魅惑のバーテンダー沙羅が甘いひと時を提供「BAR来夢来人」

魅惑のバーテンダー沙羅が甘いひと時を提供「BAR来夢来人」

来夢来人-表紙

今回は集英社の「ビジネスジャンプ」で連載されていた「BAR来夢来人」(池田文春)から、カクテルを紹介します。

作品は、タイトルと同名のバーを経営する謎多き女性、沙羅さんが主人公。

BAR来夢来人1

彼女は、いろいろな悩みを抱えて来店する客に、望みを叶える手助けをするオリジナルカクテルを提供します。

例えば、人形に命を与えたり(コミックス1巻「ソウル」)、ある過去に遡れたり(コミックス3巻「ルネッサンス」、コミックス5巻「ノスタルジア」など)、時間を貯めることができたり(コミックス8巻「タイムキーパー」)と、まさに自由自在。

彼女がそんな力を持っている理由は、連載の終盤で明らかになりますが、その辺りはコミックスを読んで欲しいところです。

コミックス1巻では、女性に大金をだまし取られた大学生(カットの眼鏡の男性)に「レディージョーカー」を提供します。

BAR来夢来人2

これを飲んで女性になり、復讐を終えた大学生、榊玉三郎君は、沙羅さんの下でアルバイトしつつ社会勉強に励んでいきます。

でも早々に思い違いに気付く榊君。

BAR来夢来人3

沙羅さんは、あくまでも望みを叶えるだけで、ハッピーエンドになるか、バッドエンドになるかは、その人次第なんですね。

コミックスでも、願いがかなって万々歳になる話がある一方、悲劇的な最後となる話も少なくありません。また二転三転する結末に、どちらとも言い切れない話も出てきます。

そんな「BAR来夢来人」ですが、基本的には普通のバーですので、普通のお酒やカクテルも、たくさん登場します。

コミックス9巻、第67夜「祝福のダイヤモンド」では、仕事に疲れたウェディングプランナーの女性に沙羅さんが勧めるのは、カルーアコーヒーリキュールをベースにしたカクテル「カルーアミルク」です。

BAR来夢来人4

この「カルーアコーヒーリキュール」、日本ではサントリーが扱っていることもあり、よく知られたリキュールの1つでしょう。そしてレシピが簡単な「カルーアミルク」は、居酒屋やカラオケボックスなどでも提供されているカクテルです。

カルーアミルク

漫画にあるように、甘くて飲みやすいカクテルなので、お酒が苦手な人でも楽しめるはず。カルーアと牛乳との割合は、飲む人のお酒の強さや好みによって、アレンジしても良いでしょう。

ステアして出すところもあれば、カルーアと牛乳を注いだまま、マドラー代わりにポッキーを添えて出すところもあります。この辺りも好みでしょうね。

サントリーのホームページには、カルーアのウンチクもタップリと掲載されています。ちなみに「カルーア」とは、アラビア語でコーヒーを表す俗語の「カフワ(kahua)」から来ているのだそうです。

またカルーアを使ったカクテルのレシピを公開しています。コーラで割ったり、ラムなどと合わせたりと様々で、執筆時点では85種!もあります。ホットカクテルもあるので、冬場にも楽しめそうですね。

カルーアミルクを飲んだ女性は、リフレッシュして仕事に取組み、沙羅さんのオリジナルカクテルの活躍もあって、見事に挙式を成功させます。

皆さんも、カルーアミルクで気分転換してみませんか。

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BAR来夢来人

作者:池田文春
発行:集英社
全9巻

サントリー「カルーア」ページ

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