油がしっかりと絡んで病み付きの美味しさです。

合わせるお酒はピノノワールを使った赤ワイン「ロバートモンダヴィ プライベートセレクション ピノノワール」です。

ロバートモンダヴィ プライベートセレクション ピノノワール 2019 750ml

カリフォルニアワインの父と称される故ロバート・モンダヴィ氏が起こしたワイナリーが造るワインで、プライベート・セレクションには、コースタルという地域の秀逸なブドウ畑で穫れたブドウを使用しています。

熟した赤いチェリーやスミレ、ストロベリーといった複雑なアロマがあり、口に含むとアジアンスパイスのニュアンスが広がります。

舌触りが滑らかで、チェリーやラズベリーのエレガントで華やかな味わいがあります。

ワインでは、柔らかな赤果実の風味がタンニン・酸が引き締めてくれています。

醤油では、発酵食品ならではの旨みが塩味・酸味で引き締められています。

そういった味の構成に共通点が見られます。

また、果実味は醤油の旨みと好相性で、寄り添い合うようなバランスの良さが口の中で展開されます。

たけのこ

豊かな風味と食べ応えのある食感が特徴的な「たけのこ」も春野菜の代表格です。

不溶性食物繊維が豊富なため、便秘解消やデトックス効果に効果的です。

また、グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸も豊富なため、疲労回復も期待できます。

煮物や炒め物、天ぷらなど、さまざまな調理方法で美味しくいただくことができますが、おすすめのレシピは「土佐煮」。

たけのこそのものの風味や歯ごたえを楽しめるお料理です。

しっかり目に味つけがされ、かつお節の旨味としょうゆ味が効いているので、旨味×旨味の競演!

ということで、アミノ酸度の高い生酛づくりの日本酒「司牡丹・百花王・生酛純米」を合わせてはいかがでしょうか?

土佐の国・高知の司牡丹酒造が造る生酛純米酒で、永田農法・高知県産の山田錦を100%使用し、酵母はクラシックな泡あり酵母で昭和61年物の熊本酵母を自社培養したものを使用しています。

いずれも1回火入れで急冷し、マイナス5℃以下にて瓶貯蔵されているため、鮮度感のある引き締まった味わいが堪能できます。

上品な酸味を持ちながら、土佐の淡麗辛口の特徴であるキレも併せ持ち、鰹節の旨味に負けない力強さを秘めています。

春野菜とお酒のペアリングで、春の訪れを五感で楽しみましょう!

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