奈良・広島のご当地鍋は、美味しさもさることながら、体が芯から温まるのも魅力のひとつです。
寒さを感じながら過ごした日の締めくくりに、奈良・広島の温かいご当地鍋で温まってみてください。
お酒も一緒に楽しめば、きっと次の日に目覚めるまでぽかぽかですよ。
奈良県のご当地鍋|体が芯から温まる味噌ベース「しし鍋」
奈良県のしし鍋は、噛むほどに広がるジューシーな旨味が魅力です。
しし鍋に使用されているお味噌や香味野菜によって、イノシシの臭みはほとんどありません。
高たんぱく・低脂肪・低カロリーなイノシシ肉を、たくさんのお野菜と一緒に堪能できます。
奈良県のしし鍋は、地域貢献につながるのもポイント。
奈良県の「イノシシ第二種特定鳥獣管理計画」によると、奈良県は令和2年度には8,000頭を超えるイノシシが捕獲されています。
そして、イノシシが農作物に与える被害は甚大。
しし鍋は、美味しくいただきながら、農業を助ける存在です。
奈良県のご当地鍋におすすめのお酒3選
奈良県のしし鍋におすすめのお酒は以下の3つです。
さっそく、それぞれの魅力を紹介します。
お酒1.種あり巨峰を使用、風味抜群「木谷ワイン 巨峰」
木谷ワイン 巨峰は、優しい飲み口が特徴の、お酒初心者におすすめの赤ワインです。
巨峰を種がある状態のまま加工するため、まるで巨峰をそのまま食べているかのような深みのある味わいに。
辛口で濃厚系のお鍋と相性がいいのもポイントです。
味噌ベースのしし鍋は、煮込むほどにお味噌の風味が濃縮され、口内がもたついてしまうことも。
しかし、辛口赤ワインがあれば安心です。
口内がすっきりとして、しし鍋の美味しさを最後まで損ねずに楽しめるでしょう。
お酒2.食中酒に最適「みむろ杉 Dio Abita(ディオ アビータ)」
みむろ杉 Dio Abitaは、酒米の山田錦を100%使用した、フレッシュな香りの日本酒です。
後味すっきりで、気付けば飲み切っているヤバいやつ。
みむろ杉 Dio Abitaは前に出過ぎない味わいで、食材の風味を存分に楽しめます。
しし鍋との相性はもちろん抜群で、お刺身・サラダ・パスタなど、幅広いお料理のお供として活躍します。
奈良県の地酒を飲んだ経験のない方にもおすすめの逸品です。
お酒3.しし鍋に合う日本酒に悩んだときに「油長酒造 風の森 秋津穂 657」
油長酒造 風の森 秋津穂 657は、油長酒造のスタンダートでありながらも、間違いない味わいの日本酒です。
甘味と酸味のバランスがよく、すっと喉を通り抜ける様子は、まさに風の森。
辛口よりの味わいですが、旨味が詰まったイノシシ肉との相性が良好です。
油長酒造 風の森 秋津穂 657は、純米・無濾過・無加水の生酒なのも特徴です。
開封時に感じるシュワシュワ感は、無濾過・無加水ならでは。
フレッシュ感あふれる逸品は、お酒選びに悩んだときにお試しください。
広島県のご当地鍋|酒の旨味が凝縮「美酒鍋」
美酒鍋は、日本酒・塩・こしょうのみで味を付け、利き酒に影響のないシンプルな味わいのご当地鍋です。
杜氏が酒造りの合間に食べるまかないとして考案したのがきっかけで、日本三大酒どころ広島ならではの味わい。
お酒がベースになっている点や、利き酒を意識している点は、まさに酒好きのための鍋といえるでしょう。
美酒鍋は、素材の味わいが活きており、美味しいお酒が欠かせない料理です。
奈良県のご当地鍋におすすめのお酒3選
奈良県のご当地鍋、美酒鍋には日本酒がおすすめです。
杜氏になったつもりで、日本酒の利き酒をしてみてください。
お酒1.スムースな飲み口、とことん飲める「雨後の月 純米大吟醸」
雨後の月 純米大吟醸は、お米の旨味・甘み・酸味の均整がとれた日本酒です。
ガッツリとした日本酒感というよりも、繊細ながらも厚みのある味わいが感じられて、無限に飲み続けたくなるのが特徴。
日本酒初心者から日本酒通まで、幅広く親しまれる味わいは、美酒鍋のおともにぴったりです。
自分で飲むほかにも、プレゼントとしてもおすすめの地酒です。
お酒2.すっきり&芳醇な米の旨味「宝剣酒造 宝剣 純米酒」
宝剣酒造 宝剣 純米酒は、冷やから熱燗まで楽しめる日本酒です。
最初に試していただきたいのは、常温での1杯。
するりと口内に滑り込むような飲み口から、ほんのりとした甘みが広がり、最後はすっきりとした風味が感じられます。
熱燗にすると、すっきりとした風味はそのままに、お米の風味が立ち上がります。
筆者はこれまでもたくさんの日本酒をいただきましたが、温度による味の違いをこれほどに楽しみやすい日本酒はほかに知りません。
美酒鍋で利き酒、ぜひお試しください。
お酒3.みずみずしい飲み口、飲み飽きない「金光酒造 加茂金秀 純米吟醸」
金光酒造 加茂金秀 純米吟醸は、酸味が効いたフレッシュな飲み口が特徴です。
美酒鍋のようにシンプルな味わいのお鍋で飲むと、永遠に飲み続けたくなります。
お米の旨味もしっかりあり、ブリ・牡蠣・鯛などのお刺身との相性も良好。
筆者もそうでしたが、ついつい飲みすぎてしまうため、お休みの前日に飲むことをおすすめします。
奈良・広島のご当地鍋は美味しいお酒をおともに楽しもう♪
今回は、奈良・広島のご当地鍋を紹介しました。
筆者のおすすめは、しし鍋×木谷ワイン 巨峰の組み合わせ。
ジビエとワインの相性が良く、イノシシ肉の臭みが残っても、ワインにある若干の苦味が打ち消してくれます。
ご当地鍋と一緒に過ごす一夜を、ぜひ楽しんでみてください。