今回は、ちょっと変わった日本酒を紹介します。
梅酒のように、漬け込んだり混ぜ込んだりして、中に何か入っているお酒がいろいろあります。その他にも植物が入ったり、虫が入ったり、さらにはハブやマムシが入ったり……。好みと言っても、進んで口にするのは悩ましいところです。
そんな中、金箔の入ったお酒もいくつかあります。比較的知られているのが、リキュール「ゴールドワッサー」でしょうか。日本酒や焼酎にも、金箔入りの商品がいくつもあります。
金箔そのものは何の味もしませんし、毒にも薬にもならない（漢方では効果があるとの説も）ものの、見た目の華やかさでは文句なし。場を盛り上げる意味では、大いにプラスとなります。
そんな金箔入りの日本酒の1つとして、新潟県のふじの井酒造が製造、販売している「うる星やつら ラムちゃんの金箔入吟醸酒」があります。
名前の通り、人気漫画「うる星やつら」とのコラボレーションにより誕生したお酒。なんでも作者の高橋留美子先生が、新潟出身だったことからコラボに至ったとのこと。入手がかなったので、早速飲んでみました。
「黄色いお酒？」と思うかもしれませんが、これは箱の背の部分に入った紙の色。
グラスに注ぐと分かるように、お酒は無色透明です。
近くで見ると、金箔が飛び交っているのが分かります。こういうのは見ているだけでも気分が浮き立つとともに、「飲むのはもったいないなぁ」との思いも。
ただ放っておいても仕方ありません。
飲んでみると、ふんわりとしたフルーティな香り（吟醸香）を漂よわせつつ、すっきりとした味わいでした。常温でも良いのですが、個人的な好みもあり冷やして飲んでもおいしかったです。
同社からは、「めぞん一刻」や「らんま1／2」とコラボした日本酒や、「うる星やつら」とコラボしたチョコレートリキュールも発売中。こちらも機会があれば、ぜひ飲んでみたいものです。
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うる星やつら
作者：高橋留美子
発行：小学館
全34巻
関連リンク
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