「ベートーヴェンの忌日」は音楽に耳を傾けながらお酒を楽しもう

「ベートーヴェンの忌日」は音楽に耳を傾けながらお酒を楽しもう

3月26日はベートーヴェンの忌日です。

1827年3月26日、ドイツの作曲家のベートーヴェンがウィーンの自宅でなくなりました。ベートーヴェンは生前たくさんの交響曲を生み出し、後世の音楽家たちに多大な影響を与えたことから「楽聖」と称されました。

ベートーヴェンは亡くなる3日前に甥のカールを唯一の相続人にするよう遺言書に記載し、「諸君、拍手したまえ。喜劇は終わったのだ」と有名な言葉を残しました。

ベートーヴェンの雑学

ベートーヴェン

偉大な音楽家であるベートーヴェンですが、かなり個性的な性格であったと言われています。そんなベートヴェンの雑学を紹介します。お酒のアテにしてくださいね。

ベートーヴェンは不潔なくせに潔癖症だった!?

不潔と潔癖症と相反する言葉が並んでいますが、実際に両方を兼ねそろえた人物でした。

ベートーヴェンの肖像画を見たことある人なら顔を思い浮かべることができるかと思いますが、あの通り髪の毛はボサボサで服も無頓着であったために見た目がかなり汚く、浮浪者と勘違いされて警察に逮捕されたというエピソードがあるほど不潔でした。住んでいる部屋もゴミが散乱しており、足の踏み場がないほどだったそうですが、ただ手を洗うことだけは異常なほどに丁寧にやっていたそうです。クセというよりは病的なほどに手を洗っていたので、そこに関しては潔癖症であったと言われています。

ベートーヴェンは癇癪もちだった!?

ベートーヴェンは強い癇癪(かんしゃく)もちだったらしく、一度怒ると手に負えないほどだったと言われています。

しかもかなり神経質でもあったので、ベートヴェンの弟子たちがレッスン中に間違えてしまうと楽譜を破いたり、肩に噛み付いたりとしていたそうです。そのため多くの生徒が辞めていき、残ったのは彼のキツいレッスンに耐えられる人のみだったそうです。

そんな彼でも人気があってたくさんの人から愛されていたようで、葬儀の日はたくさんのウィーン市民が集まり死を悼んでいました。また学校も休校になるほどだったそうです。

ベートーヴェンのお酒

実はベートーヴェンとワインというのが非常につながりがあり、彼のお母さんの生まれ育った家がワイナリーを営んでいたり、晩年住んでいた家がワイナリーの敷地内にあったりとワインと密接な関係にあります。そんなベートーヴェンとゆかりのあるワインを紹介します。

グリュナー・フェルトリナー第九ラベル|マイナー・アム・ヴァールプラッツ

ウィーンにあるワイナリーが作ったワインです。かのベートーヴェンが第9の作曲をしていた時に住んでいた家を敷地内に有しています。彼の音楽に負けないよう品質向上に努めており、これまで数々の賞を取ってくるほど高い評価を得ています。
ハーブやスパイス、繊細な果実香が含まれており、力強い味わいです。寿司や魚介と合わせて欲しいワインです。

ケーヴェリッヒ・リースリング|G.ケーヴェリッヒ

このワインを作っているケーヴェリッヒ醸造所はベートーヴェンの母親(ルードヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン)が生まれ育った家です。ベートーヴェンもこのワインを幼少の頃から愛飲しており晩年の頃、このワインを飲みながら第九を作曲したと言われています。
フルーティーな香りとシャープでキレのある酸味のある白ワインです。和食との相性が抜群です。

まとめ

ワイン

お酒を飲むときにいいアテがあると美味しく飲めますが、同じようにいい音楽をかけると雰囲気も良くなってお酒を楽しく味わえますよね。今夜はベートーヴェンの作曲した音楽を聴きながらワインを嗜んでみてはどうでしょうか。

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