岐阜県で見られるショーである、鵜飼いを実際に見た事はありますか?
あの飼いならされたお利口な鵜たちが鮎を捕まえる漁法のです。
実際に見てみると本当に迫力もありながらも、伝統を感じる事が出来ます。
今日は5月11日。
今回は鵜飼いにちなんだ小話と、この日にちなんだお酒を紹介していきたいと思います。
今日は何の日?
5月11日は鵜飼い開きの日です。
岐阜県長良川の鵜飼いは5月11日から10月15日まで行われ、この日が初日にあたります。
鵜飼いとは、松明の火で鮎をおびき寄せて、飼い慣らした鵜を使って鮎を捕る伝統的な漁法で、その歴史はとても古く『日本書紀』や『古事記』にも鵜飼いについての記載があります。
鵜飼い漁で獲れる魚には殆ど傷がつかずに綺麗に獲れ、鵜の食道で一瞬にして気絶させるのでに新鮮なままの鮮度を保つことが出来るのです。
そのため、鵜飼い鮎は皇居への献上品としてとても珍重されてきたのです。
長良川鵜飼いは、日本で唯一皇室御用の鵜飼いであり、長良川の鵜匠は正式名称を「宮内庁式部職鵜匠」といい、国家公務員である宮内庁の職員になります。
宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼いは御料鵜飼と呼ばれ、獲れた鮎は皇居献上されるだけではなく、明治神宮や伊勢神宮へも奉納されるのです。
観光業のショーとしても行われる鵜飼いですが、本当に歴史は古く伝統的な行事になります。
鵜飼いで捕れた鮎は皇居へ献上されるのも、鵜氏は国家公務員なのも意外でしたね。
この様な情報を知ってから、鵜飼いを実際に見てみるとより歴史を感じながら楽しめるので面白いですよ!!
この日にちなんだお酒
鵜飼いといったらやっぱり鮎になりますね。
淡白な味で辛口の日本酒が合い、とても美味しく飲めます。
今回紹介するお酒は、辛口で鮎を頂くのにピッタリの日本酒です。
その名も、石川酒造 多満自慢 純米無濾過
多満自慢は辛さと酸味が綺麗にバランスがとれていますが、しっかりとお酒の個性を感じ取ることが出来る日本酒になります。
辛さの中に酸味と甘みが口の中にふわっと広がるのが特徴的で、冷や、ぬる燗どちらでも美味しく飲みやすいです。
甘さが引いた後の口の中に残る余韻はとても格別なものなので、是非試しに飲んでみてもらいたい日本酒になります。
琥珀色の綺麗な色をしており、さっぱりというよりどちらかというとまったりとした喉越しなので、the・辛口が好きな人にとっては物足りない印象を受けるでしょう。
ただ、コスパは相当いいので友達との宅飲みはもちろん、一人でまったり飲むお酒にもピッタリ!!
チビチビ飲んでみるとその美味しさがよく分かります。
いかがでしょうか?
鵜飼い開きの日には、鮎にとても合う日本酒をチビチビ飲んでみませんか?
淡白な鮎の味が日本酒の味を更に引き立ててくれますよ。
コロナの中、外に飲みに行けない時だからこそ試してみる価値はあります!!