千葉県と茨城県のご当地鍋は、お魚・お肉・ジビエ系と幅広い具材がメインになっているのが特徴です。
それぞれのお鍋の特徴と、相性バッチリのお酒を紹介します。
「今晩は鍋にしよう!」と思った際にお役立てください。
茨城でおすすめのご当地鍋
茨城県には、あんこう・イノシシ・しゃもの3つをメインとしたご当地鍋があります。
それぞれの味わいや特徴を紹介しますので、今日の気分に合ったお鍋選びの参考になさってください。
茨城のご当地鍋1.低カロリー×美容効果「茨城あんこう鍋」
あんこう鍋は、コラーゲンが豊富かつ低カロリーで、女性に人気のあるご当地鍋です。
12~2月は肝が大きくなり、最もあんこうが美味しい季節と言われます。
カロリーの心配が少なく、お酒に合う肝を食べられるのは嬉しいですね。
具材は豆腐・ネギ・しいたけ・人参などがおすすめ。
プリプリとしたあんこうの食感が引き立ち、味わいも相性抜群です。
茨城のご当地鍋2.煮込むほどに美味「しし鍋」
しし鍋とは、イノシシのお肉を使ったお鍋です。
地域によって違いますが、醤油または味噌ベースの出汁を使用するのが一般的。
イノシシのお肉は、煮込むほどに柔らかくなり、染み出た脂が体を芯から温めてくれます。
煮込む時間はお好みですが、お野菜を煮込みすぎると溶けてしまうことも。
先にイノシシのお肉を煮込み、お野菜を加えるタイミングは様子を見ながら調整しましょう。
茨城のご当地鍋3.ヘルシー&旨味凝縮な鶏肉味わう「奥久慈しゃも鍋」
しゃも(軍鶏)とは、筋肉質なお肉と強い旨味が特徴の鳥です。
お肉が引き締まっているぶん、食べ応えがありながらも、低カロリーなのが魅力。
しゃもの旨味を最大限楽しむには、水炊きベースのだし汁で楽しむのがポイントです。
しゃもから出た風味がお野菜とからまり、口に入れると濃厚な旨味が広がります。
シメはスープを最後まで楽しみやすい「おじや」でどうぞ。
しゃもの風味は、お米の味わいとの相性が抜群です。
茨城のご当地鍋に合うお酒3選
茨城県は、関東の中でも酒蔵が多いことで有名です。
今回は、たくさんある地酒の中でも、ご当地鍋と相性がいい逸品を選びました。
ついつい飲みすぎてしまう日本酒ばかりですので、二日酔いに気をつけながらお楽しみください。
茨城のご当地鍋におすすめのお酒一覧
お酒1.クリアな旨味であんこう鍋におすすめ「有機米純米大吟醸酒 和の月(なのつき)39生酛原酒」
有機米純米大吟醸酒 和の月(なのつき)39生酛原酒は、有機米を原料として酵母を添加していない、完全オーガニックな日本酒です。
アルコール度数が20%と高めですが、穏やかで上品な香りで、お米の旨味がしっかりと味わえるのが特徴。
魚介との相性が良く、あんこうのお肉や肝と一緒に、一晩中飲み続けられそうな感覚に陥ります。
熱燗やロックで飲むのがおすすめですが、二日酔いが心配な方は、水とお酒を1:1で割った水割りにして飲んでみましょう。
お酒2.キレの良さが猪肉に合う「武勇 純米 生もと 超辛口」
武勇 純米 生もと 超辛口は、キレのあるすっきりとした辛口が特徴の日本酒です。
しし鍋は濃厚な味わいが魅力ですが、食べ続けると口内がもたついてしまうことも。
しかし、すっきり辛口日本酒があれば安心です。
日本酒の爽やかな風味が口内をリフレッシュ、しし鍋を最後までおいしく楽しめるでしょう。
武勇 純米 生もと 超辛口のおすすめの温度帯は、常温・ぬる燗・熱燗です。
温度帯ごとの風味の違いを比べながら、じっくりと飲んでみてください。
お酒3.酸味と甘みが織り成す果実感「真上(しんじょう) 特別純米 直汲生原酒」
真上(しんじょう) 特別純米 直汲生原酒は、フルーティさが特徴の日本酒です。
濃厚ながらも、しつこさを感じさせないのは、ほどよい苦味が全体の味わいを引き締めているため。
噛むほどに広がるしゃもの旨味を、真上(しんじょう) 特別純米 直汲生原酒と一緒に味わってみてください。
それぞれの旨味が口いっぱいに広がり、大地や自然の雄大さを感じさせてくれます。
千葉県でおすすめのご当地鍋は「鯛しゃぶ」
鯛しゃぶとは、昆布だしベースのおつゆで、お刺身でも食せる新鮮な鯛をしゃぶしゃぶするご当地鍋です。
一緒に楽しむ具材は、豆腐・白菜・エノキ・しめじ・ネギなどです。
あっさりした風味が、鯛の旨味と相性ばっちり。
鯛は、お湯にさっとくぐらせる程度にしゃぶしゃぶするのがポイントです。
鯛をお湯にさっとくぐらせると、半生の状態になり、鯛の風味とプリっとした食感の両方を味わえます。
しゃぶしゃぶが終わったら、シメは雑炊にしてみましょう。
昆布だしに鯛の旨味が溶け出したおつゆを、ごはんがしっかりと吸い込んでくれます。
千葉県の鯛しゃぶにおすすめのお酒3選
千葉県の鯛しゃぶに合う地酒を紹介します。
さっぱりとした鯛しゃぶに合わせて、選ぶためのポイントは2つ。
濃い目の日本酒でがっつり楽しむか、辛口日本酒で鯛の風味を満喫するかです。
それでは、厳選した日本酒をさっそく見てみましょう。
お酒1.甘めの味わいと奥深い旨味「総乃寒菊 (ふさのかんきく)Occasional 電照菊」
総乃寒菊 Occasional 電照菊は、年に一度だけ醸される無濾過原酒です。
日本酒としての確かな飲みごたえ、そして鯛しゃぶのあっさりとした風味を損ねない優しい風味。
鯛しゃぶと一緒に飲む日本酒で迷ったときは、総乃寒菊 Occasional 電照菊を選んでおけば間違いないでしょう。
楽天をはじめとした通販サイトを利用する際は、必ず冷蔵便で対応しているかをご確認ください。
温度管理が不適切な場合、繊細な電照菊の風味を損ねてしまうかもしれません。
お酒2.華やかな香りが引き立つ「不動 (ふどう)」
不動は、濃厚で力強い味わいが特徴の日本酒です。
口に入れた瞬間に、濃厚なお米の風味が広がり、同時に優しい甘みが鼻腔を突き抜けます。
鯛のあっさり出汁とは対照的ですが、不思議と相性が良く、とことん飲みたいときにぴったり。
不動は、季節ごとのラインナップを楽しめるのも魅力です。
ひやおろしを始めとした、季節ごとのラインナップを飲み比べてみるのも楽しいでしょう。
お酒3.とろりとした口当たりの原酒「OCEAN99 (オーシャン ナインティナイン)」
OCEAN99は、甘い味わいが特徴で、日本酒初心者におすすめの地酒です。
フルーティな風味に加え、酸味が効いた後味を楽しめます。
甘みが前面にあるものの、酸味が効いた後味は爽快で、鯛しゃぶの繊細な風味を損ねる心配はないでしょう。
OCEAN99は、ピリピリとした微炭酸感があるのも特徴のひとつ。
鯛しゃぶのシメに、鯛の風味が染み込んだごはんとも相性抜群です。
食べ終えた後はついつい「ふぅ」と満足の吐息がもれてしまいます。
茨城・千葉のご当地鍋を地酒と一緒に楽しんでみよう♪
今回は、茨城・千葉のご当地鍋を紹介しました。
ご当地鍋を楽しむときは、ぜひ地酒と一緒に味わってみてください。
体が芯から温まり、仕事や学業の疲れを優しくほぐしてくれますよ。