2000年代は「ウィスキー」というと「オヤジ臭い」とか「高い」など、不人気なアルコール飲料No1といっても過言ではないほど売れていませんでした・・・。
しかし、2010年代に入りサントリーの「美女がつくる角ハイボールCMキャンペーン」やNHKの朝ドラ「マッサン」の大ヒットによって見事なまでのV時回復!!
現在では老若男女問わず居酒屋からBarまで「ハイボール!!」とオーダーされている方々を日常的にお見受けする時代となっています。
今回は、角瓶などのジャパニーズ・ウィスキーやバランタインなどのスコッチ・ウィスキーではなく、アメリカ産のバーボン・ウィスキーを気軽に美味しく楽しむ。をテーマに「初心者でも気軽に楽しめる!!1,000円台で確実に美味しいバーボンウィスキー5選!!」をセレクトしてみました!
因みに、バーボン・ウィスキーとは…
○アメリカ合衆国で製造されていること。
○原材料のトウモロコシの含有量は51%以上であること。
○新品の炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いること。
○80%以下の度数で蒸留されていること。
○熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること。
○製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること。
アメリカ国内で消費・宣伝されるバーボンは以上の要件を満たす必要があり、着色料の使用が禁止されています。
①IWハーパー ゴールドメダル
バーボンウィスキーの中でも定番と呼べる1本です。ストレートではモルトが強目で濃厚な甘味を感じますが、ロック→ハイボールと徐々に薄めるとバーボン特有の香りは残しつつスッキリとした辛口に変化していきます。ハイボール向きのバーボンです。
○生産国…アメリカ ケンタッキー州 ○メーカー…キリンビール
○原料…モルト/グレーン ○アルコール…40度 ○分類…バーボンウィスキー
○容量…700ml ○実勢価格…1500円~
②エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル
ストレートではバーボンウィスキー特有の接着剤系の香りが強く甘味も感じます。ロック→ハイボールと薄めていっても蜂蜜風の甘味は強く残ります。甘味が強くても後味はスッキリとしているのが特徴です。ハイボールも良いですがロックで楽しむ方が濃厚さを味わえるのかなと思います。
○生産国…アメリカ ケンタッキー州 ○メーカー…バカルディジャパン
○原料…モルト/グレーン ○アルコール…43度 ○分類…バーボンウィスキー
○容量…750ml ○実勢価格…1700円~
③ヘンリー マッケンナ
知る人ぞ知るバーボンです。香りは薬臭く、初心者の方はバーボンの洗礼を受けるかと思いますが(笑)味わいは甘さが強くもスッキリとしており非常に飲みやすく仕上がっています。ストレート→ロック→ハイボールと薄めていく中でも濃厚な甘さは残り、ハイボールでは香りは穏やかになりつつ梨のようなフルーティな甘さを堪能出来ます。正規代理店と並行輸入品とがありますが並行輸入品の方が中身は一緒で価格が安いのでオススメですね!!
○生産国…アメリカ ケンタッキー州 ○メーカー…キリンビール、野村ユニソン等
○原料…モルト/グレーン ○アルコール…40度 ○分類…バーボンウィスキー
○容量…750ml ○実勢価格…1900円~
④ジム ビーム ホワイト
世界で一番売れているバーボンウィスキーです。(因みに第2位はエヴァン・ウィリアムス ブラックラベル)最近はタレントのローラさんをCMで起用しており、ハイボールといえば角ハイボールかジム ビームハイボールか、というくらい認知度の高いウィスキーでもあります。最大の特徴は口当たりの良さですね!!ストレートやロックだと雑味が多いのですが、ハイボールにするとその雑味が生きるといいますか…飲みやすくなるのが不思議です。バーボン初体験に最も向いている1本であると言えます。
○生産国…アメリカ ケンタッキー州 ○メーカー…サントリー
○原料…モルト/グレーン ○アルコール…40度 ○分類…バーボンウィスキー
○容量…700ml ○実勢価格…1000円~
⑤ヘブンヒル オールド スタイル
このヘブンヒルを造っている「ヘブンヒル蒸溜所」で造られているウィスキーは多くのバーボンウィスキーの原酒として使用されており、「バーボンウィスキーの元締め」とも言えます。こちらも、多くの初心者が洗礼を受けるであろう接着剤のような香りが特徴ですが、モルト由来の甘さも十分に楽しめます。香りが気になる方はレモンを浮かべると雑味が消えて飲みやすくなります。飲み方としては甘さが生きるハイボールがオススメですね!!また嬉しいことに非常にリーズナブルなウィスキーなので1,000円以下で買えるお店もありますよ!!
○生産国…アメリカ ケンタッキー州 ○メーカー…バカルディジャパン
○原料…モルト/グレーン ○アルコール…40度 ○分類…バーボンウィスキー
○容量…700ml ○実勢価格…900円~
ウィスキー全般に言えるのですが、ストレート、ロック、水割り、ハイボールなどの濃さの調整だけではなく、水で割る場合も氷を入れず常温で飲むなど温度の調整によっても違った味わいが楽しむことが出来ます。
スコッチと比較すると若干格下に見られがちなバーボン・ウィスキーですが、スッキリとした味わいはハイボールにピッタリです。
ぜひ次回は、「ハイボール…バーボンで!!」とオーダーしてみてくださいね!!