3月は、レモンサワーの日・サワーの日と、2回サワーの記念日がある月です。
この機会に、知っているようで意外と知らない、サワーの豆知識を身につけませんか?
サワーの日の由来とともに、サワーとは何か?チューハイとの違いについても紹介するので、ぜひご覧ください。
3月8日は「レモンサワーの日」
3月8日は、「レモンサワーの日」です。
こだわり酒場のレモンサワーを販売するサントリースピリッツ株式会社が制定し、2019年に認定されました。
由来は、「レモンサワーはレモンの心地よい酸(3)味と炭酸のパチパチ(8)が爽快に楽しめること」だそう。
2021年は、3月16日に新商品「追い足しレモン」を発売。
毎年3月は、サントリーのレモンサワーにちなんだイベント・新商品から目が離せません。
毎月30日は「サワーの日」
毎月30日は「サワーの日」ということを、意外と知らない人も多いかと思います。
サワーの日を制定したのは、焼酎や清酒、その他アルコール飲料に加え、調味料まで手掛ける宝酒造株式会社。
サワーの日制定の由来は、2つあります。
1つ目は、「サ(3)ワ(輪=0)ー」と読む語呂合わせ。
2つ目は、毎月月末に、家族・友人・会社の同僚など、みんなでサワーを飲んで絆を深めて欲しいという願い。
これら2つの理由で、毎月30日をサワーの日として楽しもうと制定され、2019年に認定されました。
宝酒造は、極上レモンサワーの定番味(瀬戸内レモン、丸おろしレモン)や、期間限定(丸おろしみかん・丸おろしシークヮーサーなど)を販売しています。
サワーの日ということで、「毎月30日は宝酒造のサワーシリーズを飲み比べする」という夜があっても素敵ですね。
サワーとチューハイの違いとは?
「サワーとチューハイの違いは何か」と聞かれても、明確に答えられない人が意外と多いかと思います。
サワーとチューハイは、名前に違いがあるものの、レシピの違いはほぼありません。
ここでは、本来のサワーとは何か?チューハイの語源やベースのお酒に着目しながら、サワーとチューハイの違いをみていきましょう。
サワーとは?
日本でサワーというと、シュワシュワと炭酸が入ったアルコールドリンクを思い浮かべる人がほとんどかと思います。
しかし、本来のサワーとは、スピリッツをベースに、柑橘類・ベリー類など酸味のある果汁と、砂糖などの甘み成分を加えて作るカクテルの一種です。
日本では、このカクテルにソーダを加えたものをサワーと呼んでいます。
大衆居酒屋では、甲類焼酎を使用したサワーが一般的です。
筆者が働いていたバーでは、クセが少ない甲類焼酎のキンミヤを炭酸水で割り、レモン果汁を加えて「レモンサワー」として出していました。
チューハイとは?
サワーと似ているチューハイとは、ベースのお酒に果汁などを加えて、炭酸で割ったお酒です。
大衆居酒屋はもちろん缶チューハイなどがあるため、サワー以上に身近な存在に感じている人も多いかもしれません。
チューハイの語源は、焼酎の「酎(チュー)」と、ハイボールの「ハイ」からきていると言われています。
ただ、チューハイに法律上の規定や区分は特にありません。
そのため、ベースのお酒はハイボールのみに限定されず、むしろ焼酎がスタンダードで、ウォッカ・スピリッツとさまざまなお酒が使用されます。
居酒屋でよくある「レモンハイ」はレモンチューハイの略で、チューハイのひとつです。
関東と関西で呼び方が違う
同じレモンサワー・レモンチューハイであっても、関東と関西で呼び方が違うことがあります。
関東ではレモンサワー、関西ではレモンハイと呼ばれることが多いです。
ストロング系の缶チューハイの中身
ここ数年で、ストロング系缶チューハイが増えたことを感じている人も多いでしょう。
ストロング系缶チューハイは、チューハイといっても焼酎ベースではないことがほとんどです。
ウォッカやラムなどをベースに、果汁の風味を加えて製造されています。
アルコール度数9%と高くても、甘みや酸味を工夫しているため、アルコール感が上手く隠れて飲みやすい仕上がりになっています。
サワーの記念日をきっかけに、3月はいつも以上にサワーを楽しもう!
サワーにちなんだ記念日が2回訪れる、3月。
3月8日は、レモンの酸味(=3)と炭酸のパチパチ(=8)で、レモンサワーの日。
毎月30日は、サ(=3)ワ(=0)ーで、サワーの日。
本来のサワーはスピリッツベースに酸味ある果汁・砂糖を加えたカクテルだということ。
そして、サワーと似ているチューハイは、レシピ上の違いはありません。
ただ、チューハイは、ベースのお酒が焼酎・ウォッカ・スピリッツなど幅が広く、ストロング系缶チューハイとしても人気を集めています。
3月のサワーの記念日をきっかけに、サワーの知識を深めて、お酒の時間をいつも以上に楽しんでください。