3月30日はみその日
毎月30日はみその日です。
みその日は、全国味噌工業協同組合連合会により1982年に制定されました。「三十(みそ)」という語感が由来となっているそうです。昨今、ヨーグルトや納豆といった発酵食品が注目を集めていますが、味噌も日本で古くから作られている発酵食品です。
「医者いらず」とも称される味噌は、主原料である大豆が良質のたんぱく質や様々な栄養素を多く含んでいるため、コレステロールの抑制、老化予防、整腸作用、消化促進等の効能があると言われています。
そのままでも食べることができますし、みそ汁や、漬物、焼き物等にも用いられる日本料理の代表的調味料。最近は海外のシェフたちも使いはじめ、注目されてきています。
味噌は何からできている?
日本全国各地には様々な種類の味噌があります。
味噌の原料として、全国的に米が使われていますが、中部地方では豆、四国の一部や九州には麦を使う地方もあります。
例えば、中京地方の「豆味噌」は、豆麹を使って発酵させるので大豆のみで造られている味噌と言えます。大豆はたんぱく質が豊富なので発酵させて分解すると、旨味のもとになる「アミノ酸」となります。しかしでんぷんはほとんど含まれておらず、でんぷんは発酵により分解されると「糖」になるので、豆味噌は旨味は豊かで、甘味は少なめという傾向があります。
京都の西京味噌は米麹・大豆・塩からなる米味噌で、麹歩合が高いことが特徴です。麦味噌は麦麹を使って大豆を発酵させており、他の味噌に比べ麦の香ばしい甘さのある香りがします。
では、味噌のタイプ別にペアリングしたいお酒を紹介していきましょう!
赤味噌のお料理に合わせたいお酒
赤味噌を使ったお料理に合わせたいのは、金虎酒造の「KCT2020」です。
このお酒、名古屋の方にはお馴染みのナカモ株式会社が手掛ける「つけてみそ かけてみそ」に合わせるために作られたのだとか。「つけてみそ かけてみそ」は、じっくり寝かせたコクのある赤だしをベースに、上品な甘さに仕上げた味噌ダレ。マヨネーズと同じような容器に入っており、お料理にひとかけすれば、あっと言う間に味噌カツや味噌田楽など名古屋の味が楽しめる逸品なんです。
この濃厚な味噌の味わいに負けないよう、お酒の味もしっかり系です。
麹米には愛知県産酒造好適米の若水を使用。麹歩を通常の2倍にすることで、コク豊かな味噌に負けない味わいが引き出されています。
白味噌を使ったお料理に合わせたいお酒
白味噌を用いたお料理の代表格の1つに「西京焼」があります。
「西京焼」とは、京都の伝統料理です。
京都産の西京味噌をメインにした味噌床に、旬の魚や肉の切り身などを漬け込んで作られます。漬けこむことで素材に味噌の味わいが入り、魚の良質な脂とまろやかな旨味がたまらないですよね。
海外の日本食店でもメジャーなお料理となっており、ワインと一緒に楽しまれています。
そんな西京焼きに合わせたいのは、白ワイン「トーマス・バルテン リースリング」です。
西京焼きには白味噌由来のほんのりとした甘みがあるので、同じく上品な甘み、程よい酸と果実味があるリースリングは好相性です。
トーマス・バルテンはドイツ・モーゼルの造り手で、辛口の白ワインには強すぎる酸はいらないと考えのもとこのワインが生み出されました。
ハチミツのようなニュアンスの香りがあり、ボディは中程度。上品でまろやかな酸味と果実味、ほのかにハーブのようなアロマが調和するバランスのとれたワインは、西京焼きのまろやかな味わいによくマッチします。
このワイン、リースリングワインの中では比較的リーズナブルなのもうれしいポイントです。
麦みそに合わせたいお酒
麦味噌を用いた宮崎県の郷土料理「冷や汁」に合わせたいのは、麦焼酎。
宮崎県都城にある柳田酒造の「青鹿家」です。
この焼酎は、原料をもろみにしたものを高温で熱し、発酵させて気化した蒸気を再度冷やして液体にする伝統的な蒸留手法「常圧蒸留」で作られているので、香りや風味がとても豊か。「洋酒にも負けない香味がある」と称賛されるほど力強い味わいがあります。
水割りで飲めば、冷や汁と相性抜群!
麦みそやごまの香ばしさに焼いた魚やだし汁のうまみが加わった奥行きのある冷や汁の味わいに、麦を焦がしたような風味が絶妙にマッチします。
毎年4月と10月に発売されるそうなので、是非チェックしてみてください。
みその日、様々なお味噌を使ったお料理に合わせて味わったことのないお酒を試してみてはいかがでしょうか。