これが本当の「ひやおろし」秋の味覚に合う上善如水 9月の酒

これが本当の「ひやおろし」秋の味覚に合う上善如水 9月の酒

上善如水_9月の酒_ボトル

小料理屋の前で、「おでん はじめました」の文字を目にしたときと同じように、酒屋で「ひやおろし 入りました」の走り書きを見ると、季節の移ろいに胸がときめきます。

ひやおろしとは、春にできたお酒を貯蔵前に火入れ(低温殺菌)し、夏の間、涼しい蔵で寝かせ、秋になり外気が冷えてから生詰め(2度目の火入れをしない)で出荷するお酒です。

が、最近は、「ひと夏寝かせたお酒」をひやおろしと呼ぶ傾向もあり、2度火入れをしていても、「ひやおろし」として販売されているお酒もあるそうです。そんな中、「ひやおろしの上善如水」は生粋のひやおろしだと、白瀧酒造さんのオフィシャルショップで謳っております。

白瀧酒造の「ひやおろしの上善如水」は瓶詰め時に火入れを行わない “本来の” ひやおろしです。瓶詰め時に火入れを行なわないため、熟成中に生まれた香りや馴染んだ味わいが熱で壊されず、風味をそのまま楽しめるという特長があります。

「熟成中に生まれた香りや馴染んだ味わい」に期待して、いただいてみましょう。

ひのきみたいな爽やかな香りを楽しんだあと、無色透明の液体を口に含むと…なめらかな甘みが口の中にしみわたるのと、とんがった旨味がドンとぶつかってくるのが同時。とんがった旨味は、川の流れが急流から下流にいきつくように穏やかになり、やさしい余韻として口の中にたゆたいます。これは、食が進みそうなお味です。

オフィシャルショップによると、おすすめの料理は、さんまの塩焼き、さば缶焼き、おでん、白身魚の甘酢あんかけなど、秋の味覚。

上善如水_9月の酒_レシピ

さば缶焼きとは、「ひやおろしの上善如水」のボトルにさがっていたラベルに書かれていたレシピですが、さば缶に、切ったプチトマトを入れ、粉チーズを振りかけて、トースターで焼く!これだけ。わたしの場合、材料はすべて100円ローソンで揃いました。ちょっと焦げた芳ばしいチーズ、とろんと熱くなったトマトの酸味、さばの甘い味付けが絶妙のコンビネーション!男の手料理的なワイルドさも、気取りがなくてカッコいいです。

上善如水_9月の酒ひやおろし_料理と

「ひやおろしの上善如水」と一緒にいただくと、さばの甘味がお酒の甘味に覆いかぶさり、お酒の辛味を引き立ててくれます。

さんまの塩焼きも用意してみましたが、塩気がお酒の甘味を際立たせ、美味しくいただけました。

甘い肴をお供にすれば、お酒の骨太さを引き出し、塩味の肴を食せば、お酒の甘味が楽しめる。

肴によって表情を変える日本酒の面白さを実感できますね。「これにも合う、これと合わせても美味しい」と、食欲の秋の勢いに任せて、食もお酒もぐいぐい楽しみましょ、秋の夜は長いですから。

「ひやおろしの上善如水」は、白瀧酒造さんの「12ヶ月の上善如水」シリーズの、9月の酒です。期間限定酒ですので、ご興味持たれた方はお早めに。

上善如水_9月の酒_ラベル

ひやおろしの上善如水 純米吟醸

アルコール度数:16度以上17度未満
原材料名:米・米こうじ( 新潟県産米 越淡麗100%使用 )
精米歩合:60%

■参考
上善如水オフィシャルショップ

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