毎月26日はプルーンの日です。
プルーンの日は、世界第1位の生産量と販売量を誇るプルーン製品の会社、サンスウィート・インターナショナル日本支社が制定した記念日で、「2(プ)6(ル)ーン」という語呂合わせが由来です。本来9月26日としていますが、1年を通じて美味しいプルーンを食べてほしいという願いから、毎月26日になったそうです。
プルーンは日本でも育てられています。健康食品ブームで栽培が盛んになり、現在に至ります。生産量は長野県が全国一で、全体の2/3を生産しています。比較的栽培に手がかからない果樹ですが、完熟しているかどうかを見分けるのが難しいため、すべて丁寧に手で収穫を行うそうです。
プルーンの旬は7月から9月。この時期はプルーンを生で楽しむことが出来ます。ジューシーで甘酸っぱい美味しさがクセになる味わいのプルーンの新鮮さは「ブルーム」と呼ばれる、果実の表面に浮かぶ白い粉がポイント。「ブルーム」がついていることでみずみずしさを保っているので、購入する際は気をつけるといいでしょう。
また、ひとつの品種の収穫サイクルが、10日ほどと短いのがプルーンの特徴でもあり、美味しいと思う品種に当たったら、すぐになくなってしまうので、見かけたときが買い時ともいえます。
生のプルーンは馴染みがなくても、ドライプルーンなら、という方も多いと思います。日本に輸入されるドライプルーンというと、カリフォルニアプルーンが有名です。生産量では中国に次ぐ2位がカリフォルニアで、年間99万トンを生産しています。
プルーンの発祥は古く、紀元前の西アジア、コーカサス地方の丘陵地帯と、カスピ海沿岸だといわれており、そこから人々が移り住むにつれて、ヨーロッパへと広まっていきました。アメリカへと苗が運ばれたのは比較的歴史が新しく、1856年にフランスの植木職人によりもたらされたといわれています。カリフォルニアの肥沃で温暖な気候に恵まれた土地で、現在まで良質なプルーンを育み続けています。
日本では健康食品ブームで定着したこともあり、プルーンというとドライのものをそのまま食べたり、ペーストやピューレにして、朝のジュースに混ぜたり、といった形で親しまれてきました。しかし、元は果物なので、さまざまな料理に活かすことが出来ます。グラノーラに入れたり、クッキーやケーキなどのお菓子に焼き込んだりするのはもちろん、豚肉料理のソースにしても美味しくいただくことが出来ます。
豚肉をシンプルなソテーに、プルーンを使った赤ワインソースでいただくのであれば、やはり赤ワインが欲しくなります。赤ワインには、その香りを表す言葉に「熟したプルーン」などの形容があり、プルーンはおなじみの存在です。特にメルローという品種を使ったワインに使うことが多いのですが、プルーンが有名なカリフォルニアでも、メルローのワインが数多く造られています。
最先端のワイン造りが行われているカリフォルニアのワイナリーの中でも、「カリフォルニアワインの父」と呼ばれているのがロバート・モンダヴィです。
最近、モンダヴィがリリースしたワインにも、最先端のワイン造りはしっかりと反映されています。
「大切な人との、プライベートな時間に楽しむためのワイン」として生み出した「プライベートセレクション」のラインナップに「ラムバレル・エイジド」というラム酒を熟成した樽を使ってワインを熟成したワインが加わりました。メルロー主体のブレンドのワインは、凝縮した果実の風味が感じられ、ラム樽由来の黒砂糖やキャラメルのニュアンスが感じられます。
もちろん、プルーンを使った料理にもぴったり。合わせて味わえば、カリフォルニアの豊かな自然を感じることが出来ます。プルーンの日に試してみてはいかがでしょうか。