日本はお酒が楽しめる店が街中にとても多くあり、海外と比べてみると酔っ払った人に寛容な国ではないでしょうか。
実は、海外では飲酒に対する文化が異なっており、お酒を飲んだあとに酔ったまま外をふらつくだけで逮捕に至るケースもあるんです。
今回は海外での日本とは異なる飲酒ルールについて、国の例をあげて詳しく紹介していきます。
飲酒そのものが禁止されている国がある
世界にはそもそもお酒を飲むことが禁止されている国もあります。たとえばイスラム圏のアラブ首長国連邦やイランといった宗教信仰が熱心な国は、街のお店でお酒が売られていることがありません。
ヒンドゥー教が盛んなインドもお酒を飲むこと自体が良しとされておらず、その国の地域によっては飲酒が禁止されています。
国によっては宗教上の理由から飲酒が合法でないケースがありますが、現地の若い人は家や隠れ家のような小さな飲食店でこっそりお酒を飲んでいる事も多いようです。
お酒を持ち込めない&持ち歩けない
他の国からアルコール飲料を持ち込めなかったり、お酒が入った容器を持ち歩けない国もあります。
調べずに日本からお酒を持っていって、空港の関税でストップがかからないように気をつけたいですね。
モルジブではイスラム圏という宗教上の理由から、お酒の持ち込みだけでなく持ち歩きも禁止されています。
イスラム圏のほかの国に関しても規制される量や適法される罰則に違いはありますが、酒類の持ち込みや持ち歩きが認められていません。
飲酒に厳しい年齢制限がある・年齢制限がない国
飲酒ができるようになる年齢は国によって違いがあり、飲酒可能な最低年齢は世界共通ではありません。
ヨーロッパの一部やオーストラリアでは、飲酒は15歳という若い年齢から認められる場合があります。
ただし、低い年齢では国によって購入が禁止でも飲酒は可能だったり、大人が同伴していたら飲酒ができたりと、きまりが複雑です。
日本では成人になる20歳から飲酒が認められていますが、他の国では16歳や18歳といった年齢で成人とみなされるケースもあり、飲酒が可能になる場合もあります。
飲酒に独特のマナーがある国
日本では飲み会などで女性が男性にお酌をする場面がよく見られますが、イギリスなど女性尊重がある国ではマナー違反とされたり、会食パーティーやレストランといった公共の場では男性がお酌することが、女性に対するエスコートの一環になっています。
また、日本ではお花見やバーベキューなど野外でお酒を飲む機会がありますが、海外では決まった場所以外の飲酒で逮捕されてしまうケースも多くあります。
アメリカでは州によっては飲酒エリアが決められており、その範囲外で飲酒すると軽犯罪として通報される可能性があります。
海外では飲酒ルールに気を付けよう
ここまで、海外での特徴的な飲酒ルールを紹介してきました。
飲酒や酔っ払いに寛容で、どこでもお酒を飲める日本とは異なり、かなり独特なルールがある国もあります。
海外旅行をする際に、楽しみにしている食事の場でお酒が飲めないといったことも考えられます。
アルコールの持ち込みが禁止されている国では、空港の関税で止められてしまう場合もあるので、海外への出発前によく確認しましょう。