「居酒屋」に「スナック」、「Bar」に「パブ」これらの酒場はどう違う?
一言で「酒場」といっても、世の中には色々な酒場があります。「居酒屋」からはじまり、「スナック」・「Bar」・「パブ」・「キャバクラ」などなど…最近では「Bar」と書いて「バル」と呼ばせる店も増えています。
これらの酒場の呼び名の違いは何処からくるのでしょう?またそれらの酒場にはどんな特徴があるのでしょう?
日本の法律では酒場の基準はない?
まあ客として酒を飲む立場であれば全然関係ない話なのですが、酒場を開店する場合、飲食業ですからもちろん保健所に「飲食店営業許可」届出をしなければいけません。
さらに深夜0時以降営業する場合は、風営法の規制対象になりますので、警察から「深夜酒類提供飲食店営業」の営業許可が必要になります。
風営法の場合は店の広さや店内の照明などで、『1号営業』から『8号営業』に分けられていますが、自分で店を出す場合、どんな営業許可が必要かは行政書士などに相談して調べましょう。
ただ風営法の規制は、あくまで営業時間や接待方式、あるいは店の規模などに関する規制です。たとえば風営法による1号営業の店に該当する店をクラブと呼ぶ、とかいう酒場の名称を現しているわけではないのです。
それでも、酒場には一定の法則はある…かもしれない
ですから、日本国内にある酒場の場合、看板に「Bar」とか「パブ」と書いてあっても、所詮それは経営者の趣味によるもので、
「こういう経営をしているから、ウチは居酒屋」
とか、
「Barを名乗るには、こうした店でないといけない」
といった法律的な縛りはないわけです。
それでも夜の盛り場を歩くと、居酒屋は居酒屋っぽく、BarはBarらしい店が軒を並べています。これは法律では規制されていなくても、それぞれの酒場の経営者が、ポリシーを持って店を経営しているからです。
これらの酒場の違いと特徴を紹介していきたいと思います。
まだ外で酒を飲んだことのない方、居酒屋チェーン店を卒業して、そろそろ本格的に酒場で飲んでみたい方に
“失敗しない酒場選び”
の参考になるでしょう。