【1月5日は魚河岸初競り】その由来と初競りの日にはお刺身や魚卵とともにシェリーを

【1月5日は魚河岸初競り】その由来と初競りの日にはお刺身や魚卵とともにシェリーを

1月5日は魚河岸初競りの日です。

年末年始のお休みが明け、今年最初の競りが各地の魚市場で行われます。

東京であれば豊洲市場で初競りは行われ、新年早々ということもあり、魚にご祝儀相場の値段が付けられることでも知られています。

注目が集まる大間クロマグロの初競り

初競りというと、毎年注目されるのは大間クロマグロの価格に毎年注目が集まります。

毎年、寿司チェーンを営む会社が高額で落札することが、新年のニュースとして報じられることが多く、1匹の値段が3億円を超えたりすることで世間を驚かせています。

競り落とされたクロマグロは、当日そのお店の築地店で提供しているそうで、縁起物にあやかるために、お店には長い行列ができることでも知られています。

そのおいしさに定評のある大間のクロマグロですが、ご祝儀相場で落札されるとびきりのクロマグロで験担ぎをするのもいいかもしれません。

お正月にいただく魚介といえば

お正月のおせち料理にも魚料理はいろいろ入っていますが、使う魚は地域によって違いがあります。

鮑の煮貝やブリの照焼、海老のうま煮やかずのこ、いくらなどを、それぞれの縁起をかついでいただきますが、最近は年末年始の食卓にお刺身を楽しむ方も多いのではないでしょうか。

魚市場が休みになることから、昔はお刺身が年末年始の食卓に登場することはなく、おせちに入れるような火を通したものや、塩蔵しておいたものを戻して使うなど、さまざまな工夫を凝らしていたといえます。

たくさんのごちそうの中でも、そうした魚介はひときわ華やかに食卓を彩ってくれるおつまみとしても重宝しているのではないでしょうか。

塩気もあるのでついついお酒も進んでしまいますね。

お正月の魚介に合わせるお酒

お正月に飲むお酒というと、みなさんはどんなものを用意しているでしょうか。

やはり和食に合わせてちょっといい日本酒を用意したり、華やかな席ということで、シャンパンを用意する方も多いかもしれません。

日本酒とお正月料理の魚介の相性は言うまでもありませんが、シャンパンとおせちの魚介を合わせるのは実は難易度が高く、特にかずのこやいくらといった魚卵は、生臭さが強調されてしまうのであまりおすすめできる組み合わせではありません。

それでも、日本酒があまり好みではなかったりする場合、どんなお酒を選ぶのがいいかというと、意外なところに答えがあったりします。

情熱の国スペインのお酒、シェリー

スペインとというとワインやカヴァが日本でも親しまれていますが、アンダルシア地方で造られるシェリーはスペイン独自のお酒です。

独特の香りを持つ、アルコール分の強化されたワインで、辛口から極甘口までさまざまなタイプのものが造られています。

中でも辛口のフィノや、サンルーカル・デ・バラメダという地域で造られるマンサニージャは、口当たりも軽やかで、食前・食中とカバーできるお酒として、アンダルシアでは親しまれています。

その独特の醸造方法から生まれる特徴的な香りは、おせち料理によくあるうまみの強い煮物などともよく合い、シャンパンでは生臭く感じられたかずのこやいくらとも好相性。

生臭みなどはまったく感じられず、おいしく楽しむことが出来ます。

海沿いの街で造られるマンサニージャ

マンサニージャのふるさとであるサンルーカル・デ・バラメダは、アンダルシア州の海沿いにある街。

ヨットハーバーや漁港が並び、高級リゾート地として知られるマラガもすぐそばの地域です。

街のバルではよく冷やしたマンサニージャを最初の1杯として頼む人が多く、地元の茹でた海老や魚のフライとともに楽しみます。

すっきりとした辛口のマンサニージャは軽やかな飲み心地で、飲み飽きしないのもいいところ。

和食にもよく合うので冷蔵庫に1本常備しておくと重宝します。

まだおせち料理の魚卵が残っていたら、ぜひ試してみてくださいね。

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