12月も半ばとなり、スーパーの青果コーナーに真っ赤ないちごが並ぶ季節となりました。
年の瀬を感じる光景の一つですね。
これから夏前まではインスタ上にいちごの画像が溢れることでしょう♬
さて、毎月15日はいちごの日であることはご存じでしょうか?
「いち(1)ご(5)」(苺)と読む語呂合わせに由来しますが、こちらも制定した団体や目的についての詳細は定かではないようです。
また、1月15日も「いちごの日」とされており「全国いちご消費拡大協議会」が制定。
さらに、1月5日も「いちごの日」となっていますがが、こちらは果物の苺ではなく、15歳という世代を表した「いちご」で、高校受験を間近に控えた15歳の学生にエールを送る日とされています。
いちごの品種は約300種
世界各国で食べられているいちご。
生食での消費量は日本が世界一なのだとか。
日本には約300種と非常に多くのいちごの品種があります。
現在も日本各地で品種改良が重ねられ、あまおうや章姫、さちのか、女峰、とちおとめなど代表的なもの以外に個性的な新品種も続々と誕生し、ご当地ブランドが生み出されています。
食べてみたい!高級いちご
では、知られざるいちごの中でも近年増加しつつある高級いちごをご紹介してきましょう!
1.きらぴ香
現在静岡県でしか栽培を許されていない品種です。
なんと17年の歳月をかけて開発された究極の品種と言われています。
フォルムは少し細身。
食べた瞬間に上品なフレーバーが広がり、甘みが強く酸味が控えめな味わいです。
2.スカイベリー
スカイベリーはいちごの生産日本一である栃木生まれの品種です。
とちおとめの後継として2014年に品種登録されました。
特徴はその大きさ!
とちおとめを比較してもその差は歴然。
生産量の3分の2のいちごが25グラム以上あるのだそうです。
噛むとジュースを飲んでいるかのようなみずみずしい果汁が溢れます。
甘みたっぷりで、酸味とのバランスが良いいちごです。
3.古都華(ことか)
奈良県生まれで、「さちのか」を母親に持つイチゴの品種「7-3-1」と、まっ赤な果肉が特徴の「紅ほっぺ」をかけ合わせ品種改良によって生まれた2011年に登録されたいちごです。
特徴は濃いルビー色と強い甘み。
平均的なイチゴは、糖度が11度~12度なのに対し、古都華は15度以上あることも珍しくないそうです。
生産量が少ないため、まだ希少価値が高い品種です。
4.美人姫
このいちごの産地はブランドいちご「濃姫」の産地として知られる岐阜県羽島市。
13年の月日をかけて開発されたこのいちごは特別の中の特別!
なんと80グラム以上あるものもあるという超ビッグサイズなんです。
一般に市販されているいちごの大きさは20~30グラム程度なので、美人姫は実にその4倍!
いちご一筋35年の奥田農園の園主・奥田美貴夫氏が手掛けたこちらは大きさだけではなく色、艶、香、甘み、大きさ、5拍子揃った品種です。
70グラムを1粒、桐箱に入れた品は、そのお値段が17,280円ということで、価格もギネス級ですね。
5. 雪うさぎ
最後は白いちごの「雪うさぎ」で、佐賀県唐津市で生まれた、平均の重さが35グラムと大粒の白いいちごです。
果実はしっかりとした硬さがあり、果汁も多く、粒が大きいので食べ応えがあります。
甘味はさほど強くはないですが、酸味とのバランスがよく、赤い苺とは異なる甘い香りが鼻から抜けていきます。
こちらも希少性の高い品種ですね。
いちごを使ったお酒
それでは、1年中楽しめる、いちごを使ったお酒もご紹介していきましょう。
●「あまおう苺ワイン 500ml 」
福岡県のブランドいちご、あまおうを使った田主丸ワインが作るワインです。
旬の朝採りいちごを丸ごとつぶして仕込むのだとか。
アルコール度数7度と低めで、あまおうを口にほおばった瞬間が甦るようなフルーティーな1本です。
●「テキーラローズ ストロベリークリーム」
メキシコ生まれのテキーラをベースとしたストロベリー・クリームのリキュールです。
数年前にパリピ御用達のお酒として人気となりました。
テキーラというと度数が強くてアルコール感が強い印象ですが、こちらは甘くてとても飲みやすいので普段お酒を飲まない方、苦手な方にもお勧め。
冷して、ストレートで飲むのもおいしいですし、冷たいミルクで割ってもGoo!
●「宝海 覆盆子酒(ボクブンジャ)」
あとは少し変わり種。
いちごはいちごでも、くまいちご=覆盆子 (ブラックラズベリー)で造ったお酒です。
覆盆子は朝鮮人参と並び、韓国で美容健康に大変良いとされる植物で、滋養強壮のための健康食品として現地の人々から愛されています。
その実を発酵熟成させ醸造させた韓国伝統のお酒が覆盆子です。
天然ラズベリーの甘酸っぱさが心地よく、ストレートでもソーダ割でも美味しくいただけます。
昨今人気の韓国料理や肉料理にもよく合います。
そのまま食べるも良し、お酒で飲むも良し。
様々なスタイルでいちごの美味しさを楽しみましょう!