日本酒の美味しさを形作っているのは何だろうか?水、米、麹、酵母?では、もしそれらがすべて同じ条件で、違う蔵元がお酒を造ったらどうなるのだろう。蔵によって味はどのように変化するのだろう?
そこで登場したのが、埼玉の新鋭蔵元による「対決型」日本酒プロジェクトだ。同じ条件のもとで日本酒を造り、美味しさを競う。対決するのは、業界最年少コンビで酒を醸す、幸手市にある石井酒造の和久田健吾氏と、隣町の久喜市にある、寒梅酒造の鈴木隆広氏だ。どちらも東京農業大学醸造科学科の出身。杜氏の腕が問われる場で、先輩・後輩が対決する。
条件は、
- 水:荒川水脈系の地下水
- 米:さけ武蔵(埼玉県産酒造好適米)
- 精米歩合:60%
- 酵母:協会1901号
- 種麹:秋田今野商店 吟醸用氷上タイプ
実は、埼玉県は日本酒の出荷量・消費量が全国で4位という酒処なのである。とはいっても、まだまだ埼玉のお酒の良さは知れわたっていない。埼玉清酒の魅力を伝えようというのもこのプロジェクトの趣旨なのだ。
その趣旨に則って、埼玉の光る原石のような日本酒を発見してほしいという希望と、まだまだ若い自分達が未来への原石として輝くようにという願いから、石井酒造のものには「彩の原石 幸」、寒梅酒造のものには「彩の原石 喜」という名がつけられる。
そして、勝敗を決めるのは「あなた」です。
“決戦投票イベント”が12月下旬に日本酒専門店「KURANDO SAKE MARKET」の浅草店/池袋店/渋谷店それぞれで計3回開催予定だ。どちらが美味しいと感じたか、2つの「彩の原石」をその場で試して投票する。
イベントのスケジュールは以下の通り。
- 初戦:12月19日(土) 浅草店
- 2回戦:12月20日(日) 池袋店
- 3回戦:12月23日(水) 渋谷店
チャレンジングな企画のこの「埼玉酒ダービー」。日本酒が好きな方や、埼玉酒の味わいを確かめたい人にはまたとない機会になるに違いない。
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美味い酒はどっちだ!? 埼玉の新鋭蔵元による「対決型」日本酒プロジェクト【Makuake】