“haki” 必携・下戸ライターSAKKOです。
東京には、日本各地のアンテナショップが集まっています。
勿論そこでは日本酒も売っているの。どんな日本酒があるのかな、と覗いてみるのも楽しいわ。
そんなアンテナショップの一つが、銀座NAGANO〜しあわせ信州シェアスペース〜、その名の通り銀座にあります。
そこのスタッフがプロデュースしたのが、“1ttou” (イットウ)です。
この“1ttou” は、12月17日から長野県で開催される「ワールドカーリングツアー日本大会 軽井沢国際カーリング選手権大会2015」の大会公式酒なのです。
カーリングでは、勝ったチームが負けたチームに酒を奢ったり、贈ったりするんですって。
そこで、せっかく日本で開催される国際大会では、日本の酒である日本酒を贈りたいとの声が上がり、長野県の最北端の酒蔵角口酒造で造ることになったのですって。
とは言っても、大会が行われるのは12月中旬。普通なら仕込みの時期。本来なら冬に仕込む日本酒を、冬のはじめに完成させなければならない。
これって、すご〜く大変なことよね。
だから、今までの経験と自分の五感を頼りに全身全霊を傾けてこの酒をつくろうと決めたのですって。
そう心に決めて、大会公式酒の仕込みに取り掛かったのは、角口酒造の村松裕也さん。まだ30才の若い杜氏さんです。
そしてラベルデザインも、勿論今回だけのもの。
カーリングハウスと日本の伝統的な柄である蛇の目をモチーフにし、外円の銀は氷をイメージ、中心の円と下の円は金箔押しでカーリングストーンの一投と日本酒の一滴の雫をイメージしてデザインされたそうです。
そういえば、“1ttou” という名前は、カーリングの「一投」にかける想い、角口酒造がつくる日本酒が刀の切れ味のようという「一刀」を表しているとのこと。
そうそう、この“1ttou” には、オリジナルのグラスもあって、カーリングストーンが回転する軌跡を二色のラインでデザインされており、カーリングのイメージを大切にして仕上げられています。
大会公式酒ということに加え、つくり方もいつもとは違う、だから今回を逃したら、たぶん二度と味わうことはできないという“1ttou” なので、奇跡の酒とも言われるとか。
ちょっと味わってみたいと思いませんか。