アードベッグ・ウィービースティとは、強烈なスモーキーさが特徴のアイラモルトウイスキーの1種です。
アードベッグ・ウィービスティーは、アードベッグ蒸溜所で製造されており、熟成年数が少ないのが特徴です。
しかし「ウイスキー=熟成年数が多いほうが美味しい」というイメージを抱いている方が多いのではないでしょうか。
今回は、熟成年数が少ないからこその、アードベッグ・ウィービスティーの魅力と楽しみ方を紹介します。
アードベッグとは?
アードベッグとは、スコットランドのアイラ島にある、アードベッグ蒸溜所で製造されるウイスキーの銘柄です。
強烈なスモーキーさが特徴で、世界中に熱烈なファンがいます。
ファンを魅了するのは、圧倒的なスモーキーさと甘みの完璧な調和感。
スモーキーさの中から、うっすらと広がる甘やかな風味は、一度飲んだらやみつきです。
ほかのアイラモルトにも興味がある方は「アイラウイスキー特集!煙臭さがクセになる9種を紹介【おつまみも】」をご覧ください。
アードベッグ・ウィービスティーの美味しい飲み方3選
「ウイスキーはハードルが高い」と感じる方にぴったりの、美味しい飲み方を紹介します。
中には聞きなれない飲み方もあるかもしれませんが、ぜひお試しください。
アードベッグ・ウィービースティでおすすめの飲み方一覧
飲み方1.アードベッグ・ウィービスティーのスモーク感が爽やかに「ハイボール」
ハイボールは、お酒初心者に最もおすすめの飲み方です。
アードベッグ・ウィービースティは、グラスに注いだ瞬間からスモーキーな香りが周囲に漂います。
それを苦手と感じる方もいますが、ハイボールにすると、炭酸の爽快感がプラスされて楽しみやすくなるのでおすすめ。
プチプチと弾ける炭酸の爽快感、そしてスモーキーな香りが穏やかに広がります。
アードベッグを始めとしたアイラモルトには、海の香りが感じられるという特徴があります。
アイラ島は海に囲まれており、蒸溜所の近くに海があり、熟成される中で海の香りがウイスキーにうつるためです。
アードベッグ・ウィービースティのハイボールは、海の香りを楽しみやすくする飲み方でもあります。
飲み方2.アードベッグ・ウィービスティーの魅力を最大限楽しむ「ストレート」
アードベッグ・ウィービースティのストレートを楽しむときは、ウイスキーを口に含みすぎないのがポイント。
グラスを傾けて、唇についたウイスキーを舐めとる程度であれば、アルコールのツンとした感じがほとんどありません。
ウイスキーを口内に入れたら、だ液と混ぜるようにしながら、ゆっくりと味わってみましょう。
鼻腔がスモーキーな香りに満たされ、その後に海の風味がほのかに漂います。
飲み込んだ後に残るのは、大麦麦芽のほのかな甘み、そして心地よい煙たさ。
ストレートを楽しむときのペースですが、グラスに1cmほど注いだのであれば、約2時間かけて少しずつ味わってください。
ちなみに、筆者が使っているグラスは「グレンケアン」というブランドです。
ウイスキーのテイスティング専用グラスということもあり、アードベッグ・ウィービースティをとことん楽しめるためおすすめです。
飲み方3.アードベッグ・ウィービスティーの甘みを引き出す「トワイスアップ」
トワイスアップとは、ウイスキーと水を1:1の比率で割る飲み方です。
割り材の水は、常温のミネラルウォーターがおすすめ。
常温にしておくと、ウイスキーのアルコール感をおさえつつ、風味を存分に堪能できます。
水の硬度によっても味わいが変わりますが、そこは好みに合わせて選びましょう。
ミネラルウォーターを購入するのは手間ですが、水道水はカルキ臭があり、ウイスキーの風味を損ねてしまいます。
ちなみに筆者は、比較的カルキ臭が少ないと言われる地域に住んでいますが、ミネラルウォーターと比較すると差は歴然。
アードベッグ・ウィービースティの風味を損ねないためにも、水選びはしっかりしましょう。
アードベッグ・ウィービスティーを楽しんでみよう♪
今回は、アイラ島の中でも有名なアードベッグ蒸溜所が製造する、アードベッグ・ウィービスティーについて紹介しました。
季節に関わらず、のどがチリリとするようなアルコール感、そしてスモーキーさを楽しむ時間はたまりません。
この機会に、ぜひアードベッグ・ウィービスティーをお試しください。