“世界一おいしい日本酒”を決める、世界で唯一の市販酒だけのコンペティション「SAKE COMPETITION 2016」の予審・決審が、5月17日・19日に台東区(東京)でおこなわれた。
SAKE COMPETITIONは今年で5回目の開催。今回も過去最多を更新し、1,462点もの出品酒が全国の酒蔵から集結した。さらに今回は初めてアメリカやノルウェーなど、海外の酒蔵からも21点出品され、文字通り”世界一おいしい日本酒”を決める大会となった。
審査は、吟醸/純米酒/純米吟醸/純米大吟醸/Super Premiumの5部門に分かれ、ボトルにカバーをかけ、陳列もパソコンでシャッフルした完全な「ブラインド利き酒」の状態でおこなわれた。(Super Premium部門はブラインド利き酒の評価に加え、別途ボトルデザインなどの外観評価の総合で審査された)
総勢37名の審査員は、技術指導の先生や全国から選出された蔵元や有識者で、真剣な面持ちでひとつひとつじっくりと審査、さらに決審では今年から追加されたSuper Premium部門の審査員にジャン・ジョルジュ東京などの有名店のシェフやオーナーも加わり、豪華メンバーでの審査会となった。
このコンペティションの出品酒は市販酒に限られるため、コンペのために作られた特別なお酒ではなく、一般消費者が購入できるという点も、このイベントの魅力。日本酒のプロが審査した“世界一おいしい日本酒”を、近所の酒屋やネットショップで購入して呑む楽しみを味わうことができる。
なお、受賞結果の発表および表彰式は、2016年7月29日。栄えある1位に輝いたのはどの銘柄か。
関連リンク
“世界一おいしい日本酒”は?!世界最多1028点をプロが審査!(2015年5月21日)
SAKE COMPETITION 2015表彰式後の酒蔵を囲む会のアルバム