寒い季節には、ホットウイスキーがおすすめです。
ホットウイスキーは、作り方が簡単かつコスパに優れます。
しかし、ウイスキーとお湯の分量やお湯の温度など、わからない点がある方もいるのではないでしょうか?
今回は、おいしいホットウイスキーの作り方を解説します。
ホットウイスキー向けのウイスキーも、あわせて参考にしてみてください。
ホットウイスキーは本場でも親しまれる飲み方
「ホットウイスキーは邪道」という意見を耳にしますが、そんなことはありません。
ウイスキーの本場であるスコットランドでは、古くから親しまれる飲み方です。
そして、ホットウイスキーはアルコール分とお湯のおかげで、体を温めるのに効果的。
冷たい風で冷え切った体も、ホットウイスキーでぽかぽかになります。
すぐできる!ホットウイスキー作りの3ステップ
ホットウイスキーは、お湯・ウイスキー・グラスがあれば、お酒初心者でも簡単に作れます。
しかし、ウイスキーとお湯の割合やお湯の温度を間違えると、ウイスキーの風味を損ねる原因に。
おいしいホットウイスキーを作るためのポイントを紹介します。
ホットウイスキー作りの3ステップ
ステップ1.ホットウイスキー用のグラスを温める
グラスが冷たい場合、ウイスキーの温度が下がってしまい、風味を損ねる原因になってしまいます。
そのため、ホットウイスキー用のグラスは、一度お湯を注いで温めておくのがおすすめ。
ウイスキーの風味が引き立ちやすくなり、よりおいしいホットウイスキーを作れます。
使用するグラスは、ロックグラスのような本格的なグラスでなくても構いません。
マグカップやタンブラーなど、身近なグラスで楽しんでみてください。
マグカップは火傷しにくいですし、タンブラーは保温ができます。
ステップ2.ウイスキーをグラスに注ぐ
グラスが温まったら、中身のお湯を捨てて、ウイスキーを注ぎましょう。
ウイスキーとお湯の割合は、1:3か1:4程度が目安です。
お酒初心者は、グラスに余裕を残せる量にしておくのがおすすめ。
ウイスキーが濃いと感じたときに、お湯を注ぎ足せます。
ステップ3.ウイスキーにお湯を加える
ウイスキーを割るお湯の温度は80度が目安です。
好みによっては上下しますが、80度のお湯はウイスキーの風味を損ねず、香りが引き立つ温度です。
湯温はウイスキーのおいしさを左右するため、中には温度計を使用する方もいますが、面倒に感じる方は電気ポットがおすすめ。
80度に設定できる電気ポットが多く、手軽にベストな温度のお湯を準備できます。
帰宅したときに湯温が高ければ、ポット内のお湯を4分の1ほど捨てて、水を足しましょう。
お風呂に入っている間に、ちょうどいい湯温になります。
ホットウイスキーにおすすめの銘柄3選
スーパーやコンビニでも手に入り、コスパ良好なウイスキーを厳選しました。
お湯割りだけでなく、ハイボールにも合うウイスキーばかりですので、ウイスキー選びの参考にしてみてください。
ホットウイスキー向けの銘柄一覧
おすすめウイスキー1.甘い味わい&低コスパ「ジムビーム アップル」
ジムビーム アップルは、リンゴのフレーバーを使用したウイスキーです。
ストレートで飲むと、カクテルのような味わいでおいしいですが、甘さが強めなのがネック。
甘党の方にはちょうどいいかもしれませんが、筆者が試したところ、ホットウイスキーのように割って飲むほうがおいしく感じられました。
アルコール度数が32%と、ウイスキーとしては低めなのもポイントです。
お酒初心者でも、悪酔いや二日酔いしにくく、楽しい時間を過ごせるでしょう。
おすすめウイスキー2.優しい甘みと力強い味わい「ジャックダニエル」
ジャックダニエルは、アメリカのテネシー州で製造されているウイスキーです。
ウイスキーのろ過には、サトウカエデの炭を使用。
自然でまろやかな甘みが感じられます。
ジャックダニエルは、アルコール感に慣れたらトワイスアップにも挑戦してみましょう。
トワイスアップとは、ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方です。
アルコール感が少なくなり、ウイスキー本来の味わいを楽しめます。
ジャックダニエルはクセが少なく飲みやすいため、キツめの1杯が欲しいときにぴったりです。
おすすめウイスキー3.バランス感のあるおいしさ「ジョニーウォーカー ブラックラベル12年」
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年は、スコットランドのウイスキー原酒をブレンドしたスコッチウイスキーです。
40種類もの原酒がブレンドされており、スムーズな飲み口と微かに香るスモーキーさが特徴。
「ジョニ黒」の相性でも知られ、幅広い年代に愛されています。
ジョニ黒は、ホットウイスキーだけでなく、幅広い飲み方で楽しめるのがおすすめポイント。
1本常備しておけば、ストレート・ハイボール・ロック・ホットウイスキーなど、季節や気分に合わせて飲み方を変えて楽しめます。
ホットウイスキーのキツさがやわらぐ3つの方法とは?
ホットウイスキーはおいしいですが、アルコールがキツく感じられやすいのがネックです。
そこで、手軽にできるアルコール感対策を紹介します。
どの方法も美味しいので、ぜひお試しください。
方法1.ホットウイスキーに爽やかさをプラス「レモン」
レモンの爽やかさは、ホットウイスキーのアルコール感を緩和します。
ただし、入れすぎに注意。
ハイボールと同じ感覚でレモン果汁を加えると、ほぼ間違いなくムセます。
最初は2~3滴加えて、あとは好みに合わせて調整しましょう。
ホットウイスキーが、驚くほど飲みやすくなります。
方法2.コクのあるホットウイスキーに「はちみつ」
はちみつは、ホットウイスキーに程よい甘みと深みのある味わいを与えてくれます。
加えるはちみつの量は、ティースプーン1杯が目安。
ホットウイスキーがぬるくなる前に、溶かし込むのがポイントです。
甘やかなカクテルのような味わいになり、さらに親しみやすい味わいになります。
方法3.ホットウイスキーがまろやかに「無塩バター」
バターは、レモンやはちみつを加えてもアルコール感が気になった方におすすめです。
バター特有のコクの深さが、ウイスキーのツンとしたアルコール感をなくしてくれます。
ホットウイスキーに加えるバターの量は、製品によって違いがありますが、1/2片ほどから試してみてください。
無塩バターでなくても構いませんが、塩気が強いとウイスキーの風味を損ねる場合があります。
そのため、無塩バターがない場合は、ごく少量ずつ追加するのがポイント。
ホットウイスキーが飲みやすくなり、楽しい時間を過ごせるでしょう。
ホットウイスキーは低カロリー、ダイエット中にもおすすめ♪
ウイスキーや焼酎などは、低カロリーなお酒として知られています。
アルコールですので、飲み過ぎには注意が必要ですが、プリン体フリーな点も安心。
ホットウイスキーで、楽しい一夜を過ごしてみてください。
ダイエット中でも、罪悪感なくお酒を味わえます。