毎月恒例となりました「12ヶ月の上善如水」シリーズを、今月も買ってみました。6月の酒は「上善如水 原酒 純米吟醸」です。
上善如水オフィシャルショップで購入し、宅配便で届いた段ボール箱を開けると、出てきたのは白木の箱に入った色鮮やかな赤いボトル。ぷ~っと吹いて作ったビードロのような、まあるくてぽってりした質感が手になじみます。
冷蔵庫で冷やしてから、果実みたいな香りに誘われつつ一口呑むと───えっ?!意外にもガツンと辛口、強い味わいだったので驚きました。「スイスイ呑めちゃう」と呑みやすさで有名な上善如水なのに。
ガツンと強い味わい。そうですね、このお酒は、上善如水の「原酒」ですから。
「原酒」というのは、水で調整していないお酒のこと。
通常、日本酒のできあがりはアルコール度数18~19度。それを呑みやすい15度前後になるよう、水が加えられ(これを「割り水」と言います)、製品化されています。原酒は水が加えられていない分、アルコール度数が高い、味わいが強いのが特徴です。
このお酒も原酒らしいパワフルさを備えながら、のどごしはやわらかくて余韻が爽やかなところに、上善如水らしさを感じます。
上善如水オフィシャルショップによると、「上善如水 原酒 純米吟醸」に合うお料理は、鰻の蒲焼・揚げ出し茄子とのこと。
素直にそのまま、鰻の蒲焼、そして茄子の揚げびたしを用意しました。オマケに、もずく。
なるほど、お酒もお料理も濃い味同士、負けじと張り合い、名勝負が楽しめました。
とにかく「上善如水 原酒 純米吟醸」は、味わいもルックスも存在感たっぷり。
このお酒が似合うシーンはズバリ、「ギフト」でしょう!
品のある木箱、旨味がギュッと詰まった原酒の貫禄…夏のギフトにぴったりです。父の日、お中元、帰省の手土産にいかがでしょう。色鮮やかな赤いボトルが、思い出の一ページに彩を添えてくれるはず。期間限定酒なので、入手はお早めに!(白瀧酒造さんとは何の関係もございませんが、ついつい営業モードになってしまうのは美味しいからです。)
上善如水 原酒 純米吟醸
アルコール度数:17度以上18度未満
原材料名:米・米こうじ ( 国産米100%使用 )
精米歩合:60%
参考:
上善如水オフィシャルショップ:http://item.rakuten.co.jp/jozen/502012/