毎月30日は「EPAの日」。
EPAは、青魚などに多く含まれる体に良いと言われている成分です。
現代人には肉を多く摂取している人が多く、「肉の日」である29日に肉を食べた翌日30日に、魚を食べてEPAを摂取してバランスの良い食生活を送って欲しいという願いから、毎月30日が記念日に選ばれました。
水産事業や食品事業などを手がける日本水産株式会社が制定した記念日です。
EPAとは?
EPAとは「エイコサペンタエン酸」の略称で、いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸の一種なのだとか。
青魚の油に多く含まれると言われるEPA(エイコサペンタエン酸)は、体内でほとんど作ることができない「必須脂肪酸」。
よく耳にするDHA(ドコサヘキサエン酸)も必須脂肪酸です。
EPAは、血管・血液の健康維持に重要で、「血液をサラサラにする」「中性脂肪値を下げる」「血管年齢を若く保つ」「心臓病・脳梗塞を防ぐ」「動脈硬化を防ぐ」といった効果があると言われています。
青魚の頭の部分や、目の後ろの脂身に特に多いと言われており、魚種で言うと、特に、まいわし、ウナギ、本まぐろ、さば、真鯛、ぶり、さんまなどに多く含まれています。
また、母乳にもEPAは多く含まれることから、粉ミルクなどにも配合されているのだとか。
EPAを効率良く摂取するには?
普段の食生活でEPAをしっかりと摂るには、刺身など生のままで食べるたほうが良いと言われています。
魚を蒸したり、煮込んだりした場合は、汁の中に魚から流れ出た脂が含まれています。
そのため、煮汁なども一緒に食べると、EPAを余すことなく摂取することができます。
そして、旬の新鮮なお魚をいただくなら、おいしいお酒も一緒に楽しみたいですよね。
そこで、EPAたっぷりの青魚料理と、それに合わせたいお酒をご紹介していきます。
あじのなめろうに合わせるお酒
「なめろう」を食べたことはありますか?
なめろうとは、魚のたたきの一種です。
房総半島沿岸部周辺などに伝わる郷土料理で、主に鯵(あじ)に味噌・ネギ・ショウガのみじん切りなどを混ぜ、さらに粘りがでるまでたたいた漁師飯。
さんま、カツオ、イカなどを使うこともあるようです。
香りのいい香味野菜と味噌、あじのうま味が混然一体となった美味しさに、ごはんも日本酒も進む一品。
美味しすぎてお皿をなめるほどだからなめろうという名前がついたとも言われています。
そんななめろうには、房総・鴨川の蔵元である亀田酒造の「純米吟醸 蔵出し新酒 しぼりたて 寿萬亀」がおすすめです。
良質の新米を使用した、秋から冬にかけて販売されるしぼりたては、若々しい飲み口と香りが特徴。
純米吟醸ならではのフレッシュな旬の味が、魚や味噌の旨味を引き立ててくれます。
鰻の蒲焼に合わせるお酒
鰻の蒲焼は、醤油ベースのタレをまとっているため、深いコクのある赤ワインと合わせてはいかがでしょうか?
そして、蒲焼きには山椒がつきもの。
そのスパイス感とシンクロしてくれる、シラーのようなスパイス感のある赤ワインと好相性です。
今回おすすめしたいのは、「カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ」です。
カッシェロ・デル・ディアブロ』シリーズは、世界130カ国以上に輸出され、数々の受賞暦を誇るコンチャ・イ・トロ社の人気ブランド。
世界でもトップクラスと賞賛されるチリワインです。
シラーズは、イギリスのインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで銅メダルを受賞したことのある実力派。
フルボディですが、カベルネほどのタンニンは感じられません。
プラムを思わせる果実味、ビターチョコレートのような風味、トースト香、黒コショウのようなスパイスの風味がタレの旨味や山椒とよく合います。
ピリ辛マグロユッケ
生のマグロにはいつもとは少し違ったアレンジを加えてはいかがでしょうか?
今、第4次韓流ブームの真っ只中で、韓国の音楽やカルチャーのみならず、食の世界でも韓国モノが大流行!
そこで、コチュジャンやニンニク、ごま油、醤油でマグロを和えたマグロユッケをご提案します。
アボカドや卵黄、韓国のりをトッピングすれば、様々な風味や食感を味わえてさらに味に奥行きが出ます。
合わせたいのは「ハリークレインズ クラフト ハイボール」です。
北陸でただひとつのウイスキー蒸留所、三郎丸蒸留所が造ったこだわりのクラフトハイボールです。
自社のスモーキーな原酒を使用し、従来のハイボールにはなかったスモーキーかつ本物の味わいを実現しています。
燻香とドライな飲み口が、ごま油香るナッティーで濃厚な味わいのユッケと程よくマッチします。
EPAたっぷりでなおかつ美味しい青背の魚たち。
大好きなお酒のお供に積極的に摂り入れ、健康的にお酒を楽しみましょう!