白ワイン…。TVなどで盛んに取り上げられている赤ワインと比べると地味な存在ですが、近年は1,000円前後でも十分に楽しめる商品が増えており日常的に楽しんでおられる方も多いのではないかと思います。
実際、和食との相性を考えると赤ワインよりも白ワインの方が日常では合わせやすいんですよね!!
そんな白ワインの楽しみ方を覚え始めた方にオススメしたいのがワンランク上の2,000円~3,000円の価格帯の「ちょっとだけ贅沢な白ワイン」です。
今回はセレクトの基準として、
①有名産地で造られたブドウを使用している。
②有名なワインの造り手の元で修行した経験がある。
③同レベルのワインが産地によっては5,000円以上する。
④和食とも合わせやすい。
上記の条件をもとに、「ちょっとだけ贅沢な白ワイン」を5つセレクトしてみました!!
ドメーヌ・アムラン シャブリ
シャブリとはブルゴーニュ地方にある村のことで、そこで栽培されているシャルドネ種を100%使用した白ワインを「シャブリ」と呼んでいます。花のような香り、あるいはグレープ・フルーツやレモンを思わせる柑橘系の香りが特徴です。軽やかで飲みやすく、まろやかな口あたりを楽しむ事が出来ます。
シャルドネ種の特性として、栽培されている土地の土壌(テロワール)が大きく反映されます。このワインのスッキリとした味わいとミネラル感はシャブリ地区ならではです。
和食との相性が素晴らしいので初心者で辛口の白ワインで悩んだら「迷わずシャブリ!!」でOKですよ!!
○国名:フランス ○産地:ブルゴーニュ ○格付け:シャブリ ○ぶどう品種:シャルドネ100% ○ボディ:辛口 ○飲み頃温度:7度~9度 ○合わせたい食事:お刺身、寿司、魚介類全般、しゃぶしゃぶ
コトー・デュ・レイヨン ドメーヌ・クロ・デ・サブル
ソーテルヌ、アルザスと並ぶフランス3大貴腐ワインと称されているコトー・デュ・レイヨンで造られている甘口の白ワインです。一般に貴腐ワインは5,000円以上が一般的ですが、このドメーヌは80年代のヴィンテージが3,000円以下で入手可能です。
友人や恋人へのプレゼントにも良いと思います。
うっとりするような極上の甘さを堪能できるので喜ばれること間違いなしですよ!!
○国名:フランス ○産地:ロワール ○格付け:AOCコトー・デュ・レイヨン ○ぶどう品種:シュナ・ブラン100% ○ボディ:甘口 ○飲み頃温度:10度~12度 ○合わせたい食事:メロンなど甘いフルーツ、デザート類
カレラ セントラルコースト シャルドネ
「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称されるカレラの看板ワインです。(生産者のジョシュ・ジェンセン氏はロマネ・コンティで修行)
豊かな果実味と樽由来のバニラ香を感じます。フランスのブルゴーニュ産の同レベルのワイン(5,000円位?)と比較するとお買い得感はかなりありますね!!
このワイン、有名なのですが意外と自分用に購入される方が少ないのでワインに非常に詳しい方などへの贈り物には最適です。
○国名:アメリカ ○産地:カリフォルニア ○格付け:セントラル・コースト ○ぶどう品種:シャルドネ100% ○ボディ:辛口 ○飲み頃温度:10度~12度 ○合わせたい食事:シーザーサラダ、ガーリックシュリンプ、ローストチキン
トラベーナー・ヴュルツガルテン リースリング カビネット
あのタイタニック号に積まれていた歴史ある甘口の白ワインです。ドイツのワインは上から「トロッケンベーレンアウスレーゼ」~「QBA」まで6種の格付けがされています。一言で言うと格付けが高いほど価格は高く味わいは甘くなります。この「カビネット」という格付けは下から3番目にあたり、甘さでは「やや」がつく甘口となっています。食事に合わせるならちょうど良い格付けではないかと思いますよ!!
○国名:ドイツ ○産地:モーゼル・ザール・ルーヴァー ○格付け:カビネット ○ぶどう品種:リースリング100% ○ボディ:やや甘口 ○飲み頃温度:6度~10度 ○合わせたい食事:フルーツ、魚介のサラダ、お刺身
コノスル ソーヴィニヨン・ブラン 20バレル リミテッド エディション
柑橘系の果実香、ミネラル香、柔らかでフレッシュなハーブ香あり。凝縮感のある果実味、洗練度の高いクリーンな酸味があり、爽やかで上品な味わいが楽しめます。ソーヴィニョンブラン種はボルドーなどフランス産の辛口白ワインに多く使用されていますが、チリ産は同レベルのワインでもお買い得感があるのが特徴です。食事にも合わせやすいので初心者の方向けの白ワインですよ!!
○国名:チリ ○産地:アコンカグア ○格付け:DOカサブランカ・ヴァレー ○ぶどう品種:ソーヴィニョン・ブラン100% ○ボディ:辛口 ○飲み頃温度:8度~10度 ○合わせたい食事:白身魚の香草焼き、スモークサーモン、バーニャカウダ
今回セレクトした白ワイン以外にもコスパがよく美味しいワインは無数に存在しています。セレクトする基準を参考に、ご自分で探してみるのもワインの楽しみ方の一つであると思います。
ご家族やご友人と「ちょっとだけ贅沢な白ワイン」を楽しんでみてくださいね!!