毎月19日は【シュークリームの日】世界各国のシュー菓子やよく合うお酒をご紹介

毎月19日は【シュークリームの日】世界各国のシュー菓子やよく合うお酒をご紹介

毎月19日はシュークリームの日です。

スーパーなどで販売されている洋菓子を製造販売している、モンテールが制定した記念日で、シュークリームをさらに身近にすることを目的としています。

日付は19がシュークリームと語感が似ていることから。

手軽に買えておいしいため、週に1度は買うスイーツとして圧倒的な人気を誇っています。

多くの人たちに支持されるシュークリーム

ふんわりとしたシュー生地に、たっぷりと詰まったカスタードクリームがおいしいシュークリームは、洋菓子店だけでなくスーパーやコンビニでも手頃な価格で購入できる、手軽なスイーツの代名詞。

モンテールが行った意識調査では、20代男性の47.5%がシュークリームを好きだと答えているほどの人気を誇ります。

玉子と牛乳のやさしい甘さは、どこかホッとする味わいでもあり、子どもの頃から馴染みのあるスイーツとして、多くの人たちに親しまれています。

メディチ家がフランスに伝えたお菓子

シュークリームに使われる、シュー生地の原型となっているのは、揚げシューだといわれています。

その由来には諸説ありますが、メディチ家のカトリーヌ姫が、フランス王アンリ2世に輿入れしたときに、お抱えの菓子職人が伝えたものがその始まりなのだとか。

フランス語では「シュー・ア・ラ・クレーム」、英語では「クリームパフ」と呼び、それぞれの国ごとに形を変えて根付いています。

各国で独自の進化を遂げているシュークリーム

日本のシュークリームというと、まん丸いシュー生地の中にカスタードクリームやホイップクリームの詰まったものをイメージしますが、海外ではシュー生地を使ったさまざまなお菓子が作られています。

日本のシュークリームは、昔ながらのシンプルなものだといえ、海外では「シュー・ア・ランシェンヌ(昔ながらのシュークリーム)」と呼ばれます。

フランスでは、シュー生地を使ったお菓子というと、細長いエクレアや、リング状のパリブレスト、2段重ねのルリジューズなど、形もそれぞれに違っています。

また、一口大のシューを円錐形に高く積み上げたクロカンブッシュは、フランスの結婚式には欠かせないものでもあります。

ドイツでは揚げシューのクラプフェンやホールケーキ型のフロッケンザーネトルテに、イタリアではゼッポレという揚げシューにシュー生地が使われ、その土地ごとの習慣などにしっかりと結びついています。

シュークリームにお酒を合わせるなら

シュークリームをお酒に合わせるなら、どんなお酒がいいでしょうか。

他の洋菓子に比べると、とろりとした舌触りのカスタードクリームがたっぷり入っているため、お酒と合わせるのが少し難しいお菓子だといえます。

ホイップクリームのみのシュークリームなら、シャンパーニュを合わせるのもいいかもしれませんが、テクスチャーの重たいカスタードクリームとなると話は別です。

そこでおすすめしたいのが、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズという甘口のワインです。

南フランスで造られる酒精強化ワイン

ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズは、南フランスの銘醸地、ローヌ地方で造られる甘口のワインです。

発酵の途中でブランデーを加えることで、自然な甘さを残した酒精強化ワインで、ミュスカ・ア・プティ・グランという品種を使用しています。

オレンジやアプリコット、桃などを思わせる香りと、しっかりした甘さが感じられますが、貴腐ワインに比べるとさっぱりとした飲み心地なのが特徴です。

シュークリームと合わせると、カスタードクリームのとろりと絡みつくような舌触りをさっぱりとさせ、シュー生地のクリスピーな香りを引き出してくれます。

シュークリームの日には、甘口のワインとともにゆっくりシュークリームを楽しむデザートタイムを過ごすのもいいかもしれませんね。

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