【11月10日はかりんとうの日】その由来とかりんとうに合うワインをご紹介

【11月10日はかりんとうの日】その由来とかりんとうに合うワインをご紹介

11月10日はかりんとうの日です。

全国のかりんとうメーカーが構成する全国油菓工業協同組合が、棒状のかりんとうを「11」、砂糖の糖を「10」と読む語呂合わせから取り、制定した記念日です。

日本の伝統菓子でもあるかりんとうのおいしさを、すべての年代の人に認知してもらうことで消費拡大を図ることを目的としています。

この日には毎年かりんとうメーカーが、全国の子ども食堂へかりんとうを寄贈しています。

かりんとうは和菓子のひとつ

かりんとうは和菓子の中では珍しく、揚げて作られるお菓子です。

かりんとうは、小麦粉に砂糖や水、イーストや重曹、塩などを加えて生地を作り、棒状に成形したものを植物油で揚げ、黒砂糖や白砂糖で作った蜜をからめて乾燥させるという、手間ひまのかかるお菓子でもあります。

子どもの頃から馴染みのある駄菓子といった風情のお菓子ですが、和菓子のひとつとして高級和菓子店が製造・販売しているものも。

砂糖を使った蜜をかけたものが一般的ですが、ごまや抹茶、ピーナッツやそば、さまざまな野菜を使ったものなど、いろいろなかりんとうが販売されています。

日本の伝統菓子でもあるかりんとう

かりんとうの歴史は非常に古いことで知られていますが、その起源には諸説あるといわれています。

一節によれば、奈良時代の唐菓子に起源があるといい、古代の上流階級の人々に親しまれていたといいます。

関東に広がったのは江戸時代のこと。

江戸の深川で山口屋吉兵衛が「花りんとう」と名付けて売るようになり、あっという間に評判となって、江戸の町には200人の売り子がいたといわれています。

また、明治初期には、浅草周辺の庶民の味として親しまれたともいわれています。

他には南蛮菓子として安土桃山時代に伝わってきたという説があり、文献こそないものの、スペインにそっくりの菓子があるといいます。

そうしたことから、兵庫県姫路地方のかりんとうは、長崎に菓子職人を派遣し、西欧の製菓技術を学んだことで生まれたといわれています。

江戸の昔から庶民に親しまれていた、日本の伝統的なお菓子でもあるかりんとう。

今では棒状のものだけでなく、薄い板状のものも生まれ、多くの人に親しまれています。

かりんとうをつまみに何を飲む?

蜜をかけてあることによる、しっかりとした甘さと、香ばしく歯切れのよい食感が楽しいかりんとう。

実はかりんとうもおつまみになってしまうのです。

どんなお酒を合わせるかといえば、意外にもワインが良く合います。

よく町の和菓子屋さんで見かける、黒糖かりんとうならば、オーストラリアのシラーズやグルナッシュなどの、ボディに厚みがあり、しっかりとした果実味が感じられる赤ワインがよく合います。

ジェイコブス・クリーク シラーズ・カベルネは、スーパーマーケットなどでも購入できる、デイリーな価格帯の気さくなワイン。

オーストラリアでは一番売れているブランドのワインとしても知られています。

しっかりとした力強い味わいは、肉料理にもぴったりです。

がっつり肉料理を食べたあとに、ワインを残しておいてかりんとうを楽しむのもいいかも知れません。

また、白砂糖の蜜をかけてある、野菜を使ったカラフルなかりんとうなら、辛口のロゼワインがおすすめです。

M.シャプティエ ペイ・ドック・ロゼはデイリーな価格帯ながら、非常にバランスの良いロゼワイン。

南フランスの温暖な気候のもとで育ったぶどうから生まれる、いちごやラズベリーのような果実の香りが感じられるワインは、さまざまな料理に合わせやすいことでも知られています。

さわやかな味わいにやさしい味わいのかりんとうが止まらなくなるかも。

意外にもワインと相性の良いかりんとう。

おいしくてついつい手が止まらなくなりますが、揚げ菓子でカロリー高めということをお忘れなく。

お酒もかりんとうもほどほどに楽しみたいものですね。

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