毎月12日はパンの日です。
東京都中央区日本橋兜町に事務局を置き、パン食の普及宣伝活動などを行うパン食普及協議会が1983年に制定しました。
1842年4月12日、伊豆国の代官であり西洋流兵学者であった江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもん ひでたつ)が軍用携帯食糧として乾パンを作ったのだとか。
この時日本で初めてパンが焼かれたと言われています。
その日を記念して、4月12日が「パンの記念日」、毎月12日が「パンの日」とされています。
2021年はイタリア生まれのマリトッツォが流行りました。
その前は高級食パンブームが起こったりとパンの世界は常に新しい商品で溢れています。
そんな中注目したいのが冷凍パンです。
食品専門店のカルディコーヒーファームの冷凍クロワッサンはいつ行っても連日売り切れ・・・人気の高さを物語っていました。
最近では、冷凍食品専門のスーパーもオープンするなど、様々な種類のハイクオリティなアイテムが続々と登場しています。
そこで今回は、通販で買える冷凍パンと、それらに合わせたいお酒をご紹介します。
プレッツェル(ドイツパン)
最初のパンは、ドイツハムを手掛ける軽井沢のキッツビュール製の「ブレッツェル」です。
ブレッツェル(プレッツェル)とはドイツ発祥のパンで、独特な結び目があるシェイプが特徴的です。
甘さのないプレーンタイプがベーシックですが、甘いものやチーズが練り込まれたものなどもあり、ドイツでは、ビールやウインナーとともにデイリーに食べられているようです。
「パンタイプ」と「スナックタイプ」の2つがあり、今回紹介しているのは、主に本場ドイツで食べられている、フワフワの食感が特徴的な「パンタイプ」です。
そのまま食べてももちろん美味しいですし、具材をはさんでサンドイッチにしてもいいですね。
こちらに合わせたいお酒はもちろんビール!
「パウラナー オクトーバーフェスト ビア」がおススメです。
サッカー ブンデスリーガのクラブチーム「バイエルンミュンヘン」のオフィシャル・スポンサーとして有名な『パウラナー社』が作るビールです。
このビールはオクトーバーフェスト(毎年10月にミュンヘンで開かれる世界最大のビールの祭典)の為だけに、毎年“秋限定”で醸造されるビール。
ミュンヘンに伝わる伝統的な製法に香り高いハラタウホップを使用し、喉越しがよく鮮やかなブロンドカラーのラガーは、アルコールが少し高めでコク豊か。
プレッツェルの香ばしい風味ととても好相性です。
カレーパン
次はカレーパン。
パン工房 ガウディの「カレーパン」です。
パン工房 ガウディは、大阪・大東市のベーカリーで、スペイン石窯で焼き上げるこだわりパンを提供しています。
今回紹介するカレーパンは、カレーパングランプリ2020 「西日本揚げカレーパン部門」で金賞を受賞した実力派!
中のフィリングは、2cm角の大きな牛ばら肉と、トマト、玉ねぎなどのたっぷり野菜に、心地よいスパイシーさを生み出す独自調合のカレー粉、ルーを加えて4時間じっくり煮込み、さらに一晩寝かせたまろやかなコクのカレー。
カレー粉が練り込まれた、中はもっちり・外はサクサクの生地。
この2つが合体するのですから、病み付きになること必至の仕上がりです。
こちらに合わせたいお酒は「成城石井オリジナル ブラッドオレンジサワー」です。
ブラッドオレンジジュースを使ったサワーって、あまり見かけないですよね?
こちらはブラッドオレンジジュースを20%使用。
ブラッドオレンジ特有の果実味がとても芳醇で、カレーの刺激を爽やかに和らげてくれます。
ベーコンエピ
次は「ベーコンエピ」です。
てづくりパン工房 そよ風の「ベーコンエピ」はいかがでしょうか?
ベーコンエピのエピとはフランス語で「穂」のこと。
麦の穂のような見た目のフランスパンのことをエピと呼びます。
切り込みを入れて麦の穂のような形にすることで、しっかり焼き上げられ、パリッと歯触りのいい食感に仕上がります。
そしてベーコンを生地に織り込んだエピをベーコンエピと言います。
フランスでは、生地に何も入れないいシンプルなエピが一般的ですが、日本ではベーコンやチーズなど様々な材料を織り込んだエピを目にします。
日本のベーカリーには色々なパンを進化させることに長けているお店が多いですよね。
こちらに合わせたいお酒は「真澄 あらばしり樽酒」です。
長野県の宮坂醸造が作るこちらのお酒は本当においしい樽酒にこだわり続け、上質な杉の樽で香りをつけています。
搾りたての「真澄あらばしり」を杉樽に仕込み、新酒の荒々しさを「ほんのり」と杉の香りで包み込んでいます。
あらばしりとは、最初に積まれた酒袋の重みだけで自然に出てくるお酒。
ワイルドで切れ味が良く、香り華やかです。
ベーコンは旨味が強いので、このあらばしり樽酒の若干の荒々しい味わいと見事にマッチします。
またベーコンの燻製によるスモーキーな香りには樽酒の樽香がシンクロ!
パンにはワインを合わせがちですが、時には香りや味わいの傾向から日本酒を合わせると楽しさが広がります。
パンの日、まだ食べたことのないパンやペアリングしたことのないお酒との出会いをお楽しみください。