日本三大酒処・東広島の酒蔵巡りを支える相乗りモビリティ実証実験開始

日本三大酒処・東広島の酒蔵巡りを支える相乗りモビリティ実証実験開始

NEC、web3技術を活用し地域課題解決を目指す

広島県東広島市の西条を起点とした酒蔵巡りを楽しめる相乗りモビリティサービスの実証実験が、2025年3月1日から30日までの土日限定で実施される。本プロジェクトは、一般社団法人ディスカバー東広島が主催し、NECを含む複数企業が協賛・協力する。

この実証実験では、相乗りタクシーを利用し、西条、黒瀬、安芸津といった酒処を巡る移動手段を提供。土曜日は5,400円(税込)、日曜日は8,900円(税込)で運行され、日曜コースではボランティアガイドが同乗する。酒蔵訪問スタンプとしてNFTが取得できる点も特徴的だ。

本プロジェクトの背景には、日本酒消費量の減少に伴う酒蔵の減少や地域経済の課題がある。一方で、日本酒文化への関心が高まり、ユネスコ無形文化遺産登録を追い風に「酒蔵ツーリズム」の需要が増加している。この状況を踏まえ、酒蔵巡りの利便性を向上させることで、地域経済への波及効果を検証する。

NECは、本実証実験を通じて、web3技術を活用したデータの分散管理・活用モデルを試行する。従来の中央集権的データ管理とは異なり、個人が自身のデータを管理できる仕組みを導入することで、安全かつ持続可能なサービスの実現を目指す。

この取り組みを通じ、NECは今後も地域の社会課題解決に向けた技術開発を推進していく。

出典元:日本電気株式会社のプレスリリース

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