お茶好きもメロメロになる日本酒「長者盛」って?「茶柱倶楽部」

お茶好きもメロメロになる日本酒「長者盛」って?「茶柱倶楽部」

茶柱倶楽部

今回は芳文社「週刊漫画TIMES」で連載中の「茶柱倶楽部」(青木幸子)から、いくつかのお酒を紹介します。

主人公の伊井田鈴(いいだ すず)さんは、移動茶店「茶柱倶楽部」で全国を回る毎日。

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元々は静岡にある茶商の看板娘だったのですが、手助けをしたお礼にお茶を頂いたお婆さんを探すために、宝くじの当選金を元手に車を改装し、全国各地でお店を開いて回っています。苦労のかいあって、お婆さんと再会できましたが、その後も人とお茶との出会いを求めて、旅を続けています。

コミックス4巻では、新潟の花火師である岡さんのところを尋ねます。そこで鈴さんがご馳走になったのが、日本酒「長者盛」です。

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鈴さんは基本的にお茶を飲む毎日なのですけれども、この時ばかりは「ほにゃへ~」と心地よく酔っています。ぐい飲みを「きゅー」と傾けた鈴さんを、岡さんが幾分驚いたように見ているのからすると、よほど杯が進んでいる雰囲気。翌日の「茶柱倶楽部」の移動や営業が大丈夫なのかと心配したくなるくらいです。

「長者盛」は新潟県小千谷市にある新潟銘醸が造っている日本酒で、数々の鑑評会で受賞を繰り返している評価の高いお酒です。

先月3月2日には、雪輪文(小千谷市のシンボルマークでもある雪の結晶の模様)をラベルの統一デザインに使用した「新・長者盛 雪輪文シリーズ」が発売されたばかり。1.8Lで2,300円前後、720mlで1,100円と手ごろなお値段でもありますし、「何か新しいのを呑みたいな……」と考えている人にはお勧めです。

岡さんから紹介されたのが、東京・下北沢でバーテンダーをしている三笠忍さん。勤めているお店のオリジナルカクテル「織部」を味わいます。

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カクテルのベースとなるジン「ビーフィーター24」は、漫画にあるように日本の緑茶(煎茶)、中国茶などの他、グレープフルーツ、コロアンダー、アーモンドなど、12種類の植物を使用しています。

「24」は、お酒をイメージしたロンドンが24時間刺激的な街であることと、素材となる植物に24時間漬け込むことから名づけられています。「ビーフィーター24」はシンプルなラベルですが、近衛兵(ビーフィーター)が大きくデザインされた「ビーフィーター」ボトルなら、見たことがある人が多いかもしれませんね。

登場するカクテル「織部」は、東京・渋谷にあるバー「石の華」で、実際に飲むことができます。機会があったら、こちらもぜひ飲んでみてください。

実は鈴さん、最初に訪問した日に「織部」を何杯も飲んでいることを、すっかり忘れています。と言うのは……

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よほど「長者盛」が気に入ったようです。翌朝、忍さんに「あれだけ飲んで……」と言われてしまったくらいなので、鈴さんはもしかしてザルなのかもしれませんが、それだけ「長者盛」がおいしい証拠とも言えそうです。

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茶柱倶楽部

作者:青木幸子
連載:週刊漫画TIMES
発行:芳文社
既刊6巻(7巻4月16日発売予定)

■参考
新潟銘醸ホームページ:http://www.niigata-meijo.com/
ビーフィーターホームページ:http://beefeater.jp/home/index.html
石の華ホームページ:http://ishinohana.com/

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