11月29日はいい肉の日です。
「いい(11)に(2)く(9)」の語呂合わせから来ていて、日本有数の牛肉どころでもある宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が制定した記念日です。
この日は、レストランや焼肉店などの飲食店や、スーパーや精肉店などの小売店がお肉のサービスやフェアを行うことでも知られています。
国内屈指の黒毛和牛の産地・宮崎県
宮崎県は日本国内でも屈指の、有名な黒毛和牛の産地として知られ、これまで狂牛病や口蹄疫といったさまざまな災厄も乗り越えてきたことでも知られています。
牛肉の安全性が問われる中で、最高水準の安全性を誇り、「顔の見える黒毛和牛の産地」として安全で高品質な牛肉の産地として知られています。
なかでも「宮崎牛」は宮崎県内で生産肥育された黒毛和牛で、4等級以上のものを認証しており、日本でも最高の品質のものを指すといえます。
一時は狂牛病や口蹄疫といった伝染病を、苦労して乗り越えてきた産地ということもあり、その安全性とおいしさは折り紙付きです。
いい肉の日といえばやっぱり焼肉!
肉料理といって思い浮かぶのは、やはり焼肉ではないでしょうか。
ちょっといいお肉やホルモン、野菜をたっぷりと用意して、家族で鉄板を囲む夕食は、やはり格別なものがあります。
牛タンから始まって、あれこれと焼くお肉や野菜のおいしさは、甘辛を含めて、タレを何にするかなど、さまざまな選択肢があり、自分好みにカスタマイズして、いろいろと楽しめるといえます。
どんな食べ方をするかで、合うお酒も変わってくるといえますが、お肉ごとに合う食べ方やお酒も違うといえ、ペアリングを試すのが楽しい料理でもあるといえます。
今回はシンプルに焼いたお肉に合わせる調味料ごとに、合うワインをご紹介します。
味付けカルビにはオーストラリアのシラーズ
もともとお肉に醤油ベースの甘辛い下味がついているお肉を食べる時におすすめなのがオーストラリア産のシラーズです。
スパイシーな香りとふくよかな味わいが特徴で、ミディアムボディのワインが比較的低価格で買えるのも嬉しいところです。
温度にあまりうるさくなく、外気温でちょっと飲んだ感じが緩んでしまっても、あまり気にならないタイプなのもありがたく、楽しくワイワイと飲めるワインが多いのも特徴です。
友達同士でバーベキューをするときなど、ぴったり来るタイプのワインが多いです。
特上カルビにはたっぷりのわさびとよく冷えたソーヴィニヨン・ブラン
味のついていないカルビが手に入ったら、試してほしいのがわさびと塩をつける食べ方。
シンプルな食べ方ですが、お肉のおいしさを引き出してくれる食べ方のひとつです。
これにぴったりなのが、白ワインのソーヴィニヨン・ブラン。
スッキリとした白ワインが、カルビのこってりとした脂分をさらりと流してリセットしてくれます。
しっかりとした醤油味のタレにつけて食べるなら、断然この品種!
よくある醤油味の甘みの強いタレにつけて食べる時は、どのような品種のワインが合うでしょうか。
脂分の多いカルビやミスジなどの部位を食べる時は、チリやアルゼンチンなどのカベルネ・ソーヴィニヨンがよく合います。
そのまま飲んでもボリューム感の感じられるワインが、お肉の味わいをしっかりと受け止めてくれます。
もう少しさっぱりと食べたいな、と感じている人には、ネッビオーロやバルベーラ、サンジョヴェーゼといった、軽やかな酸味のあるイタリア品種がおすすめです。
おいしいお肉を楽しむ日として、うってつけでもあるいい肉の日は、良いお肉を買うのにもいいきっかけになります。
おいしそうなお肉を見繕って、家で家族と食べるのもいいのではないでしょうか。
ワインと合わせれば、きっとさらなるおいしさを楽しめること間違いなしですよ。