つい飲み過ぎてしまった翌日、襲ってくる「二日酔い」。
あまりの頭痛や吐き気に、もうお酒なんて飲まない…と思ったことがある人も多いでしょう。
この記事では、
「そもそも、どうして二日酔いになるの?」
「二日酔いのおすすめの方法って?」
と疑問に感じている人へ向けて、二日酔いの原因と予防法について解説します。
二日酔いの3つの原因
二日酔いを避けるためには、二日酔いの原因をふまえた上で、気を付けて飲むことが大切です。
二日酔いの原因は、おおきく3つあります。
それぞれ解説していきましょう。
1.体に残ったアセトアルデヒド
二日酔いの原因のひとつは、アセトアルデヒドという物質です。
アルコールが肝臓で分解されてできる、アセトアルデヒド。
アセトアルデヒドは、吐き気・動悸・頭痛などを引き起こす働きがあります。
引用:けやきクリニック
アルコールが自分の肝臓で代謝できるお酒の量であれば、問題ありません。
代謝できる範囲をこえる量を飲んだときが、要注意。
体内に残ったアセトアルデヒドが原因で、二日酔いになってしまいます。
自分にとっての適量を見極めて、お酒と付き合いましょう。
2.水分不足
アルコールを分解するためには、たくさんの水分が必要です。
しかし、アルコールには、利尿作用があります。
お酒を飲んでいると、どんどん体から水分が出ていき、体は脱水症状に近くなってしまいます。
体内のアルコールを尿として出すために、水分をこまめに摂取しましょう。
3.空腹時に飲んでしまう
胃が空っぽのときにお酒を飲むと、胃が荒れやすくなってしまいます。
また、空腹時は、胃の粘膜が保護されていない状態です。
このときに急にお酒を飲むと、急速にアルコールが吸収されてしまうことも。
アルコールは、胃で約20%、小腸で約80%吸収されます。
そのあと、血液から全身にいきわたって、脳細胞に作用して酔っぱらうのです。
引用:いのうえ内科
アルコールは、まず胃で20%吸収されて、そのあと小腸、血液、全身へと巡っていきます。
お酒を飲み始めるときは、おつまみを食べて胃を守りながら飲みましょう。
二日酔いの予防法
いったいどうすれば、二日酔いを防ぐことができるのでしょうか。
二日酔いの予防法として、お酒の目安や飲み方、二日酔いになりにくいお酒の種類について紹介します。
大前提として、飲み過ぎないこと
二日酔いを防ぐためには、飲みすぎはNG。
適量を見つけるためのひとつの指標として、厚生労働省が示している飲酒量をみてみましょう。
「節度ある適度な飲酒量は、1日平均純アルコールで20g程度」
20gの目安は、以下です。
・ビール中瓶:1本
・酎ハイ(7%):350ml缶1本
・ウィスキー:ダブル1杯
・焼酎(35度90ml):1/2合
・ワイン:2杯
・日本酒:1合
上記はあくまで目安です。
人それぞれアルコール代謝量は違うため、一概にどれくらいが適切とはいえません。
自分の体と相談しながら、適量を見つけていきましょう。
二日酔いになりにくいお酒は「ウイスキー・ブランデー」
ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒は、他のお酒と比較すると、アルコールが分解されやすいといわれています。
二日酔いによくなってしまう人は、ウイスキーやブランデーに切り替えてみると変化があるかもしれません。
水割り・お茶割りでアルコール度数をダウン
水割りやお茶割りなどで飲めば、アルコール度数を少しだけ下げることができます。
日本酒や焼酎など、アルコール度数が高いお酒はロックで飲まずに割って飲むといいでしょう。
二日酔いになってしまったら?
気を付けていても、二日酔いになってしまうこともあるでしょう。
二日酔いになってしまったら、まずはとにかく水分補給。
ポカリスエットなどのスポーツドリンクがおすすめです。
そして、フルーツジュースやヨーグルトでビタミンを摂取。
胃に負担をかけてしまうような脂っこい食事は避けて、栄養補給もしていきましょう。
二日酔いを予防する工夫はいろいろある!
二日酔いの原因から予防法、なってしまったときの対処法について紹介しました。
二日酔いを避ける工夫をすれば、お酒の時間をもっと楽しむことができるでしょう。
また、飲み会前にコンビニで気軽に買える、二日酔い対策ドリンクも活用してみてください。