お酒を飲む時に必要不可欠なおつまみ。
おつまみはピーナッツなどの豆類やチーズ類、塩味のあるチップスなどが主流となっていますが、なぜこれらのおつまみが主流となっているのでしょうか。
それにはちゃんとした理由があったんです!
今回は、このおつまみたちがなぜ主流になっているのかを、分かりやすく紹介していきます。
豆類
おつまみの中でも比較的簡単に用意ができ、当たり外れが少なく気軽に食べられるのが、ピーナツなどの豆類ではないでしょうか?
ピーナツの原料である落花生には、アルコールの分解に必要なナイアシンと言う物質が多く含まれており、二日酔いを軽減し肝臓の負担を軽くする効果があります。
1日のナイアシンの推奨量は成人男性で15mg、成人女性では12mgです。
落花生には、なんと100gあたり17mgも含まれていることがわかっています。
ただ、落花生100gってどれくらい?無理なく食べられる量なの?と心配された方!
実は、片手ほどの量で100gになるんです。
簡単に摂取でき、二日酔いが軽減されるというのなら、食べない手はないですね!
チーズ類
ワインのお供などに選ばれることが多いチーズ類。
こちらもちゃんとおつまみとして選ばれる理由があります!
チーズには必須アミノ酸のメチオニンが含まれており、メチオニンは肝機能を高める効果があるので、お酒のお供にはもってこいなんです。
さらに肝臓の動きを助けるだけではなく、アルコールを分解したり体力や疲労の回復機能を助ける働きもあるので、二日酔い軽減にも効果的です。
また、チーズには脂質も多く含まれているため、胃の粘膜を保護しアルコールの吸収を和らげる効果も期待できます。
美味しいだけでなく、機能性が良く食べて損がない、最強のおつまみですね!
チップス類
ついつい手に取ってしまうポテトチップス。
あのしょっぱさがたまらなくお酒と合いますよね!
お酒の中でもビールには、ナトリウムが少なくカリウムが多く含まれています。
人間の体は、体内のナトリウムとカリウムのバランスを保とうとする性質があるため、ビールを飲むことでナトリウムが減りカリウムが過剰になると、体が塩分を求めるのです。
ビールを飲むときに、塩気のあるポテトチップスがすごく美味しく感じられるのはそのためです。
人間上手く出来てますね。
おすすめのおつまみ
前述までで、なぜそのおつまみが主流となりお酒に合うのか、味だけではなく科学的な観点からも紹介しました。
ここからは、身体にいいおつまみを紹介していきます。
ぜひ参考にして、日々の晩酌を健康的で楽しいものにして下さい!
高カカオチョコレート
チョコレートにはポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールは、高血圧・肝機能などの生活習慣病を改善する手伝いをしてくれるだけでなく、アルコール摂取時の胃の抗酸化脂質を押さえ、肝臓の活性酸素を消してくれる働きがあります。
ですからポリフェノールを豊富に含んだチョコレートは、おつまみにはもってこいなんです!
甘すぎるものは逆効果になるので、カカオ配合率70%以上のものを食べてみて下さい。
キャベツ
キャベツには食物繊維が多く含まれており、さらにファイトケミカルと呼ばれる成分も含まれているので二日酔い予防にもなります。
タンパク質が含まれているものと一緒に摂取すると、胃腸の保護にもなるので、チーズなどと一緒に食べるのがおすすめです。
お酒を呑む前から食べることによって効果はさらに大きくなるので、晩酌前のひとつまみにもどうぞ!
まとめ
お酒とおつまみの関係は思っていたよりも奥深く、科学的にも裏付けのあるものが多いです。
気になる臓器に良いものを選べば、身体に負担をかける事を減らしつつお酒を楽しむことができます。
皆さんもこの記事を参考に、自分に最適なおつまみを選び、晩酌を楽しんでくださいね!