本日、12月29日は『福の日』です。
この日は水産練り製品をメインに生産をしている、株式会社紀文食品がお正月の準備の為に制定した記念日です。
株式会社紀文食品によると、この日は正月行事の本来の意味合いや謂われを知ることで、福を招き入れる事が本来の目的になります。
お正月前の12月、2(ふ)、9(く)の語呂合わせで福の日と読み、この日に買い物や大掃除をしてお正月に備えるのが良いでしょう。ドタバタお正月準備の為に忙しくなりそうな福の日ですが、そんな日だからこそ是非飲んで欲しいお勧めのお酒をご紹介させて頂きます。
今回紹介するのは「このお酒を飲んだ全ての人に福がやって来ますように」と言う気持ちを込めて付けられた日本酒『来福』です。
来福は俳句「福や来む 笑う上戸の 門の松」に由来して名付けられた、茨城県産の日本酒になります。来福を酒造している来福酒造は享保元年に、近江の承認が筑波山麓の湧き水に注目して創業。300年以上の歴史を誇る蔵元です。
来福は地元で消費される普通酒製造のみならず、新たに開発された花酵母を使用して日本酒を酒造。花酵母とはナデシコやツルバラ、ベゴニアなどの花々から香味を醸し出す優良酵母を分離して出来た清酒酵母のことで、これを酒米と掛け合わせると今までの日本酒とは違う、気品あるきめ細かく鋭い味わいと花酵母由来の独特で豊かな香りをもたらします。
特にお勧めなのは『来福 純米吟醸 山田穂(やまだぼ)』です。
この純米吟醸の原料米は、山田穂と言い、日本酒のお米の中で最強といわれ「山田錦」の母親にあたるお米になります。その山田穂とベゴニアの花酵母を掛け合わせて出来たのがこのお酒。
口に含んでみると花酵母独特の落ち着きがあるフルーティーな香りと味わい、なめらかだけど少しピリッとする酸味がバランスよく楽しめるお酒になります。
アルコール度数は少し高めの16%ですが、そこまできつい味では無いので比較的日本酒のなかでは飲みやすい物になります。冷やで頂くのも良いですが、寒い日には人肌燗にしてほっこりしながら頂くのもいいですよ。
こんな美味しい日本酒を飲むなら、おつまみは必須ですね。
山田穂に特に合うおつまみは白身魚のお刺身です。
白身魚にも色々種類がありますが、冬が旬の魚でお勧めなのは何と言っても『寒ブリ』。甘い脂の乗りが美味しい寒ブリを大根おろしとワサビと寒ブリと合わせ、お醤油で少しさっぱりした食べ方をするのがおすすめです!
寒ブリ以外だと、ホタテの酒蒸しも山田穂にとてもよく合うおつまみになります。
いかがでしょうか?今年もあと少しなので、新年を迎える準備が一段落付いたところでのんびり暖かい部屋で『来福 純米吟醸 山田穂』を飲みながら福の日にちなんで身体の中にも福を招き入れてみるの良いですね。
身体の中に福を招き入れることで、きっと来年も良い年になる...かも?!