世界最多1028点から選ばれた「世界一おいしい日本酒」発表!

世界最多1028点から選ばれた「世界一おいしい日本酒」発表!

1位の酒蔵と記念撮影

全国の蔵元から自慢の日本酒が寄せられ、その味が競われる世界最大級のコンペ「SAKE COMPETITION」が今年で4回目を迎えた。

今年は335の蔵元から、世界最多の1028点が出品され、Free Style部門、純米酒部門、純米吟醸部門、純米大吟醸部門の4つの部門のもと、5月に予審・決審を開催。厳しい審査を通過した入賞酒が9月14日、港区・東京プリンスホテルで発表された。プレゼンテーターは、海外で日本酒の普及に尽力する元サッカー日本代表の中田英寿や、NHK「夏子の酒」の主演女優・和久井映見らが務め、会場を盛り上げた。

入賞酒

【純米酒部門】

1位 磯自慢酒造株式会社 磯自慢 特別純米 雄町
2位 清水清三郎商店株式会社 作 穂乃智 純米酒
3位 新政酒造株式会社 新政 ラピス 純米酒

【純米吟醸部門】

1位 仙台伊澤家勝山酒造株式会社 勝山 純米吟醸 献
2位 髙垣酒造株式会社 紀ノ酒 純米吟醸 生貯蔵酒
3位 青木酒造株式会社 御慶事 純米吟醸

【純米大吟醸部門】

1位 鶴乃江酒造株式会社 会津中将 純米大吟醸 特醸酒
2位 株式会社澄川酒造場 東洋美人 壱番纏 純米大吟醸
3位 高木酒造株式会社 十四代 純米大吟醸 七垂二十貫

【Free Style部門】

1位 酒井酒造株式会社 五橋 極味伝心 生もと木桶造り 純米大吟醸
2位 株式会社澄川酒造場 東洋美人 山廃吟醸
3位 株式会社佐浦 浦霞 山廃純米吟醸 ひらの

「SAKE COMPETITION 2015」実行委員会代表 長谷川浩一氏は、「全体を通じて、酒質の向上を顕著に感じたコンペティションとなりました。予審を通過した出品酒はどれもレベルが高く、特に純米酒は、香りに頼らず味わい重視の酒質にかつてない程のレベルの高さを感じました。また今年は、フレッシュで若々しくガス感のある出品酒が多く見受けられ、日本酒の新たなトレンドとして注目しています。」と評している。

審査は公正性を徹底し、ラベルも瓶も覆い隠し、並び順もパソコンでシャッフル。日本酒有識者により、「ブラインド利き酒」で審査されるため、小さな酒蔵も、大手酒造メーカーも、完全に「お酒の中身」だけで競うコンペである。また出品酒は、鑑評会のために造った特別なお酒ではなく、「販売されている酒(季節限定、PB商品含む)」に限られているので、酒屋やインターネットを通じて誰でも入手可能なところも面白い。

中田英寿さんと和久井映見さん

中田英寿氏が、「日本酒に興味があっても何を飲んだらいいのかわからないという方にとって、お酒を選ぶ入り口のひとつになってくれれば」とコメントしたとおり、今年はどの銘柄が入賞したか、どのお酒を呑もうか、毎年、秋の楽しみにしたいところだ。

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