今回は、芳文社「週刊漫画TIMES」で連載されていた「バリスタ」から、カクテルの紹介です。
あちこちに外資系コーヒーチェーンが増えた現在、知っている人は多いと思いますが、タイトルの「バリスタ」はコーヒーを入れる職人のことです。
主人公の蒼井香樹は、イタリアのバールで働く腕前の良いバリスタです。
そこでエリジオ・ソーラ社にスカウトされ、同社の日本進出1号店で働くことになります。
ところが行ってみると見習いの待遇だったり、どこか反りの合わない女性店長がいたりと、何かと苦労することになります。
それでも周囲の協力を得ながら、香樹はバリスタの日本代表を決める大会で優勝を飾ります。
ただし順風満帆に行かないのが漫画の常。香樹の出生に関するトラブルから世界大会は辞退し、エリジオ・ソーラ社も辞めることになってしまいます。
コミックス7巻では、宛てもなく自転車旅行に出かけた香樹が、旅先で誘われたのがバーテンダーです。
はい、ようやくお酒の登場です。
それまでにもリキュールを加えた「カフェ・コレット」(2巻)、「チナールとノチーノ入りエスプレッソ」(4巻)を出していましたが、もちろんコーヒーがメイン。
イタリアのバールでは、簡単なカクテルを出すこともあるようで、バーテンダーとして誘われたのもママにカクテルのアドバイスをしたことがきっかけです。
カウンターに立って、第一号のお客さんに出したのが、カクテル「ピニャコラーダ」です。
サトウキビから作った蒸留酒のラムに、ココナッツミルクとパイナップルジュースを混ぜたもので、漫画のようにパインを飾りにすることが多いようです。
言葉遣いはともかく満足して貰えたようです。
実はこの女の子の正体は……とか、いろいろあるのですが、女の子やバーの常連さんなどが鍵になり、香樹は立ち直ることができました。そして自分の夢を叶えるために……と漫画は展開して行きます。
さて「ピニャコラーダ」ですが、シェーカーを使うこともあって、自作するにはなかなか難しいカクテルです。
と言っても便利な世の中、サッポロビールが「バカルディ ピニャコラーダ フィズ ボトル」を発売しています。
偶然にもバカルディは漫画に登場するラムで、日本ではサッポロビールが取り扱っており、バカルディを使ったモヒートやダイキリなども展開中です。いい具合にイオンで3本550円のセール中でした。
ピニャコラーダ「フィズ」とあるので(「フィズ」に関しては「ジンフィズの『フィズ』って何か知っていますか?−Bartender(バーテンダー)−」をどうぞ)、炭酸入りですが、ラムを体験するにはちょうど飲みやすいと思います。
さわやかな美味しさには、女の子ならずとも「ヤッベー!!」と言ってしまうかもしれませんね。
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バリスタ
原案:花形怜
漫画:むろなが供未
発行:芳文社
全10巻
■参考
サッポロビール「バカルディ ピニャコラーダ フィズ ボトル」
芳文社「バリスタ」