東京都のご当地鍋は美味しいだけでなく、栄養満点・低カロリーなど、魅力が満載。
どじょう・馬肉などを使った、寒い季節に楽しみたい東京都のご当地鍋を紹介します。
昔ながらの味わいを、ご家庭でも楽しんでみてください。
東京都でおすすめのご当地鍋3選
東京都のご当地鍋は、歴史あるものばかりです。
裏を返せば、それだけ長く愛され続けるほど美味しいということ。
さっそく、それぞれの鍋を紹介します。
東京都のご当地鍋1.江戸時代発祥、ネギの風味がたまらない「ねぎま鍋」
ねぎま鍋は、まぐろのトロとネギを、醤油・酒ベースで煮込んだご当地鍋です。
「まぐろのトロを煮込むなんてもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、冷蔵技術のなかった江戸時代は、マグロのトロは加熱して食べるのが常識だったそうです。
しかし現代では、高級なトロをふんだんに使うのは難しいでしょう。
そこで、加熱用のマグロや赤身部分を使って楽しむのがおすすめ。
お刺身用のマグロは、しゃぶしゃぶする程度に加熱するだけで十分です。
春菊や豆腐など、お好みの食材を加えると、風味がより豊かになります。
東京都のご当地鍋2.明治時代から愛される味噌風味「桜鍋」
桜鍋とは、馬肉を使った味噌ベースの鍋です。
馬肉は高タンパク・低カロリーなうえ、鉄分をはじめとした栄養素が豊富なこともあり、人気を集めています。
桜鍋の具材は、家庭や地域によって異なるものの、ネギ・豆腐などを入れるのが一般的。
馬肉と味噌の風味がベストマッチした味わいは絶品で、明治時代から愛され続けているのもうなずけます。
現在も、都内には桜鍋を提供しているお店がたくさんありますが、馬肉を用意しておけば自宅でも作れます。
ダイエット中の方には、ロースの部分を使うのがおすすめ。
さっぱりとした味わいで味噌の風味が引き立ち、噛み応えがあって満腹感を得やすいでしょう。
東京都のご当地鍋3.江戸の郷土料理&栄養豊富「どじょう鍋」
どじょう鍋として知られているのは、おもに以下の3種類です。
- 丸鍋:どじょうを丸ごと料理した鍋
- ぬき鍋:背開きのどじょうとゴボウを煮た鍋
- 柳川鍋:開いたどじょうを割り下で煮込み、卵でとじた鍋
うなぎ感覚でどじょうを楽しみたい方には柳川鍋、どじょうのプリプリとした食感を楽しみたい方には丸鍋やぬき鍋がいいでしょう。
どじょう鍋は料理としても楽しめますが、お酒のアテとして楽しむのもおすすめ。
どじょう鍋は、ビール・日本酒・焼酎など幅広いお酒と相性抜群です。
東京都のご当地鍋におすすめのお酒3選
東京都のご当地鍋、ねぎま鍋・桜鍋・どじょう鍋に合うお酒を紹介します。
どれも箸が止まらなくなるほどに好相性ですので、ぜひお試しください。
おすすめ1.ほのかに香る吟醸香がねぎま鍋と相性良好「屋守 雄町 純米吟醸酒 無調整 本生」
屋守(おくもり)とは、東京都の豊島屋酒造が醸す日本酒の銘柄です。
富士山の伏流水を汲み上げ、丁寧に醸された日本酒は、ダイレクトな旨味と爽やかな甘みが特徴。
お刺身との相性が良く、マグロともベストマッチします。
後味にキレがあるのもポイントです。
飲み手を飽きさせないうえに、お酒初心者にも親しみやすいでしょう。
おすすめ2.桜鍋と一緒にじっくり楽しむ「よなよなエール」
よなよなエールは、フルーティな香りとほのかな甘みが特徴のビールです。
ビール慣れしていない方でも飲みやすく、女性にも人気があります。
苦味が全くないわけではありませんが、馬肉の旨味を倍増。
よなよなエールと一緒に、馬肉をかみしめるほど旨味が弾けます。
おすすめ3.ほのかな甘みがどじょう鍋を引き立てる「神の河(かんのこ)」
神の河は、クセのなさと麦の甘みが特徴の麦焼酎です。
どじょうの繊細な風味や旨味を損ねず、素材の味わいを堪能できます。
神の河は、ロック・ストレート・ハイボール・水割り・お湯割りと、飲み方を選びません。
初心者におすすめの飲み方は、水割りやハイボールです。
すいすい飲めるため二日酔いには注意が必要ですが、鍋に合うお酒選びで迷ったときは、神の河で間違いないでしょう。
東京都のご当地鍋はお酒でおいしさ倍増♪
今回は、東京都のご当地鍋と一緒に、おすすめのお酒を紹介しました。
自宅で楽しむご当地鍋は、コスパの良さも大きな魅力です。
鍋のシメまで堪能すると、お腹も心も満たされますよ。