コンビニで衝動買いしてしまった「男梅の酒」。
「手塩にかけた 心にしみる梅ぇ味」っていうキャッチコピーが気になったからなんだけれど、この商品、調べてみるとなかなかに面白くて…。
商品化に至るまで、男たちの熱き闘い
♪のどくろ~あめ~
瀬川瑛子が情感たっぷりに歌いあげるCMで知られる「のど黒飴」や、「VC3000」「はちみつきんかんのど飴」など、数々の人気商品を世に送り出しているノーベル製菓。中でも、社史に残るであろう大ヒット商品が「男梅のキャンディー」。
この「男梅のキャンディー」をなめていた、ひとりのサッポロビール社員が
「こんなお酒があってもいいよな」
とこぼしたのが今から4年前、2010年。この一言をきっかけに、男たちの闘いが始まった。
それまで、梅酒風味の缶チューハイはあっても、「梅干し風味」のお酒はなかった。梅干し風味のお酒を売り出すためには、「男梅キャンディー」の味を忠実に再現したい。サッポロビール開発担当者は何度も試作品を作るが、ノーベル製菓の社長に「まだ梅干し感が足らん」と却下される。男たちのこだわりと信念のぶつかりあいだ。
長い月日をかけてようやく商品化に至ったのが、2013年発売の「男梅サワー(350ml缶)」。
「男梅サワー」は、今までになかった「しょっぱいお酒」ということで人気を得て、2014年夏に発売されたのが、このボトル入りリキュール。
自分で好みのしょっぱさを加減できる上に、お湯割りにしても、ロックにしても楽しめるので、「男梅」ファンには待望の品だっただろう。
さ、講釈はこのくらいにして、ま、呑んでみましょ♪
呑み方3酒、もっと美味しくなる飲み技!
【お湯割り】
「さあ!しょっぱいんでしょ、しょっぱいのおいで!」とディフェンス態勢で待ち構えたけれど、最初に来た味は意外にもほろ苦さ。ガツンと強いほろ苦さは一瞬で去り、「すっぱい」に近い「しょっぱさ」が、さざなみのように口の中に広がる。後味は、ほんのり甘いような。
お湯割りは、好みが分かれるかもしれない。
【ロック】
しょっぱい・すっぱい・甘い・ほろ苦い…味が複雑に絡み合う。複雑な旨味って、年をとるにつれ、より惹かれるようになった。あと引く旨さに、ついついもう一口…と手が伸びてしまう。
梅干し好きの方は、迷わずトライしてもらいたい。
【ソーダ割り】
炭酸のシュワシュワ感とともに、爽やかなすっぱさに包まれる。甘ずっぱいといったほうがいいかも。
お湯割りのときに感じた苦味がまるでなく、爽快な味わい。この味は、何かに似ていると思ったら、アセロラドリンクだ。後味もスッキリしていて心地よい。
女子ウケ度では文句なしに、ソーダ割りが一番だと思う。自分の晩酌用に「男梅の酒」を常備しておき、彼女が遊びに来たら、ソーダを注いでおしゃれなカクテル風にサーブしたら喜ばれるハズ。
さらに、サッポロビールのホームページ上で「飲み技」として、ソーダ割りのアレンジが提唱されているのだけれど、そのアレンジっぷりが実に男らしくて。ご紹介します。
「飲み技」のポイントは2つ。
- ジョッキの縁に塩をつけること
(小皿に塩を入れ、ジョッキの口をグリグリ押し付ける) - 梅干しを入れる
あらあら、塩分が大変なことに。。。
しかし「しょっぱい旨さ」への信念を感じたので、ここはひとつやってみたところ…
おお!ぜんぜん違う!
梅の味がひきたって、ますますすっきりシャープな味わいになった。ソルティードッグのように、コップの縁に塩をつける方法もわかったし、満足満足。
「飲み技」にて男気あふれるソーダ割りと、彼女のかわいいソーダ割り。
「男梅の酒」があれば、おうちで居酒屋気分♪
サッポロビールのホームページに、「男梅サワーに合うおつまみアンケート結果」が発表されている。それによると、結果は以下の通り。
- 1位 焼き鳥
- 2位 唐揚げ
- 3位 イカの一夜干し
- 4位 餃子
- 5位 枝豆
やはり…!このお酒を呑むと肉が食べたくなったのは、わたしだけでなかった。家に焼き鳥はなかったけれど、九州産地鶏の炭火焼があったから…今宵はうち呑みしよ♪
商品名:男梅の酒
原材料:梅、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素、カラメル色素、ビタミンC、梅果汁:15%
アルコール分:15度
内容量:720ml
参考小売価格:800円(税抜)
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