サンクトガーレン有限会社は、11月15日(木)のボジョレー・ヌーボー解禁日に、ワイン並の高アルコールを持ちワインのように長期熟成が可能なビール“麦のワイン”2種類を各8,000本限定で発売する。
麦のワインは、イギリスがフランスワインの人気に対抗してビールでワインのようなものを造ったのがはじまりだと言われている。最初は大麦麦芽を主原料とした“バーレイワイン(Barley Wine)” のみだったが、1980年代にアメリカで小麦麦芽を主原料にした“ウィートワイン(Wheat Wine)”が誕生。今回の“麦のワイン”もバーレイワインとウィートワインの2種類だ。
バーレイワイン、ウィートワインともに原材料は通常ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみ。それを膨大な量使用し、極限までアルコールを高めている。麦芽は通常の2.5倍以上使用。ホップはウィートワインで2.7倍。バーレイワインでは6倍以上もの量を使用している。そのため、非常に濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりが特徴だ。
アルコール濃度はどちらも10%で、通常のビールの約2倍となる。また、通常の6倍の熟成期間を費やしているため、これはもはやビールの域ではなくブランデーを思わす熟成感だ。賞味期限も5年間と長い。
今年は、皆と同じワインではなく、麦のワインでボージョレーの時期を楽しんでみてはどうだろうか。ビールの概念がまったく変わるに違いない。
出典元:サンクトガーレン有限会社