7月22日はナッツの日です。
7(ナ)22(ッツ)の語呂合わせからで、栄養バランスの良いナッツは、夏バテ防止にもよく、夏に美味しいビールとも相性が抜群。
「夏にナッツ」、「うなぎもいいけどナッツもね」の意味を込めて、日本ナッツ協会が、この日をナッツの日と制定しました。
ヘルシーで貴重な保存食だったナッツ
ナッツは、木の実の種子や、胚や仁を指し、アーモンドやカシューナッツ、くるみ、ピスタチオなどがポピュラーなものとして親しまれています。
食べられるようになってから歴史はとても古く、古代から貴重な保存食として食べられていただけでなく、神様へのお供え物などにも使われていました。
例えば、アーモンドならば、4000年以上前のヨルダンが原産といわれており、中世の頃は、王侯貴族などの上流階級の人々だけが口にできる高級品でした。
ナッツは元々、種子植物として発芽する前の、発芽や発育に必要な栄養素がたくさん蓄えられたものなので、さまざまな栄養が豊富に含まれていることでも知られています。
近年ではミネラルや食物繊維なども豊富に含まれていることが分かり、ヘルシーなスナックとして、多くの人に親しまれています。
ナッツを使ったお酒いろいろ
お酒のおつまみとして食べることの多いナッツ。バーなどに行くとおつまみとして出てきて、どんなお酒にもよく合うことで知られています。
ナッツはおつまみにするだけでなく、お酒として楽しむことも出来ます。
ナッツを使ったお酒はかなりたくさんの種類があります。
例えば、ココナッツを使った「マリブ」や、くるみのお酒「ノチェッロ」、ヘーゼルナッツとベリーを使った「フランジェリコ」など、甘い香りのリキュールが多いのが特徴です。
ナッツのリキュールは、オレンジジュースやミルクで割って、手軽に美味しいカクテルが作れるのも嬉しいところです。
家でお酒を飲むことの増えたコロナ禍、家に置くお酒のバリエーションのひとつに加えるのもいいかもしれませんね。
甘いものばかりではない、ナッツのお酒
リキュールとなると、どうしてもその甘さから敬遠する人がいると思いますが、焼酎も造られています。
その代表格といえるのが栗焼酎です。
栗焼酎はほのかな甘みと、栗の独特の香りがあるお酒です。
普通のお酒屋さんにはあまり置いていないものでもあることから、珍しいものと思われがちですが、栗の産地で造っていることが多く、さまざまな種類の栗焼酎が出回っています。
有名な産地としては、愛媛や高知などの四国地方が挙げられ、栗独特のやわらかな香りとほのかな甘みが、マイルドな口当たりで多くの人に親しまれています。
なかでも有名なのが四万十特産の「ダバダ火振」です。
四万十の名産を使った栗焼酎
ダバダ火振は、高知県の四万十名産の栗を原料の50%に使用した栗焼酎。
四万十町にある無手無冠という酒蔵が造っています。
低温で丁寧に蒸留することで、その豊かな香りを閉じ込めています。
ほのかな甘みとソフトな味わいで、雑味がないので料理とも合わせやすいのが特徴です。
おすすめの飲み方はロックやソーダ割り。
すっきりとした飲み心地を楽しむことが出来ます。
現在ではダバダ火振のほかに、栗と紫芋を使用したリキュールや、ダバダ火振を使ったスイーツなども無手無冠は手掛けているので、一緒に購入して合わせてみるのもいいかも知れません。
栗焼酎はダバダ火振の他にも、焼酎の本場でもある宮崎や、丹波栗の産地である兵庫県など、さまざまな栗の産地で造られています。
ナッツの日には、そうしたものを探して飲むのも楽しいのではないでしょうか。
居酒屋さんでも焼酎が揃っているところでないとなかなか出会えない焼酎ではありますが、もしも見つけることがあったらぜひトライして欲しい逸品が揃っていますよ。