値上げ時代の救世主!もやし料理とお酒を楽しむ

値上げ時代の救世主!もやし料理とお酒を楽しむ

小麦製品やサラダ油など様々な食品の値上げが続いていますね。

経済の優等生と言われてきた玉子までもが値上げとなった今、スーパーの野菜コーナーでその安さがひときわ光るのは、もやし!

自炊する際の強―い味方ですよね。

今回は、もやしが欠かせない、もやしがないと始まらないお料理と、それらに合わせたいお酒をご紹介します。

もやしって、そもそもなあに?

そもそも、もやしとはどういった野菜なのでしょうか?

細長いので、何かの茎?

豆みたいな部分もあるから、種なのでしょうか?

実はもやしは、穀類などの種子を光を当てずに発芽させたものなんです。

つまり、植物の名称ではなく「も(萌)やす」=芽が出るようにする、もやしを作る、という意味だったのです。

もやしの種類

現在日本で買えるもやしには大きく分けて3種類あり、味・太さ・固さが異なります。

①緑豆もやし

緑豆を発芽させたもやしの代表格で、白くてやや太く、くせのないみずみずしい品種です。

淡泊な味わいなので、炒め物・汁物・あえ物など、どんな料理にもぴったりです。

②ブラックマッペもやし

ブラックマッペという豆を発芽させたもやし。

別名「黒豆もやし」と言い、西日本を中心に出回っています。

特徴は、白くて細長く、ほのかな甘みとシャキッとした食感があり、青臭さが少ないこと。

短時間で炒める鉄板焼きや、焼きそば・野菜炒めなどにマッチします。

③大豆もやし

大豆を発芽させたもので「豆もやし」とも呼ばれます。

太くて少し黄色みがかっており、中華料理や韓国料理によく使われています。

歯ごたえがしっかりしていて、ナムルやスープなどに適しています。

もやしの栄養

もやしは低カロリーですが、ビタミン類やミネラル類、食物繊維をバランスよく含んでいます。

豆類が元来持つ栄養素を備えながらつつ、発芽することで豆のときにはなかったビタミンCが生成されるのが特徴です。

もやしの歴史

日本では、平安時代の『本草和名』で「毛也之」、江戸時代の『和漢三才図会』の中で薬効があると紹介され、食品としてよりは薬として珍重されていました。

現在の食用のもやしは、1850年以降、長崎に漂着した外国人が伝えた栽培方法が江戸に伝わり広まったものと言われています。

1900年代初頭には都市圏でもやしを栽培する業者が増加。

その後1950年頃には日本全国で栽培されるようになり現在に至っています。

それでは続いて、もやしが欠かせないお料理とそれらに合わせたいお酒をご紹介していきましょう。

代表的なもやし料理とペアリング①

最初の料理は、「レバニラ炒め」です。

レバニラは、血抜きした牛か豚のレバーをニラ・ショウガとともに炒め、塩・コショウ・醤油・酒で味を整えて作りますが、そこに欠かせないのがもやしです。

もやしが入ることにより、シャキシャキとした食感のアクセントが加わり、正に名脇役です。

レバーに豊富に含まれるビタミンB1とニラに含まれるアリシンを一緒に摂取することで、ビタミンB1の接種率が高まり疲労回復に大きな効果がある、栄養たっぷりなおかずです。

ヨーロッパでも豚や牛の肝臓が食べられ、フランス・リヨンでは、内臓料理がローヌの赤ワインと合わせられます。

また、南西地方には唐辛子と豚の内臓を使った郷土料理があり、地場のワインや近隣のボルドーワインと合わせられています。

そこで、レバニラにも、鉄分のニュアンスのあるシラー主体の赤ワインを合わせてはいかがでしょうか?

おすすめワインは、イタリア シチリアのシャトー・ド・ジョーが手掛ける「フェウド・アランチョ・シラー」です。

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香りに濃縮感があり、まろやかで膨らみのある果実味が広がります。

プラムやカシスのような果実のアロマに粒胡椒のスパイス感やハーブ香も豊か。

著名なソムリエ達からもコスパが良いと称賛され、各ワイン専門誌からも高い評価を受けている実力派ワインです。

代表的なもやし料理とペアリング②

次の料理は「もやしナムル」です。

ごま油・にんにくの風味とシャキシャキした歯ごたえが、箸休めにぴったり。

ローカロリーなのに立派なアテになってくれるうれしいおかずです。

サントリー「ソウルマッコリ」と合わせてみてはいかがでしょうか?

乳酸由来のやさしい甘みと微炭酸のすっきりとした口当たりが特長のマッコリで、スッキリとした味わいなので食事との相性も良く、マッコリを初めて飲む方にも親しみやすい仕上がりになっています。

シュワシュワ感があって飲みやすく、ほど良い甘みがニンニクの刺激とぴったりマッチします。

代表的なもやし料理とペアリング③

最後の料理は「広島焼き」です。

広島風のお好み焼き「広島焼き」は、焼いた生地に材料を載せて焼く“重ね焼き”です。

生地を鉄板の上に薄く広げ、キャベツ・もやしなどたくさんの具材を積み上げていきます。

この時に使われるのは、細くて味が濃いブラックマッペと言われています。

食感や風味を決める名脇役ですね。

合わせたいお酒はやっぱりビール!

広島県の亀山醸造所が造る「広島北ビール アンバーエール」がおすすめです。

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苦味をやや抑え、スッキリとした味わいのアンバーエールです。

麦芽のコクが強めに感じられる為、肉料理や焼き菓子などのスイーツとも相性が良いため、ソースが甘めの広島焼きにぴったり。

しっかりと口の中をリセットしながら広島焼きを最後まで飽きることなく楽しむことができます。

今宵はもやし料理で乾杯!

今回は、もやしが欠かせないお料理と、ペアリングしたいお酒をご紹介しました。

ご自宅で、リーズナブルでおいしいもやし料理とお酒をゆったりとお楽しみください♪

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