株式会社エル・コーポレーションが運営する東京・麻布十番「エルブランシュ」では、従来のブルゴーニュワイン・ペアリングプランに加え、日本ワインとフランス料理を楽しむ「日本ワイン・ペアリングプラン」を4月1日より開始する。
これまでは、「フランス料理にはフランスワイン」が常識だったが、昨今、LVMHなどのコンゴロマリットの参入もあって日本におけるブルゴーニュワインの価格は2倍以上、さらに品薄状態により、いままで通りの価格で提供することが難しくなってきた。
その一方で、その繊細な味わいと親しみやすさ、食事との相性のよさから、日本のワインが世界に注目されつつある。
こうした状況を踏まえて「麻布十番エルブランシュ」では、クラシカルとモダンを掛け合わせたフランス料理に、日本ワインに特化したペアリングプランを4月1日から提供開始する。
まず乾杯から始まり、冷前菜にはすっきりとした甲州種を、温前菜には酸味が柔らかくコクのある白ワイン、もしくは華やかな香りのロゼワインを、メイン料理にはエレガントで料理を引き立たせる赤ワインが用意される。
徐々に世界的な認知度を高める日本ワイン。リーズナブルながら、高品質なそのワインが世界の主流となる日もそう遠くないかもしれない。