11月13日は茨城県民の日です。
茨城県と言えば、先日発表された、民間調査会社 ブランド総合研究所(東京)による「地域ブランド調査2021」で2年ぶりに最下位の47位となりました。
しかし、あまり知られていないだけで、茨城には数々の魅力的なコト・モノがあるんですよ。
茨城が誇る「日本一」
早速茨城県の公式サイトをチェックしてみました!様々な日本一が紹介されていました。
まずは、「アクアワールド・大洗」です。
関東最大規模の水族館ですが、飼育するサメの種類が日本一なんだとか。
12月5日まで、「サメ展」が開催されていて、サメの生態について楽しみながら学ぶことができるなぞときラリーも開催されています。
続いては、秋の味覚「栗」です。
国内収穫量のシェア29%と日本一を誇る栗の産地なんです。
栗と言えば恵那や丹波が良く知られているので、知られざる日本一ですね。
ちなみに、メロンの出荷量も日本一。
高級食材の宝庫ですね。
次は「牛久大仏」です。
青銅製の立像として世界最大(ギネス記録)。
全高120メートル(お身丈100メートル、台座20メートル)もあるそうですよ。
続いては「滑り台」。
奥日立きららの里の一番人気「わくわくスライダー」は1,188メートルと日本一長い滑り台なんだとか。
茨城県の名所
観光スポットも充実しています!
●筑波山
筑波山は古来より「西の富士、東の筑波」と称されてきました。
男体山と女体山の二つの峰を持ち、山自体が筑波山神社のご神体なんだそうです。
ロープウェイやケーブルカーなど移動手段も豊富で、登山道がいくつも整備されているので、気軽に自然を楽しめるスポットとなっています。
●偕楽園
金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」の一つ。
1842年に徳川斉昭が領民の休息の地として作った庭園です。
園内には約100種3,000本の梅が植えられており、毎年2月~3月に開かれる水戸梅祭りは春の訪れを感じさせます。
●袋田の滝
栃木日光「華厳の滝」、和歌山熊野「那智の滝」と並んで日本三名瀑に数えられることもあります。
その落差はなんと約120mで幅も約73mと日本有数。
滝が紅葉に覆われる秋は特におすすめ。
また、冬の氷瀑も見ごたえがあります。
●大洗磯前神社
茨城屈指の初日の出&夕焼けスポットです。
海岸線が真東を向いているため、美しく神々しい日の出を拝むことができます。
神社の再建に関わった水戸光圀も神磯の風景を歌に詠んでいます。
そんな茨城県には、おいしいお酒もたくさんあります!
早速お酒情報をお届けしていきましょう。
茨城の日本酒
茨城県には40箇所にも及ぶ蔵元があり、多彩な日本酒が造られています。
その多彩さが評価され全国新酒鑑評会でも、多くの蔵元が金賞を受賞しているという実績を持っています。
今回おすすめしたい日本酒は2つ。
最初の銘柄は来福酒造の「来福 純米吟醸 いちごの花酵母」です。
来福酒造はとても小さな蔵元さんですが、花酵母を使用した酒造りをしたり、愛山・山田穂・八反・雄町など様々な酒造好適米を使ったりと様々なチャレンジをされています。
このお酒は、山形県産の酒造好適米「出羽燦々」を用いた純米吟醸酒で、使用した花酵母はいちご。
ほんのりとベリー系の香りがあり、苺のような爽やかな酸味と優しい甘みが特徴です。
次の銘柄は、「森嶋 山田錦 純米吟醸 山田錦 生詰原酒」です。
ラベルには実際に東日本大震災で崩れ落ちた石蔵の大谷石をデザイン。
酒造りを続けていくことへの不屈の精神と、今後も一石を投じる姿勢を忘れずにいたいという思いが表現されているとのこと。
山田錦を60%に磨き、901号酵母で醸されています。
メロン系の穏やかな立香があり、口に含むと繊細な米の旨味とシャープな辛味が広がっていきます。
クリアでスムース味わい!
軽快でありながら、心地よい余韻が印象的な1本です。
茨城のワイン
ワインにも名酒があります。最初のワインはつくばワイナリーの「ツインピークス 赤」です。
つくばワイナリーは北関東屈指の霊峰・筑波山の麓に誕生し、2013年から本格的に生産を始めた若いワイナリーです。
2019年に畑に隣接した醸造所を設置し、2020年4月には1stビンテージワインを発売しました。
このワインは、筑波山麓の自社畑で栽培したブドウ「富士の夢」(メルローと日本自生の山ブドウとの交配品種)単一品種で作りあげた、味わい豊かな赤ワインです。
力強い渋みと程よい酸味があり、プルーンを思わせるような香りが立ち上ります。
しっかりとした濃い目の味付けの肉料理と一緒に味わうのがおすすめです。
次のワインは牛久シャトーの「葡萄の城 セラー NV 白ワイン 中辛口」です。
牛久シャトーは、オエノンホールディングス株式会社が所有している茨城県牛久市のワイン醸造場です。
1903年に神谷伝兵衛が「牛久醸造場」の名で創業した日本初の本格的なワイン醸造場で旧事務室、旧醗酵室、旧貯蔵庫の3棟が国の重要文化財に指定されています。
旧称は「シャトーカミヤ」で2017年9月に「牛久シャトー」と改名されました。
水色は、澄んだ淡い黄金色で、フレッシュなパイナップルや洋なしを思わせる香りがあります。
豊かな果実味と程良い甘み、適度な酸味が心地良い1本です。
茨城県民の日、改めて茨城の魅力をディスカバーし、美味しいお酒を楽しみましょう。