今回はKADOKAWAのメディアファクトリー新書「漫画・うんちく居酒屋」(室井まさね)から、カクテルを紹介します。表紙にも描かれているのが漫画の主人公、雲竹雄三(うんちく ゆうぞう)です。
「人呼んで『ミスターナレッジ』」と言っていますが、「自称」の可能性大。
ウィキペディアにある「うんちく」の項目には、「ほどほどに披露する分には、場を盛り上げたり、なごませたりするが、相手に余り興味がないのに延々と話を続けたりすると迷惑がられることがある」と書かれています。
彼はと言えば、若い人達の飲み会に紛れ込んだり、会社員の集まりに口を挟んだりすることもあれば、ウィスキーのことで言い争う外国人達を和解させたり、アルコールハラスメントになりかかっている会社社長を諌めたりと、いろいろあるようです。
第6話「君の瞳に乾杯」では、カウンターバーを舞台に、失恋した美女を慰めるのですが、その手段が‘うんちく’の連発です。こんな具合に……
シャンパン・カクテル、マルガリータ、マイ・タイ、バカルディ、X・Y・Z……、とカクテルのうんちくを延々続ける内に、女性から「そろそろ場所を変えない…?」と言われるくらいになります。大成功ですね。
でもミスターナレッジは、彼女を袖にして帰って行きます。と言うのは、雲竹雄三さんって結婚してるんですよ。奥さんの名前は雲竹優子(うんちく ゆうこ)。ミスターナレッジに負けず劣らずのうんちく好きです。
ただ雄三さんと優子さんは、別居して3年になるんだそうです。美人でナイスバディの優子さんに、雄三さんはベタ惚れの様子なのですが、別居に至った理由が知りたいところ。
そして今回紹介するのは、サッポロ「バカルディ モヒート」です。
クレナデンシロップとライムジュースはあるので、そこにバカルディ スペリオールを合わせれば、漫画に登場したカクテルの「バカルディ」になるのですが、「ラムを1ビン買ってもなぁ」と思い、こちらにしました。
文豪アーネスト・ヘミングウェイが好んだカクテル「モヒート」は、ラムやライムとともにミントの葉を材料に使います。ガーデニングで育てている人でないと、サッと作るわけにはいきませんが、そこはカクテル商品の良いところで、蓋を開けるだけでOKです。
ところでサッポロの「バカルディ」シリーズは、9月にリニューアルしてます。以前はこちら。
現在はこんな具合です。
ラベルが変わり、ビンの形も少しいかり肩で下の方が滑らかになっています。
サッポロのホームページを見ると「中味をより本格的かつ爽快感のある味わいへブラッシュアップ」とあるのですが、味が変わったかどうかは……不明です。飲み比べてみると分かったかも。とは言え、肝心の味は、わずかに含まれているライムが良いアクセントになって、さっぱり飲めます。
さてミスターナレッジですが、意外な一面が隠されていました。酒が飲めないんじゃないかと聞かれたミスターナレッジは、そばにあったジョッキを手にすると……
だったんですね。
最後の方では、優子さんに「最近…奈良漬けが食べられるようになったんだ」と告白したものの、「粕汁は?」「ウィスキーボンボンは?」と聞かれて、「まだ」「それもまだ」と答える始末。
さらに「ホッピー(0.8度)に挑戦する?」と聞かれても、「あ…いや…」と口ごもるくらいなので、「バカルディ モヒート」(6度)でも、ビール同様にひっくり返りそうです。
でも皆さんなら、そんなことも無いかと思います。リニューアルした「バカルディ モヒート」を味わってみてください。
[amazonjs asin=”4840151121″ locale=”JP” title=”漫画・うんちく居酒屋 (メディアファクトリー新書)”]
漫画・うんちく居酒屋
作者:室井まさね
発行:KADOKAWA
関連リンク
メディアファクトリー新書「漫画・うんちく居酒屋」
BACARDI JAPAN「バカルディ モヒート」
[amazonjs asin=”B0084BMTFQ” locale=”JP” title=”バカルディクラシックカクテルズモヒート 700ml”]