ホテルの上層階や、ひっそりたたずむバーに行くのは、大人の階段のぼったなと感じる瞬間です。
しかし、そこで飲むカクテルは一杯2,000円以上したり、ドレスコードがあるお店もあったりとなかなか敷居が高い印象。
そこで提案したいのが、おしゃれをしなくてもお財布の中身を心配しなくても、心ゆくまで楽しめるご自宅Barです。
ご自宅Barの楽しみ方についてご紹介します。
かつての入手困難酒を自宅でじっくり味わえる
お酒の中には、生産中止や、蔵元が小さく生産量が少ないため手に入りづらいなどの理由から、幻のお酒が存在しているのをご存知ですか?
しかし、その幻のお酒の中には、今では手軽に手に入るようになり、いつでもご自宅で楽しめるようになっているお酒があります。
獺祭
2014年に安倍首相がオバマ大統領に贈った日本酒として有名で、それをきっかけに入手困難酒となった獺祭。
しかし、今は蔵元の増産体制が整いインターネットでも定価で買えるようになったので、身近な存在になりました。
飲み方は冷酒で飲むとキリッとさっぱりしますが、香りが一番わかる常温がオススメです。
茜霧島
オレンジの芋「玉茜」を使用して、13年の開発期間を経て生まれた茜霧島。
もともとは数量限定で販売されており、なかなか手に入らないレア酒でした。
しかし、人気に後押しされ2020年より通年販売がスタートしたため、今はいつでもどこでも手に入ります。
飲み方のオススメは断然お湯割りです。桃やオレンジのような焼酎で感じたことのないフルーティな香りが口の中で広がり、すぅ~っと身体の中に入ってきてくれます。
ワインカクテルなら安いワインがバーの味わいに
コンビニでも色々な種類が手に入るようになったワイン。
そのまま飲むのも良いですが、ワインカクテルは簡単に作れるのでおすすめです。
安いワインも美味しく飲めるので、ワイン選びを失敗してしまったときや気分を変えたいときなどに、試してみるのはいかがでしょうか。
カリモーチョ
スペインやメキシコで昔から飲まれているカリモーチョは、赤ワインベースのカクテルです。
作り方はとっても簡単で、コーラと赤ワインを1対1で入れるだけ。
赤ワインの渋みとコーラのさわやかさがマッチして最高です。
ワインとコーラはキンキンに冷やしておいた方が、カリモーチョは美味しくなります。
キティ
子猫の意味を持つ「キティ」ですが、女性でも飲みやすいという意味でつけられたといわれています。
作り方はとってもシンプルで、赤ワインとジンジャエールを1対1で入れただけ。
ジンジャエールの味を辛口にすればピリッと締まった印象になり、甘口にすると赤ワインの渋みがまろやかになります。
グラスに注ぐのも良いですがクリアな赤はオシャレなので、シャンパングラスで飲むと気分が上がること間違いなしです!
スプリッツァー
イギリスのダイアナ妃が愛したといわれるスプリッツァーは、ワインカクテルの中で一番シンプルなカクテルです。
白ワインと炭酸水を1対1で割り、レモンやライムを絞ればスプリッツァーの出来上がり。
白ワインを赤ワインに変えれば「スプリッツァールージュ」というカクテルになります。色合いが綺麗なのはもちろん、赤ワイン特有の渋みが緩和されて、とても飲みやすくなります。
ウォッカはカクテルの王様
ウォッカはコンビニやスーパーなどで1,000円程度で手に入れることができます。
クリアな味わいなので様々なカクテルで使用されることが多く、ご自宅Barにはもってこいのお酒です。
ご自宅Barにぴったりのカクテルをご紹介します。
スクリュードライバー
スクリュードライバーは、昔イランで働いていたアメリカ人労働者が、マドラーの代わりにドライバーでかき混ぜてつくったことからついた名前。
氷を入れたグラスに、ウォッカとオレンジジュースを1対3で入れただけのシンプルなカクテル。
口当たりがよくいくらでも飲めてしまいますが、アルコール度数が高いので飲みすぎ注意です。
モスコミュール
今から50年前くらいにハリウッドのレストランで生まれたカクテル。
作り方はいたって簡単で、ウォッカとジンジャエールにライムジュースを入れただけ。口当たりの良さから「モスクワの強性者」という名前が付けられています。
ライムジュースは日常では手に入りにくいので、自宅ではウォッカとジンジャエールを1対3でいれたら、ライムをキュッと絞ればOK。
ライムの代わりにすだちやかぼすを絞っても、香りが変わって美味しいです。
ソルティドッグ
もうすこしバーの雰囲気を味わいたいのなら、ソルティドッグがオススメ。
ソルティドッグはグラスのふちに塩がついたスノースタイルが定番ですが、家でも簡単に作れます。
グラスのふちを濡らして、お皿に盛った塩をぐるっと一回しすればスノースタイルの完成。
そのグラスにウォッカとグレープフルーツジュースを1対3で入れれば、ソルティドッグが出来上がります。
ご自宅Barなら毎日通える
毎日通うことはなかなかできないバーですが、ご自宅Barなら自宅に帰るだけなので毎日通うことができますね。
ご自宅Barで毎日のお酒をすこし贅沢に味わってみるのはいかがでしょうか。