1年間毎月、コツコツ飲み続けた「12ヶ月の上善如水」シリーズも、いよいよ最後の月を迎えました。12月の限定酒は「にごり酒の上善如水 純米吟醸」です。
「にごり酒」って、どうしてにごっているかご存知ですか?
まず、お米を発酵させると、甘酒のような状態になります。これを漉(こ)して、液体と醪(もろみ:つぶつぶしたもの)とに分けることにより、透明な「日本酒」の状態になります。にごり酒とは、あえて荒く漉したものです。もろみの風味や舌触り、日本酒の香りを楽しめるのです。
「にごり酒の上善如水 純米吟醸」もまったりとした口当たり…でありながら、一口呑んで思わず口をついて出た言葉は、
「辛っ!」
見た目のミルキーさとは裏腹にガツンと辛口ですが、お米の甘さがやさしく調和しつつ、上善如水らしくキレがあります。また、牛乳などで割ってみても美味しいとの情報を入手したので、さっそくチャレンジ!
材料は手軽さを重視して、すべてコンビニで揃えてみました。
牛乳割り
目分量ですが、だいたいにごり酒8:牛乳2です。まろやかさの中に、お酒の辛みがほどよい刺激として残ります。
もろみの風味は牛乳に消されてしまっていますが、牛乳が苦手な方も、日本酒が苦手という方も、これは新感覚としてチャレンジする価値あります。
炭酸水割り
これまた目分量で、にごり酒8:炭酸水2です。
まったりしてるのに炭酸…なんとなく、「どっちつかず」な味わいが落ち着かなかったですが、好きな人は好きかも。
ヨーグルト割り
これもだいたい、にごり酒8:ヨーグルト2です。
牛乳割とたいして変わらないでしょ?と思いながら試しましたが、すみません、大違いでした。お酒の甘味と辛味、ヨーグルトの酸味が絶妙にマッチしました。
青汁
目分量で、にごり酒8:青汁2です。
可もなく不可もなく…というより、にごり酒の風味が飛んでしまって残念。
ストレート
いろいろ割って呑んでみて、やっぱりストレートが一番!という個人的な結論に至りました。
やわらかな口当たり、「できたての新酒」を感じさせるわずかにピチピチした刺激、ガツンと強いアルコール度数…、パーフェクトです。
オフィシャルショップによると、合うお料理は「砂肝の唐揚げ」や「焼き牡蠣」とのこと。たしかに、こってりしたお味によく合いそう。やさしくも辛い味わいが、濃い味の料理を気持ちよくウォッシュし、次の一口に誘ってくれそうです。
ついつい食べ過ぎて呑み過ぎてしまいそうなお酒ですが、年末年始ですもの、楽しみましょう!
にごり酒の上善如水 純米吟醸
アルコール度数:17度以上18度未満
原材料名:米・米こうじ ( 国産米100%使用 )
精米歩合:60%
■参考
上善如水オフィシャルショップ